第91話 ラーカウィンディー準男爵家
エリンとファーとアリスが男達を次々と弾き飛ばして男達の数が減っていき、レイが怒鳴った男に近付いていく
「嘘だ… おい!! こいつを近付けるな!!」
男がレイを見て怒鳴り2人の男がレイに向かって剣を振り、レイが2人共弾き飛ばして男達が弾き飛ばされて転がっている。レイは一気に男に近付き剣を振り抜き、男の腕に当たり砕ける音と共に弾き飛ばされて地面に転がり、悲鳴をあげている。ホルスウィナーと騎士達の顔が引き攣っている
(強い… レイだけでなく全員が強い… 強すぎるだろう? それも1人も殺さずに… この賊の処分はどうするつもりだろうか? )
ミッドランド公爵家の騎士と警備担当達が賊を拘束して宿屋の前に並べていると、宿屋の裏側からも賊を運んできている。 多くの足音がすると騎士達が賊を見て立ち止まっている
「この賊は何者かな?」
レイが騎士隊長に聞く
「そいつは… 商業ギルドマスターですが… 何故?」
騎士隊長が引き攣る顔でレイを見ている
「商業ギルドもマーブリル子爵家に乗っ取られていたのか… 残念だな… 襲ってきたのだから勿論盗賊として処分してくれるよね? 」
レイが笑顔で騎士隊長を見ている
「準男爵様に相談しますが… 我々では判断はつきません… 」
「さっき聞き出したけど、準男爵家の御令嬢をマーブリル子爵家の分家に嫁がせて、この準男爵家の乗っ取り計画やら色々話していたよ… 騎士さん」
レイが笑顔で言うと、ホルスウィナーが騎士に調書を見せるように伝えて、騎士隊長が読んで震えている
(このままではただの隷属だ… この男も狙われるのを覚悟の上か? マーブリル子爵家はミッドランド公爵家と仲が良いのでは無いのか? 敵対するならミッドランド公爵家についた方が良いのでは無いか? 準男爵様に進言しなくては…)
準男爵家の騎士達が宿屋の周囲の警戒をして、夜が明けて準男爵がやってきて、ホルスウィナーと話し合いをして、重臣や商業ギルドマスター達を盗賊として処分する準備を始めている。レイ達は宿屋でゆっくり寛いですごし、2日後レイ達はホルスウィナーと共に準男爵家の屋敷に向かい、その後盗賊の持ち物の引き渡しをしている
「は? 屋敷… 」
レイが嫌そうな顔をしている
「屋敷は2つ、商業ギルドマスターと重臣の屋敷になるが、 ホルスウィナー殿と話し合いによりレイ殿がルセイド伯爵家に戻ってから引き渡す。 奴隷達に関しては直ぐに引き渡し屋敷の管理をさせてほしい… まさかここまで金品を持っていたとは…」
準男爵が説明している
「その額なら調度良いです… 準男爵様に貸します。マーブリル子爵家に返済をしましょう」
レイが笑顔で説明して、ホルスウィナーも同意している
「しかし、マーブリル子爵家はミッドランド公爵家と仲が良かったと思っていたが… 」
「マーブリル子爵家が裏切り、政敵につきました。 ミッドランド公爵家はマーブリル子爵家に対して支援の打ち切りをしています。 マーブリル子爵家につくかミッドランド公爵家につくか、宣言も必要です」
ホルスウィナーか説明をして、準男爵が驚いている
「何故… 愚かな… この地方でミッドランド公爵家に敵対して領地は大丈夫なのか? それで強行的に色々言ってきていたのか… これで納得も出来るが… 今後ミッドランド公爵家の王都に向かう場合どうするのですか?」
「ルセイド伯爵家を通りますので、この領地にも寄ると思います」
「本当ですか!! それは嬉しいと思います。改めてミッドランド公爵家に忠誠を誓います」
準男爵が笑顔で言う
(公爵家が通るなら、行商人等も多くなる… レイ様に借金出来るならミッドランド公爵家が後ろ盾のような物だろうに… マーブリル子爵近隣領主にも伝えてどう処分するか? 領地の再建も必要だが… 借金が無ければいくらでも対応は出来そうな…)
レイ達は商会の建物や商会奴隷の契約更新をして、レイン達が商会の資産の確認をしている。 騎士隊長達が盗賊達の女性奴隷を連れてくると、レイが契約更新をしてもらい、奴隷商人と話し合いをしている
「買い取りは難しいですが、娼館に預けるのは出来ます」
「紹介をお願いします… 」
「それでは全員預かりますか?」
「少し話し合ってから決めます… 後で奴隷商に連れていけば良いですか?」
「先に娼館と話し合い、後程迎えに参ります」
奴隷商人が帰っていき、レイは女奴隷達の希望を聞いて2人以外は娼館に送ることにする
「あの… 御主人様… 本当に我が儘を聞いてもらい感謝します… 」
女性が2人涙目でレイを見ている
「2人は解放されたいかな?」
「解放されても期間奴隷しか生きていけません… 御主人様の役にたちたいと思います… 自信は無いですけど… 」
女性達が涙目でレイを見ている
「それでは密偵をしてみるか? 町中の噂等を調べる役目だけど… 少し鍛えてからかな… 」
レイが笑みを浮かべている
「密偵… 役に立たないと思いますけど… 御主人様の命令ならします」
女性達が自信無さそうに言う
「酒場や市場で働きながら噂を聞いて報告するだけだから… その前に色々教え込むから… しばらくはこの店で奴隷達が変な事をしないか調べておいてね」
レイが笑顔で女性達を見ている
レイ達は女性奴隷を娼館に送り込み、商会の運営について準備をして、ルセイドの町から警備担当と運営に必要な人材が到着するのを待っている。 ホルスウィナーは、マーブリル子爵家の使いが到着して借金の件の話し合いを終わらせてから、町を出発する日になり、町を出発して街道を進む
2日後の日が暮れ始め野営する準備をしている
「御主人様、魔物の気配です」
エリンが剣を抜いてレイを見ている
「無理は必要無いけど… 襲ってくるなら撃退するよ」
レイが笑顔で言うと、全員直ぐに戦う準備をしている。 ミッドランド公爵家の騎士は驚いた様にレイ達を見ている
(戦闘準備? それも全員直ぐに戦闘準備が終わっている? 何に対して戦闘準備か…)




