第48話 料理人レイ? 後編
ベレムルの案内で雑貨屋に向かい、レイが説明しながら絵を書いている
「この程度なら数日で完成するでしょう… 」
雑貨屋が笑顔で言う
「大きさ決まったらベレムルさんにサイズの合う鍋を作ってもらうのでベレムルさんに伝えてください」
レイが絵を書いてベレムルと雑貨屋に見せている
「これ専用か… 作るが… 容赦無いな… 」
ベレムルが嫌そうに言うと、雑貨屋が笑っている
レイ達は市場を見て回ながら宿屋に戻り、厨房を覗き、エリンがソースの追加を作っている
「エリン、料理人みたいだね」
レイが笑顔で見ている
「結構疲れますけど、楽しいです」
エリンが笑顔で言う
「コロッケもグリズリー肉を少し使うかな… 」
レイが笑顔で言うと、レインとアリスが肉をみじん切りにしてから炒めてもらい、芋に混ぜてこねている。仕込みが終わるとレイ達は部屋に戻っていく
「お母さん! このソース登録が必要です」
娘が奥さんを見て言う
「明日も商業ギルドに行かないとね… 連続で登録なんて文句が言われそうですが… グリズリーのステーキもこんなやり方を簡単にやるなんて… 籠も簡単に作って何をするのでしょうか?」
奥さんが苦笑いしている
「そうですけど… レイさんは何処かの領地の料理人なのでしょうか? 絶対におかしいです」
娘が奥さんを見て言う
「そうですね… 有名になったら… この店で作りきれないですね… どうしましょう」
奥さんが考えている
「え! 1日中作って… 屋台しても良い様な…」
娘が苦笑いしている
「レイさん誰かに教えて作らせても良いのにね」
奥さんが言う
「そうして欲しいかも… 混むと大変な事になりそうです」
娘が嫌な予感を感じている
日が暮れレイ達が食堂に行き席に座る
「あれ?騎士が多い」
レイが周囲を見ている
「レイさん!! どうなっているのですか!! イキナリ騎士が食べたいと来店して… 席が…」
娘がレイの所に来て言うと、騎士がレイを見て歩いてくる
「昼食ありがとうございます。 みんなで食べに来ました… 」
騎士が笑顔でレイに説明している
「冒険者が追い出されそうです」
レイが笑顔で別のテーブルの冒険者達を見ている
「交代で来るようにした方が良さそうですね… 料理長が商業ギルドに問い合わせしたとか… あの人達が料理人です」
騎士が笑顔で別のテーブルの人達を見ている。娘が驚いた様に見ている
(本職の料理人まで… どうするのですか?)
娘が厨房に入り、料理を運んでくると、最後に大きなステーキを次々と運んでくる
「柔らかい… ソースも美味しい」
アリスが次々と口に運んでいる。ファーも美味しそうに食べている
「最高ーー 御主人様ソース正解です」
エリンが満面の笑顔で言うと、別のテーブルの人達が注文をしている
「こっちはグリズリー肉入り… 美味しい」
レインが笑顔で食べている
「肉の味変にこの塩も使おうかな」
レイが瓶に入れた塩を肉に掛けて食べていると、エリンとレインも真似て食べている
「ソースと違い、肉の味の邪魔を… 香草の香りで臭みを抑えられています」
レインが笑顔で言う
「色々試そうか? 数種類作ろうかな…」
レイが笑顔で言うと、別のテーブルの男達がレイの方に来ている
「レイさん、その肉少し食べさせてもらえませんか? 騎士の厨房を守る者として… 」
男が頭を下げている
「今度手に入り難い物が有れば、手伝ってくれるなら、一切れずつあげようかな… 」
レイがエリン達を見ている
「全部食べたいです」
アリスが嫌そうに言うと、エリンとファーが笑っている
「そこを何とか… お願いします」
男達が頭を下げていると、奥さんが次の肉を持ってくる
「どうしたんだい?」
奥さんが男達を見ている
「え! 大きなステーキ… 」
男達が驚いた様に見ている
「今日の仕込みはこれが最後だよ」
奥さんが笑顔でテーブルに置くと、男達が物欲しそうに見ている
「こっちの少し冷めた方一切れずつ食べてください」
レイが笑顔で言うと、男達が皿を持って席に戻り食べて驚いた様に相談をしている
(柔らかい… この掛けてある物も…うまい… どうやって作っているんだ? 再現出来るか… 料理長に報告しないと… あのコロッケもフライも凄く美味しい… この店こんなに美味しい料理を作れるなんて… 負けていられない… 勝てるのか? そもそもこんな料理知らないぞ…)
レイ達が残さず食べ終わり、部屋に戻っていく
「御主人様、明日は迷宮ですか?」
レインが笑顔で聞く
「香草採取に行きたくなったかな… あの塩を完成させたくなった」
レイが笑顔で言う
「はい、御主人様、料理人の真似事をする御主人様も素敵です」
レインが笑顔で言う
「しかし、騎士達があんなに多く店に来るなんて」
「そうですね… 嫌がらせされそうですね」
レインが考えながら説明している
「そうか… ロワイダルさんに頼んで伯爵様に後ろ盾頼もうかな… 油物ばかりだと… 次はパンを作るかな? スープも… 」
レイが笑顔で考えている
「安い肉でも高級料理に昇華しそうです」
レインが笑顔で言うと、エリン達も頷いている
翌朝、宿屋の主人に延長を頼んでから朝食後に薬草採取に向かう




