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異世界転移のんびり自由に生きます  作者: 桂崇
第5章 ルセイドの宿屋とホルスウィナー

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第86話 宿屋を引き取り 後編

3日後、レイ達は宿屋に向かい、部屋を見て回って裏の屋敷も見て回っている

「御主人様、奴隷達どうするのですか?」

レインが座っている奴隷達を見ている

「え? 忘れていたよ… 娼館にまだ行きたいなら後で奴隷商に連れて行かないと… 」

「その様に準備をさせますが、子供達はどうしますか?」

「そうだな… 畑か村に送ろうか? フゲル、パムラどう思う?」

レイが執事と侍女を見て聞く

「17才から5才ですから、ここで教育は難しいです。 2人ぐらいなら育てますが…」

パムラが考えながらレイを見ている

「2人なら育てるのか… それなら畑の子供から素質がある者を連れてくるか… 」

レイが考え込んでいると、子供達がうつ向いている

「御主人様、奴隷が余っているので仕方無いですが… この子達に畑仕事は無理でしょう… 売った方が幸せを掴めるかもしれません… 御主人様の奴隷の方が幸せでしょうけど… 」

パムラが考え込んでいる

「御主人様、宿屋奴隷の方はどうなさいますか?」

フゲルがレイを見ている

「あ! 完全に忘れていた… 何処にいる?」

レイがフゲルを見て言うと、フゲルが案内して部屋に向かう


レイはどんな仕事をしていたか、それぞれに聞いている

「期間奴隷達はそのまま働かせれば良いかな? あとの奴隷は… 使い物になるのかな? 」

レイが奴隷達を見てからフゲルを見ている

「料理人は使い物になりません… 若い者は一から教え込み何とか使えます… 4人は残しても良いと思います」

フゲルが説明している

「仕方無いか… 売れなければ農奴かな?」

「それで構いません」

フゲルが頭を下げている

「ふざけるな!! 料理人として30年やってきたのに使い物にならないだと!!」

男が立ち上がり怒鳴ると、フゲルが慌てて止めようとしている

「それではスープを作って美味しかったら考えてあげる」

レイが笑顔で男を見ている

「約束だぞ!!」

男が笑顔でレイを見ている。フゲルが苦笑いしている

(御主人様に食べさせたく無いが… もう少しで宿屋の料理も準備が終わりますし… 食べ比べたらどうなるか… )


男が屋敷の厨房でスープを作っている間にレイ達は宿屋の食堂に向かい、席に座って待っている

「御主人様、コース料理の味見をお願いします」

侍女が笑顔で言うと、一品目を持ってくる

「こちらは野菜と塩漬けの魚になります」

侍女がそれぞれ人の前に置いていくと、レイも食べている

「次はスープになります」

侍女が微笑みながら細かい野菜のスープを持ってきて置いていく

「次は、パンもしくはパスタになります。 試食ですので本日は両方出させてもらいます」

侍女が説明して、ガリクパスタとトーストが添えられた皿をそれぞれ置いていく

「メインになります」

侍女がステーキ肉と茹でた根野菜の皿をそれぞれ置いていく

「最後はデザートです」

侍女がフレンチトーストのジャム添えを置いていく


「御主人様、良い料理でした」

レインが微笑みながら感想を言っている

「いつも通り美味しかっです」

エリンが笑顔で侍女を見ている

「美味しかったです」

アリスとルカが笑顔で言うと、ファーも微笑んでいる

「デザートを考えないと… パンとパスタが有るとフレンチトーストはあまり良くないか… 砂糖が無いからな… 蜂蜜… 手軽に食べれる物か、氷魔法も必要かな?」

レイが笑みを浮かべていると、厨房に向かい、レインが追いかけている

「あ! 御主人様がやる気になった」

エリンが笑っている


レイが料理人に指示してバターと小麦粉を混ぜてから塩と水を足してこねて貰っている。 息子にミルクをかき混ぜてもらい、途中蜂蜜を入れて泡立てて卵黄を最後に入れてかき混ぜている

「侍女さんは卵の卵白を泡立てて下さい… 難しいか… 何かないかな?」

レイが料理器具を見て回って、見つけたものを持ってくる

「侍女さんこれでかき混ぜてください… レイン氷魔法で氷を出して冷やしながらお願い」

レイが金属の棒が無数に付いたものを持ってくると、侍女が不思議そうに思いながらも指示された通りかき混ぜて泡立てている


「御主人様、料理人がスープを持ってきました」

フゲルがレイの元に来て言う

「残す奴隷4人に味見させてね… スープ食べ比べかな?」

レイがスープの鍋を見て言うと、パムラが笑って皿にスープを入れて持っていく


4人の奴隷が料理人のスープを飲んでから、宿屋のスープを飲んでいる

「どっちが美味しかったですか?」

レインが微笑みながら見て言うと、奴隷が同じ皿を指差している

「は? 何故だ!!」

男が大声をあげる

「飲んでから文句を言ってください」

フゲルがスープを差し出して、男が一口に運び崩れ落ちている

「理解出来ましたか?」

「嘘だ… まさか、あの宿屋の料理人か!!」

「いえ、御主人様の料理人です。 外で待っていてください」

フゲルが微笑みながら言うと、その場で涙を流している


パイ生地で作ったものの上に2種類のクリームを乗せて運んでもらいみんなで試食している

「はぁ… 失敗した」

レイが苦笑いしている

「何が失敗なのですか?」

レインが驚いてレイを見ている

「クリームは良いけど… パイ生地は失敗した… パンケーキの方が良かったかも… ジャム添えて…」

レイが説明している

「そっちの方が美味しそう」

エリンが思い浮かべている

「砂糖ほしいな… 」

「砂糖ですか… 高級過ぎます」

レインが苦笑いしていると、フゲル達も食べている

(この美味しさで失敗ですか? このクリームだけでも良いぐらいなのですが… 御主人様何処まで美味しい物を求めるのでしょうか? このクリームもレシピ登録が必要と思います… )


「御主人様、このクリームで更に美味しいデザートを作れる様に研究します」

料理人が出て来て頭を下げている

「頑張って作ってね」

レイが笑顔で料理人を見ている。外から料理人が涙目で見ている

「御主人様、処分する奴隷達と娼婦にする奴隷を連れて、奴隷商に向かいますか?」

レインが微笑みながらレイを見ている

「そうだな… 子供達は後で畑に連れて行くか… 子供達にもスープの作り方を教えておいてね… 野営でも作れる料理を作れれば、畑も食生活が豊かになるからね」

レイが笑顔で言うと、パムラが笑っている

(御主人様、見捨てる様に言いながら、料理を教えてあの子達が料理を上手く作れれば、宿屋で雇う事も出来ます。 一番下の待遇から上がれるならばきっと一生懸命頑張ります。 その為に畑送りですか? 最上級は御主人様の本邸ですけど… )

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