第151話 アルテシアブレからの苦情
レイ達は順調に進み、ルセイドの町までトラブルも無く到着する。 公爵達を伯爵家の館に送り届け、レイ達は本邸に戻ってくる
「御主人様、お帰りなさいませ」
執事と侍女が並び出迎えている
「密偵はどのぐらい溜まった?」
レイが笑顔で言うと、レイン達が笑っている
「40人捕らえました。 騎士団に突き出しましたが、あの5人は簡単に密偵を捕らえすぎます」
執事が笑顔で説明している
「褒美は何か欲しいか聞かないとね… 」
レイが笑顔で言い屋敷に入っていく
「喜ぶよりも困惑して何も答えないと思います」
執事が考えながら話している
「じっくり育てよう… フローネ、メイは迷宮から帰ってこないのかな?」
「そろそろ帰ってきますが、本当に食料が少なくならないと帰ってきません… 本当にあの子は… 注意しても言う事を聞きません… 見習いの警備隊達もメイに鍛えられてかなり強くなってますが、間違いで魔法師も前衛と同じように鍛えてしまっています」
フローネが困ったように言うと、ベイロースが頭を抑えている
「メイに鍛錬を任せて正解かな? 今回フォーレルドルフ子爵の町に向った後、開拓村に向かうからメイド警備隊と警備担当を数人連れて行くよ」
「選抜しておきます」
フローネが頭を下げている
翌朝、本邸でゆっくりしていると、伯爵家の執事が迎えに来て伯爵家の館に向かう
「レイ様!! あの化粧水とクリーム何ですか!! 何故ミリーアリアだけに用意しているのですか!! 説明を求めます」
夫人がレイを睨みながら怒鳴り、伯爵が頭を抑えている
「試しにミリーアリア様に送りました、若い人用です」
「レイ様!! 若い人用? 何を言っているのですか!! あの化粧水とクリームは劇的に肌の調子を整えます!! 全部出しなさい!! 誰にも譲りませんわ!!」
「まだまだ開発途中ですので、そんなにたくさんはありませんが…」
レイが頭を下げている
「すぐに用意しなさい!! 王都に持っていったらどのぐらい売れるか分かってますか!! 全ての夫人が買いたいと言ってきます!! 」
「材料がありません… かなり作成が難しいので… 」
「とにかく出しなさい!! あんな凄い物を作ったらすぐに持ってきなさい!! 良いですね!!」
夫人がレイを睨んでいる
「そんなに脅さないであげなさい… レイさんも売る為に多少用意をしていますね… 買わせてもらいます」
公爵夫人が微笑みながらレイを見ている
「それではこれを」
レイが魔法の鞄から箱を取り出してテーブルに置く
「数は少ないですが、こちらは公爵家が懇意にしている商会から販売をさせましょう… 代金は後程決まったら送ります。 アルテシアブレさんも脅さずに買いたいと言えばよいのですよ」
「買えるならば… 」
夫人がレイを睨みながら呟く
「オークションしたらどのぐらいの価値になるでしょう… 王妃様と王女様に土産にしましょう… 末娘の王女様の体調にも良ければ良いのですが…」
夫人が微笑みながら箱を見ている
「レイ、争いになる前に対応はするが、問題がある… ミリーアリアが太りドレスが入らない」
伯爵が苦笑いして言うと、公爵が笑っている。ミリーアリアが真っ赤になってうつ向いている
「食事禁止ですか? 徹底的に運動をさせますか?」
レイが笑顔で伯爵を見ている
「食事禁止よりも徹底的に鍛えてもらうか…」
「それならばメイに迷宮に連れて行ってもらうかな? 1月は迷宮から出てこないから」
「え!! 迷宮に!! レイ様!!」
ミリーアリアが驚いて叫ぶ
「鍛える… それはまずいだろう」
伯爵がミリーアリアを見てからレイをみている
「メイド警備隊の見習いが1人前になるぐらいですから」
「メイド警備隊… レイの護衛の侍女達か? そこまで鍛えられたらまずいだろう」
伯爵が頭を抑えている
「侍女達と一緒に日常鍛錬をさせます?」
「無茶をしないならば… 」
「素手でアントを倒す訓練はしないです」
レイが笑顔で言うと、公爵が爆笑している
(レイ、アントを素手で倒すのは無理だが、やりそうで怖いな… あの侍女たち並みの実力ならば、いくらでも雇うが… それにルセイドの町に到着するまでに何ヶ所も開拓村を作っている… レイに任せているとどんどん何かするのだろう…)
「レイ様、護衛のマリーフォーナ達を鍛えてもらえますか? 」
アルミナリナーが笑顔でレイを見ている。マリーフォーナが慌ててアルミナリナーを見ている
「すぐに鍛えられませんが」
「見習いを2人連れてきていますので、預けておきます。 帰りに引き取ります」
アルミナリナーが笑顔でレイを見ている
「メイに鍛えるように伝えます」
レイが笑顔で言うと、マリーフォーナが思い浮かべて頭を抑えている
「護衛を育てるのは難しいので助かります」
アルミナリナーが笑顔でレイを見ている。公爵が微笑みながら見ている
(王家に連れて行く護衛はある程度強いほうが良いが… レイに鍛えてもらうならば報酬は用意しよう…精鋭に育てば嬉しいぞ)
レイ達は厨房に向かう
「師匠!! 」
料理長が笑顔でレイをみている
「今日の料理は何かな?」
「メインは肉になります」
「そうそう、この2つの調味料を試してくれるかな? 良い調味料が完成したから」
「何ですかな… この色合い… それにこの茶色い物体は… 」
「味噌と醤油です。 かなりの貴重な調味料です」
「味噌と醤油… 確か文献に有りましたが… 本物ですか? なんだこの味… 塩が多めだが、かなり複雑な味は…」
「野菜スープに入れると美味しいです。 それとボア肉に味噌を付けてから焼くと面白いですよ」
レイが笑顔で言うと、料理長がスープをよそってきて味噌を入れて飲んでいる
「野菜の味と合わせて深みが… 今日のスープに使わせてもらいます… 肉も… ふふふ」
料理長が笑みを浮かべている
「アルミナリナー様とミリーアリア様はおかわりをするのかな?」
「おかわり禁止になってます。 量も減らせと指示が出ていますので、どうでしょうか?」
料理長がレイを見て言う
「食べ過ぎかな? レインみたいに運動もしないとね」
「はい、御主人様、今晩もたくさん運動をさせてもらいます」
レインが満面の笑顔でレイの腕に抱き着いている
「その運動は… 」
料理長が呟いている。侍女達が思い浮かべて苦笑いしている
(未婚の令嬢には無理です… それにしてもレイン様の体型は素晴らしいですが、まさか夜の運動で維持を… 剣の鍛錬もしていると聞いてますが…)




