第148話 ラーミリアランド男爵領の実情 後編
レイは鑑定持ち達に鑑定をさせてから交渉させている。 その間にレイ達は女性達に普段の食事や世間話をしている
「レイ様、果樹園の人達は臨時収入を喜んでいましたが、契約違反の問題はあります。 お父様に相談して処分も致します」
「クリアナ様、花びらを集めた物を無償で頂けるならば、今回は不問にします。 元々は果実での失敗からきているのでしょう… あの酒の味をもっと良くできれば、売り物になりますので先行投資もしたいです。 果実の種と皮の買取価格の契約書も作りたいですから」
「お父様も許可をしてくれています。 酒と皮と種は専売となってます。 価格の方は酒の代金に含ませるとこちらに書いてあります」
クリアナが笑顔で説明して、家令も契約書を見せながら説明をしている。 レイン達が契約書を隅々まで読んで、気になる点の質問をして、一部修正させている
「レイン様は凄いですね… やっぱり私では… 」
クリアナがレインを見て呟いている
果樹園から村に向かい、家令が交渉して村長の案内でレイ達は周囲の畑や村の中を見て回っている
「あれは何ですか?」
多くの畑で栽培されている植物を見ている
「あれはサリアという、植物であの尖った葉から繊維を取り出して糸を作っています」
村長が笑顔で説明して、糸を作っている家に案内して、説明を続けている
「糸はどこに売っているのですか?」
「商人に買い取ってもらい、マーブリル領で布にしています。 この頃買取の行商人があまり来なくて困っていますが…」
村長が笑顔で説明している
「クリアナ様、男爵領内で布を作ってください、布なら良い特産になります。 それに他にも作っている畑があれば、多く作れます」
レイが笑顔で説明している
「特産に!! それならばお父様に相談をします」
クリアナが驚き気味にレイを見ている
「布は全部買取をさせてもらいます。 サリアの布は高価ではないので、庶民が使いますが、 交易品になります」
「はい! レイ様!! 是非交易品として買取ってください」
「これは他の村も見て回った方が良いかな?」
レイが考えている。家令が微笑みながらレイを見ている
(クリアナ様に相談をしているフリをしてますが、先を見通していますね… マーブリル領の布の生産が落ちて、我が領地に産業を興してくれれば、領地運営が向上します。 クリアナ様を側室として嫁がせる為にもなるべく多く興味を持って欲しいです)
その後もクリアナと家令の案内で男爵領内の村々を見て回り、果樹園の候補地を準男爵家側に2か所選定をする。 男爵と交渉をして果樹園の増設の契約書と投資の契約金を支払っている
「何を作られるが分からないが、男爵家としてはマイナスにならない… それと糸の流通は男爵家でまとめて領内で布の製造をさせる事も約束しよう… 資金が足りないが…」
男爵が苦笑いしている
「場所の提供をお願いします。 期間奴隷と借金奴隷に作らせましょう… 期間奴隷と借金奴隷の契約終了時に少し資金を与えて、最終的にその者達が布を作る職人にさせたいですから… 投資として資金を拠出しましょう」
レイが笑顔で説明している
「それでは… 金貨100枚… あればできるでしょう… 勿論永久的に布の独占権を与えます」
男爵が笑顔で言い、レインと家令が詰めの交渉をしている
かなり良い内容だけど、注意も必要かな? 根野菜も多く契約できたし、将来的にかなり良い稼ぎにできそうだな… フラン商隊以外に男爵領内を回る行商人を作るかな… 男爵は目先の金に目が行き過ぎているけど…
「御主人様、契約がまとまりました。 フランがミッドランドから戻って来てから最終的な契約にする仮契約とします」
レインが説明をしている
「輸送や何か忘れている事があるか、フランの意見を聞くのも良いね… 布は全く考えなかったからね」
レイが笑顔でレインを見ている。 男爵と家令が微笑みながら見ている
(まさか、領内で布の生産をする事になるとは… マーブリルに良いように使われていたのがバレバレだな… レイ殿は強欲ではなく今後の考えて話し合いをしてくれて有難いが… 抜目も無い… 領地が潤うならば、それだけでも利益だな)
レイ達は屋敷に滞在しながら、奴隷の契約を進めて布の生産拠点の準備を進めて、布を織る機械を集めるように指示を出している
「御主人様、話は伺いました!! 布の生産に賛成です!! それもイキナリ独占権も獲得なんて凄すぎます」
フランが満面の笑顔レイを見ている
「フラン最終の契約を任せるけど、ベンとも相談をして欲しい」
「はい!! 任せてください!! サリアの布は包帯にも使い、結構需要があります。 値崩れもしませんので… かなりの利益が見込めます」
フランが笑顔でレイを見ている
「元々布が欲しかったから、既に木工職人と布を作っていた職人も奴隷にいるしね… すぐに準備をしよう… フラン… 奴隷の引取もしないとね」
レイが笑顔で説明している
レイは調査の報告書を読んでいる
「やっぱりフィオナの家は没落しているか… ポーション作成に支障をきたして、慌ててフィオナの代わりを探しても見付からず、フィオナを買い戻そうとしたのか… 」
レイが書類を読んで呟いている
「御主人様が考えた通り、フィオナの下処理がポーションの品質に関わったようですね… フィオナの価値がかなり上がりましたね」
レインが微笑みながらレイを見ている
「錬金術姉妹が手放さないからね… 2人に抱えられて連れて行かれる姿… いつも笑いそうになるよね」
「はい、 助けを求める顔、何度見ても面白いですね… 錬金術師にこの町でポーション作らせますか?」
「準男爵領にしよう… メリトルセイド男爵領の開拓村も… 薬草を準男爵領に運び、準男爵領てポーションに変えて、ルセイドの町とミッドランドの町に運べば利益になるからね」
「フラン商隊の重要度が増しますが、 狙われる危険も増えます」
「メイが鍛えているよ… 他の鑑定持ち達もかなり強いからね」
レイが笑っている
「そうですね… 前衛に育てていますね… メイも英雄の力があるのでしょうか?」
「メイに… 教練者のスキルを持っていたからね… 植物の蒸留も増えて、色々使えるか調査も進んだから、一度帰ろうかな? 順調だと後々面倒に巻き込まれそうだからね」
レイがレインを見ている
(御主人様、これだけの権力を持っているのですから、狙われても返り討ちに出来ます。 次の問題は何でしょう… そう言えば、薬師を買ってましたけど、次は薬ですか? 錬金術師と薬師の合わせ技とか? 暇と言いながら迷宮鍛錬をしそうですが… )




