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異世界転移のんびり自由に生きます  作者: 桂崇
第8章 化粧品開発とヒリア

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第161話 水田と湖畔 前編

レイ達は湖の村に戻り、ガラスの材料や釉薬について聞き込みをさせている。レイは湖の見える場所に野営のテントを張って侍女達は食事の準備をしている

「御主人様、ガラスについては職人の紹介を受けれますが、釉薬は難しそうです」

レインが戻ってきた警備担当と鑑定持ち達の話をまとめて説明している

「研究するしかないのかな? 他の情報はあったかな?」

「騎士達が商人を連行したそうです。 マーブリル子爵領に運んでいたのは、魚や食料が多かったそうです。 2年前ぐらいに湖の対岸側に多くの人を派遣して何か調査などをしていたそうです。 陶器を作っていた所にも確認しましたが素焼きでした」

「調査を… 鉱山かな? マーブリルの財源だから… 植物やこの地方特有の食材の調査もしてもらってほしい」

「はい、御主人様伝えてきます」

レインが微笑みながら言う


レインが伝えに向かい、レイは椅子に座り、ルカとアリスがレイの両脇で一緒に湖を見ている

「御主人様、魚を見てきましたが、小さな魚しか捕れなかったそうです… 季節によって取れる魚が変わるそうです。 エビも多く取れるそうです」

エリスが籠を持ってきて説明している

「食べれる所が少ないかな? エビも殻が硬いと食べれる場所が少ないかな?」

レイがエビと魚を見ている

「安く売られています」

エリンが説明している

「特産品を作るのは難しいのかな?」

レイが呟いている

「昔は水路を多く作り、作物を多く生産していたそうですが、今は向こうの一部に残っているだけだそうです」

エリスが湖の先の小川を見て言う

「どうしてやめたのかな?」

「売値が低く儲けが無かったそうです」

エリンが説明している

「明日見に行こうかな? ミセルも連れて行こうかな?」

「ミセルは喜ぶと思いますが、この頃ミセルばかり連れて行ってないですか? 」

「知識を借りているだけだよ」

「それなら良いですけど、ミセルも妾にするのですか?」

「解放したら面倒にしかならないからな… 近くに置いておく方が安全かな? エリンの邪魔なら始末する? 」

「始末はしませんが、美味しい料理に釣られないようにしてください」

エリンが笑っている

「知識が必要だからね… 来たか…」

レイがエリンを見て微笑みながら言い、視線をそらして近付いてくる人影を見ている。エリンも気が付きレイの後ろに移動してニースも微笑みながら人影の方を見ている


「御主人様、連れてきました」

レインが笑顔で言い、男達がレイの前で頭を下げている。 レイは鑑定をしている

「こちらが情報提供者になります」

密偵が後ろの2人の紹介をしている。2人の男もレイを見て挨拶をしている

「感謝はしないぞ… 感謝はお前達の雇い主、国王… いや、フォールベアン殿下いや違うか… 執事だったか? 伝えておいてくれ… こちらが報酬だ」

レイが言うとルカが2つの袋を2人に差し出している

「まさか… バレているとは… アルミナリナー様の件で我らは何も出来ず、レイ様に感謝しています。 まだまだマーブリルや侯爵家に対して諜報活動を続けます」

男達が袋を受取りながら言う

「ムガイル族長の野心はまだありそうか? 面倒事はやめてほしい」

レイが苦笑いしている

「完全にレイ様に対して敵対行為は無いでしょう… あれだけの実力差を見せ付けたのですから… それにこの野営に近付けないでしょう…」

「そうだな… 屋敷や開拓村に近付かないでくれ… さもないと後ろの少年に始末されるぞ」

レイが笑顔で言うと、男達が後ろを振り抜き顔が引きつっている

「報告をあげておきます… 迷惑料代わりにこちらの書物を受け取りください」

男が懐から書物を出してルカが受け取っている

「これは?」

「釉薬の作り方の書物です。 新しい陶器の開発がうまくいきますように」

男が頭を下げて言い、メイド警備隊に案内されて歩いていく


密偵はやっぱり侮れないな… 味方ならば頼もしいけど、敵に回った事を考えると… フォールベアン様にも気を付けないと…


「釉薬の書物か… 」

レイが呟いている

「釉薬の調査を始めていたのを聞いたのでしょう」

レインが微笑みながら見送っている

「流石は密偵だな… どこから情報が漏れたか分からないけどね」

「え! あ! 御主人様に不利益にならないから… 誰かが漏らしたか… 調査させますか?」

レインが驚いてレイを見ている

「今度注意をするようにしよう… それよりも研究かな?」

レイが本を開いている。レインが少し考えながらレイを見ている

(奴隷達の中から情報が漏れたならば、危険な事になりそうですね… 密偵が情報を売ったならばまだ良いですが… 村の奴隷と護衛達には今度厳命をしておかないと… 御主人様の平穏の為に)


翌朝、レイ達は小川の方に向かい、レイとミセルは水田を見て驚いている

「水田!! それに米!!」

ミセルが叫ぶ

「これは… 目的の物がこんな近くにあったのか… 農民から話も聞かないとな… 」

レイが笑顔で呟いている

「何か争っています」

エリンが遠くの家の方を見て言い、レイ達は近付いていく


あれは何の言い争いか? 農民と商人? それにちょっと面倒な感じの護衛か… これは執事と騎士に来てもらおうかな? ちょっと呼んできてもらおう… 面倒事はフォーレルドルフ子爵に任せれば良いよね?

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