第45話 コロッケ
宿屋に帰りながら、食材を買おうと何軒か店に入っている
「この芋は? 安いです」
レインが芋を見ている
「その芋はこの辺で沢山採れるのよ… 美味しいだけどね… 味付けが同じになっているのよ」
奥さんが説明している
これならコロッケ… あれとこれと… 野菜コロッケで良いかな? コロッケサンドも… ソース何か無いかな… 調味料も欲しいな
「この芋とあれとあれを買います」
レイが笑顔で説明している
「それなら良いけど… 手伝うよ」
奥さんが笑顔で言う
宿屋に帰ってくると、奥さんは仕込み始めている
「お母さんこの人の手伝いで良いの?」
女性が入ってきて言う
「しっかり作り方学びなさい」
奥さんが笑顔で言うと、お湯を沸かして芋と野菜を茹でてもらう
「この後どうするのですか?」
娘がレイを見ている
「容器に入れて芋は練ります… そっちは小さめに切ってください」
レイが説明して、娘が指示通り作業をしている
「少し辛味の調味料が有れば入れたいですが… 今回はこのまま形にして揚げます… 肉を入れても美味しいです」
レイが笑顔で楕円に丸めるように言っている
揚げ終わると、娘と奥さんが試食している
「これは売れるね… 大量に作れるし… 」
奥さんが笑顔で言う
「美味しいけど… 沢山食べると飽きそう」
娘が食べながら言う
「本当は香辛料を少し入れて、味にアクセント付けたいだけどね… 調味料が解らないから」
レイが説明している
「レイさん、これも商業ギルドに登録しておきますね」
奥さんが笑顔で説明していると、娘が驚いている
「お願いします」
レイが笑顔で言うと、レインと奥さんが相談をしている。娘が驚いた様に見ている
(こんなに早くレシピ登録… 凄いですが…レイさんは何者ですか? )
レイ達は部屋に戻る
「御主人様、何していたのですか?」
エリンがレイを見て言う
「コロッケ作っていたよ…」
レイが笑顔で説明している
「コロッケ? 美味しいの?」
アリスが目を輝かせている
「美味しかったです。 晩御飯に出てきますよ」
レインが笑顔で説明している
「御主人様、料理に詳しいです… 」
エリンが驚いた様にしている
日が暮れて食堂に行き座ると、料理が運ばれてくる
「このフライがコロッケですか?」
エリンがフライを見ている
「肉のフライとコロッケと唐揚げです。 食べてください」
娘が笑顔で言うと、レイ達が食べ始めている。 他のテーブルの男達もレイ達を見て同じ物を頼んで、追加で更に注文をしている
宿屋の主人がレイの所に来る
「レイ、厨房が忙しすぎる! このコロッケも沢山売れそうだ!娘も商店の店員として働かせていたが… 今日は手伝いに来てもらい正解だな… 」
主人が何度も厨房を出入りしているのを見ている
「そうなの?」
「昨日もフライと唐揚げ沢山作って妻が疲れたと言っていたし… 」
主人が説明している
「もう少し宣伝も必要かな… 今度宣伝もするか…」
レイが笑顔で見ている
「香草取ってきてくれないか?」
「明日、薬草採取するから、多めに採ってくるよ… それよりも何か調味料にするか… 香草を乾燥させて… 塩などに混ぜて… 味変の何か…」
レイが笑みを浮かべている
「新しいレシピか? 歓迎はするが… 」
主人がレイを見ている
翌日レイ達は町を出て、前回と別の方向の森に入り、香草と薬草を摘みながら森の奥に向かっている
「御主人様、川です」
エリンが川を見付けて周囲を見ている
「魚取りますか?」
アリスが川を見ている
「何も用意してないから簡単には取れないよ」
レイが川を見て言うと、アリスががっかりした様にしている
「休憩しますか?」
レインが周囲を見て言う
「交代で警戒してね… 香草を水で洗って少し干して乾燥ようか? 塩と混ぜて簡単な調味料にしたいからね」
レイが説明して、レインが集めてある香草を川で洗い、布の上に並べている。 レイは周囲の木を見て鑑定している
川沿いの木の葉を摘んで川で洗って干している。アリスとファーが川に入り魚を探している
「それも香草ですか?」
「少しピリってするよ… 毒は無さそうだからアクセントになるかな?」
レイが説明して、レインが葉を嗅いでから少し食べている
「辛味が有ります… これだけだと解らないですが…」
レインが考えながら言うと、アリス達も食べている
「次は… どれにしようかな…」
レイが周囲を見て鑑定している
「御主人様、魔物です」
エリンが剣を構えている。森からグリズリーが出てくると、エリンを見て突進してくる。エリンはかわしながら剣を振り抜き、グリズリーが地面に転がるように倒れている
「デカいな…」
レイがグリズリーを見ている
「この大きさならかなり肉が取れますけど…血抜きも出来ません」
エリンが苦笑いしている
「仕方無いね… どうしよう」
レイが困惑していると、ファーとアリスが川から上がってくる
「数人で担げば何とか持って帰れますけど重たそうです。 すぐに準備をします」
ファーが笑顔で言うと、木とロープでグリズリーを固定し始めている
レイとエリンとレインとファーでグリズリーを担ぎ、アリスが周囲を警戒しながら町に向かって歩き始めて、門の近くまでくる
「今日はグリズリーか? 」
門番が苦笑いしている
「襲われたので持って帰ってきました」
「荷車で運んでやろう… 担いで町に入られると後々面倒になるからな…」
門番が兵士に相談に行くと、荷車を出して来てレイ達が荷車にグリズリーを下ろしている
荷車で革屋に到着すると店主にグリズリーを渡して、主人が笑いながら解体後宿屋に肉を届けてくれると、約束している
薬屋で薬草を買取ってもらってから、市場で塩を買ってから宿屋に帰り、部屋に戻るとレインは布の上に香草を並べて置いている




