第40話 薬草採取 後編
解体場に支部長がやってくると、薬屋の主人を見て苦笑いしている
(こっちも確認に来たか… どれだけ持っていかれるか… あの様子レイが認められたのか?)
「頭と臓器は貰っていくぞ… あいつが欲しがるからな!!」
薬屋の主人が支部長を見て言う
「良いが… 薬草はどうなのか?」
「職員に伝えたぞ!! 冒険者ギルドて雑に扱われる前に全部貰ったぞ!! 依頼達成にしたければ勝手にしておけ!!」
薬屋の主人が笑顔で言う
「薬草採取の腕は良いのか… 質の悪い物だけでも良かったのだが…」
「最高位品質だ! 文句が付けられない! 直接買取りをするぞ」
「これだと依頼達成が出来ない… どうすれば」
「銅貨1枚で依頼を出してやる! それで良いな!! 指名依頼だ」
「それなら良いが… 完全な反則だが… 」
支部長と薬屋の主人が相談をして決めていき、解体が終わったウサギ肉を受け取り、レイ達が帰っていく
宿屋に戻り
「肉の持ち込み良いかな?」
レイが宿屋の主人に肉を見せている
「 焼き物とスープが良さそうです」
主人が笑顔で肉を見ている
「こちらの香草で焼いてください」
レイが笑顔で香草を出して、レインが説明をしている。宿屋の主人が奥に向かい奥さんが出てくると、レインがもう一度説明している
「臭みが無くなるなら良いですね… 一度やってみましょう」
奥さんが笑顔で言うと、肉と香草を持って奥に戻っていく
部屋に戻ると、レイ達は着替えている
「御主人様、洗濯に行ってきます」
エリンとアリスとファーが洗濯に行く
「御主人様、どうしたのですか?」
レインがレイが何か探しているのを見ている
「硬貨が見付からない… 落としたのかな… 」
レイが考えている
「え! … そう言えば冒険者ギルドで受け取ってません… 薬屋でも薬草を店員が持って行って、すぐに冒険者ギルドに向かったので… 受け取ってません」
レインが考えてからレイの顔を見て言う
「忘れられたのか… 仕方無いか… 明日受け取らないと… 明日も狩りに行こうか?」
レイが考えていると、レインが頷いている
(御主人様、迷宮探索よりも狩りの方が収入が多いと知ってますか?)
エリン達が戻ってくる
「御主人様、下にギルド職員が来て呼んでいます」
エリンが笑顔でレイを見ている
レイとレインが下に行くと、冒険者ギルド職員が宿屋の主人と話している
「レイさん! 申し訳ありません… 明日で良いので冒険者ギルドに来てください… それとニヴェルワイパーの肉で美味しい部位をお持ちしました」
「大きい危険なニヴェルワイパーを狩っていたのか? 楽しみにしておいてくれ」
宿屋の主人が笑顔でレイを見ている
「食べきれるかな?」
「ウサギ肉とニヴェルワイパー… 朝も楽しみにしておいてくれ」
「美味しい料理期待しています」
レイが笑顔で宿屋の主人を見ている
日が暮れて食堂に行き席に座ると、すぐに良い匂いがして肉とスープとパンが運ばれてくる
「ウサギ肉とニヴェルワイパーの料理だ! 沢山食べてくださいね」
奥さんが笑顔で言うと、次々と運ばれてくる。匂いにアリスがよだれを垂らしている
レイ達が食べ始めると、他のテーブルの男達が店員に何か言っている
「御主人様、ヘビ肉も中々美味しいです」
エリンが笑顔で食べている
「昔食べたヘビ肉よりも柔らかくて食べやすいです」
ファーが肉を口に運びながら言う
「今度別の香草も探して試そうか? 」
レイがウサギ肉を食べながら言う
「試しましょう、肉の臭みもなく美味しいです」
レインが微笑んでいる
「全部美味しいです」
アリスが口一杯に肉を入れて食べている
男達がレイ達のテーブルに近付いてくる
「おい!! その肉よこせ!!」
男が肉を見ながら怒鳴る
「無視しているな!! 痛い目みたいのか!!」
レイ達が無視して食べていると、レイの方に手を置いて怒鳴る
「汚い手で御主人様に触れるな!!」
エリンが怒鳴り睨めつけている
「女!! 黙っていろ!! 犯すぞ!!」
「ゆずる肉無い! 邪魔だ」
レイが嫌そうに言い肉を食べている
「よこせと言っているんだ!! 何が持ち込みだ! ふざけているのか!!」
男が怒鳴ってもう一人の男が肉の皿に手を出していると、アリスが手で弾いている
「肉泥棒!!許さないです!!人族何て消えろ」
アリスが怒ったように怒鳴る
「この獣人風情が!!」
男がアリスを殴ろうとするが、アリスが片手て受け取め立ち上がる
「やるのか!! 小娘が!!」
男がアリスに怒鳴ると、他のテーブルの男達が苦笑いしながら見ている
男がアリスを殴ろうとすると、アリスがまた手で受け止めて、男の股間を蹴り上げている
「うぐ…」
男が悶絶した様に蹲ろうとするが、アリスがもう一度蹴り上げて、顎にクリンヒットして男が白目を剥いている
「やっちまえ」
男が怒鳴り、4人の男がアリスを睨んでいる
「静かに食事させて」
エリンが怒ったように立ち上がり、飛び跳ねて男を蹴り、男が後に弾き飛ばされて2人の男を巻き込んで倒れている。アリスが1人の男の足を蹴飛ばして体勢が崩れると、すぐに回転しながら男の頭を蹴飛ばして男がピクピクしている
「は? 強い…」
男が後退りしている
「エリン、アリス食事を食べ終わってから骨を全部砕いてあげようね」
レイが食べながら言うと、エリンとアリスが席に座り肉を食べている。男達が慌てて気絶した男を抱えて逃げ出していく。他のテーブルの男達がレイ達を見ている
(絶対に敵対したらダメな奴らだ… あの良い匂い… 食べたい… 後で宿屋の主人に相談を… 綺麗な人でもあれは怖いから… 絶対に近付いたらヤバい)




