第44話 ベレムル
森の中歩きながら、エリンがモンスターを次々と倒して進み、迷宮出口に向かって歩いていく。 途中交代で休憩を取って迷宮を出る
「明るくなってます」
レインが太陽を見ながら言う
「薬屋に寄ってから宿屋に向かおうか」
レイが笑顔で言うと、薬屋の方に歩いていき薬屋に入り、奥の部屋に案内される
「昼間に来るなんて珍しいな」
主人が笑顔でレイを見ている
「迷宮のドロップアイテムなのですが、買い取れる物を買って欲しいです」
レイが笑顔で言うと、レインが袋から出して並べている
「樹液… 森林エリアまで進んだか… 豆と樹液だな…後は武器の修理に使うように」
主人が言うと、レインが袋に入れている
「鍛冶屋紹介して貰えませんか? 腕の良い人が居れば」
「このぐらいの腕なら認めてくれるだろう… 案内するがその前にちょっと待っていろ」
主人が部屋を出て店員を呼んでくると、数を数えてから硬貨をテーブルに置いている。 レイが袋に入れて主人の案内で鍛冶屋に入ると、男が出て来て主人と話してからレイ達を値踏みするように見ている
「まだまだ若いな… 何をして欲しい」
「剣の手入れとドロップアイテムの買取りを」
レイが剣をカウンターに置き、レインが袋からアイテムを出して並べている。 男がアイテムを見てから剣を見ている
「銀貨3枚て良いぞ… この牙と爪とキラーアントの牙とネズミの牙か… タイガーを倒したのか? 見た目によらず中々の実力だな」
男がレイを見ている
「エリン達も剣を」
レイが言うと、エリン達も剣を出して見せている
「この2本… これもか? これはそんなに痛んでないな… 合わせて銀貨10枚だ! アイテムは勿体無いから別のアイテムで手入れしてやろう… 買取り価格は銀貨30枚だから、ほれ」
男がカウンターに銀貨を置いている
「こんなに?」
「タイガーの牙と爪はミスリル製の剣の修理にも使えるからな… 高級だぞ! それも知らないのか? おい! こいつ大丈夫なのか?」
男が薬屋の主人を見ている
「実力と知識が合ってないだろ? ニヴェルワイパーを2匹討伐するぐらい強いぞ! それなのに価値観が違うぞ… 女性達も奴隷と言っているぐらいだからな!」
「は? この冒険者達は奴隷なのか!! それでこんな良い剣を持たせているのか? 何を考えている? 高い剣だっただろ!!」
「そんなに高くないです。 アイテムを沢山買い取ってもらい、強化してもらいました」
レイが説明していると、男は少し呆れ気味にレイを見ている
「まぁ良いが… 明日の日暮れまでに直しておく… 鍛冶師ベレムルだ!」
「レイです。よろしくお願いします」
レイが硬貨を受け取って店を出て行く
「やっぱり紹介して正解だったな」
薬屋の主人が呟く
「見た目に騙されていたら、怒鳴り散らしていたな… この爪と牙どうするか…」
ベレムルが牙と爪を見ている
レイ達は市場で食料を少し買ってから、古道具屋に入り武器や防具を見ている。レイは古びた2本の剣をカウンターに持っていく
「ん? 銀貨4枚だ」
主人が興味なさそうに言うと、レイが硬貨を出して渡して、店を出る
「そんな剣… すぐに壊れます」
ファーか剣を見て言う
「今度鍛冶屋で手入れしてもらうよ… 予備の剣も必要かも知れないし…」
レイが笑顔で言う
「ファーいつもの事です。 御主人様が選んだなら、きっと価値が有るのだと思います」
レインが微笑んでいると、宿屋に入る
「レイか… 何泊か?」
宿屋の主人が笑顔でレイを見ている
「2泊で」
レイが硬貨を出して言う
「鍵だ! 同じ部屋にしておくぞ… 商業ギルドにレシピ登録が出来たぞ! 後で少し相談もしたい」
主人が鍵をレイに手渡している
レイ達が部屋に入る
「御主人様、着替えて下さい、洗濯に行ってきます」
エリンが笑顔で言うと、レイ達は着替えて、レインと食堂に向かい、エリン達は洗濯に向かう
「レイさん、フライなのですが、上手くいかないのですが、教えてもらえませんか?」
奥さんが笑顔で厨房に案内してくれる。 レイは準備されているのを確認している
「このパンの欠片は炒めて水分を飛ばしてください… それとこっちはもう少し粘るようにして下さい」
レイが笑顔で言うと、小麦粉を足して混ぜて、奥さんがパンの欠片を火にかけて炒めている
「このぐらいで良いかい?」
奥さんがレイを見せて、レイがつまんでいる
「水分が無くなりました… 」
「もう一回やってみるよ」
奥さんが肉を揚げ始め、色が少し変わった所で油からあげている
「多くなるなら、金属で油が落ちる様にしたいです… 木だと油でギトギトになるので」
レイが説明している
「鍛冶屋に頼むしか無いね… ちょっと一緒に来てくほしいね」
奥さんが考えてから言う
「ベレムルさんの所ですか?」
「知り合いになったのかい? 気難しいからね… 作らないと怒られそうだけど」
「それなら、肉で釣りますか?」
レイが説明していると、奥さんが笑い始めて肉を揚げ始めている
ベレムルの店に向かい、裏口から入り女性と奥さんが話してから中に入る
「ん? 宿屋の… レイ何か用か?」
ベレムルがレイ達を見ている
「ちょっと作って欲しいだけど… レイさん説明しておくれ」
奥さんが言うと、レイが説明している
「料理の道具!! ふざけるな!! 」
ベレムルが怒鳴る
「これを食べてご覧」
奥さんが揚げた肉を差し出して、女性とベレムルが食べている
「これはうまいな… もう一つ」
ベレムルがつまんでいる
「ベレムルさんが作ってくれないと、2度と食べれないですよ」
レイが笑顔で言う
「は? 何故だ!!」
「必要だから! 」
「う! でも作らん」
ベレムルが慌てて言う
「美味しいね… 今度買いに行きますね… 本当に美味しいよ… 心が狭いと周囲から肩身が狭いわ」
女性がベレムルを見ていると、ベレムルと少し言い合いをしている
「くそ… 先に妻を味方にするなんて… これだけだからな!!」
ベレムルが怒鳴り鍛冶場に入っていく
「ふふふ、相当気に入っているね… 約束通り安く売ってくださいね」
女性が宿屋の奥さんと話して、肉をつまんでいる




