第141話 フォーレルドルフの開拓村の開発 前編
数日後、ルセイドの町に到着すると、領主の館に向かい、フォールベアン達を伯爵が出迎えて、レイ達は本邸に戻っていく
「御主人様、お帰りなさいませ」
執事と侍女が並び出迎えている
「何か報告はあるか?」
「メイ達は迷宮で泊まりながら鍛錬を続けています…楽しいみたいです」
フローネが少し困ったようにレイを見ている
「メイが頑張っているならば良いが… 無茶だけはさせないように」
「心配をよそに本当に好き勝手なのですから」
「ん? フローネ、子離れしない親のような」
「え? 子離れしない… メイは妹分です!! 子供ではないです!! まだ経験も無いのに子供はいません!!」
フローネが慌てて言うと、ベイロースが笑っている
「心配するほど仲が良いのだろう」
レイが笑いながら言い本邸に入っていく
「御主人様、夜呼んでくれないのでしょうか?」
フローネが呟いている
レイは厨房を覗くとミセルとクレラがデザートを作っている
「御主人様、あの2人いつも2人で料理を作っています… 料理の種類が増えていますが… 砂糖を使う料理が増えています」
フィーリスがレイの元に来て説明している
「やり過ぎだな… 太る料理は伯爵様に教えたほうが良いかな? 」
レイが笑みを浮かべている
「良いですが… 食費が上がりすぎています」
「少し後で注意するか… 数年後なら良いけど」
「砂糖の量産ですか?」
「健康には良くないけどね… それまでに荒稼ぎさせてもらおう」
「世界一贅沢な奴隷達になりますね」
フィーリスが笑っている
「御主人様、焼菓子どうですか?」
ミセルとクレラがレイに気が付いて持ってくる
「砂糖ばかり使わないように…1壺金貨1枚するのだから」
レイがミセルを見て言う
「え? きききき金貨1枚!!」
ミセルが叫んでいる。クレラが震えている
「フィーリスから食費が爆上がりして困ると言われたよ」
「御主人様ごめんなさい」
ミセルが頭を下げている
「御主人様、転売はご容赦下さい」
クレラが床に座り込んで頭を下げて震えている
「作る料理の原価も少し考えて作るように、料理は美味しいだけでなく健康の為の管理も必要だからね! 食べ過ぎて太らないように」
「はい、御主人様… デザート美味しいのに… ダイエットも必要ですく… ダイエットそう言えば… え? お腹がーーーーーー そんな! 太ってないです…太ってないはず… ないはず… ない…… 太って………」
ミセルが涙目になっている
「太って… あーーーーーこの頃服がきつく!! 」
クレラが大声をあげている
「ダイエットしないと……」
ミセルが呟くと、フィーリスが笑っている
自業自得だけど… 砂糖は危険かな? 食事量も調整しないと…ダイエット代わりに迷宮に連れて行こうかな? 喜ぶかな?
3日後、出発の連絡を受けてレイ達は町の入口で待って、合流後フォーレルドルフの町に向かって出発する。 何事も無くフォーレルドルフの町に到着して、フォールベアン達と別れてレイ達は屋敷に向かう
「御主人様お帰りなさいませ」
執事と侍女達が笑顔で出迎えている
「春から何往復させるのか」
レイが呟くと、レインが笑っている
「これからどうしますか?」
「開拓村で温泉を作ろうかな? 人手も連れてきたし」
「大工達に屋敷の建設をさせましょう、少しはゆっくり休むのも必要です」
レインが微笑みながら言い、エリン達も頷いている
「数日後開拓村に向かうが、人員を少し移動させたい」
レイが執事を見て言う
「予定通りすぐに準備をさせましょう」
執事が微笑みながらレイを見ている
3日後、レイ達はフォールベアン達が出発するのを確認後、開拓村に向かい、大工が屋敷の建設を始めて、レイ達は周囲の探索と村の畑の整備と鉱山の中の魔物の駆除をしている
「御主人様、鑑定持ちに確認させましたが、少し下に鉱物が発見できて村人達が採掘を始めました。鉄鉱石等が産出できますが、鉱脈が小さく利益はそんなに出ないと判断されています」
ベイロースが笑顔で説明している
「温泉は?」
「湯量は変わりなく、温度も少し熱いぐらいです。 別の場所にも湯が沸いている場所を見付けました」
ベイロースが笑顔で説明している
「地層に粘土質な土はなかったか?」
「山の少し上に粘土質の土はあります」
「粘土を混ぜて陶器の製造が出来るか確認をするように… 侍女にいなかったかな?」
レイが考えている
「はい、すぐに侍女を連れて確認させます… 皿を作るのですか?」
「交易品が欲しいからね」
レイが笑顔で言うと、ベイロースが頷いている
数日後、子爵家の執事が到着する
「レイ様、子爵様よりお会いしたいそうです」
執事が微笑みながらレイを見ている
「用は無いけど」
「フォールベアン殿下が王都に戻り、マーブリル子爵に圧力を掛ける、手紙を送り、マーブリル子爵家から賠償金と領地の割譲が決定しました。 それと共にマーブリル子爵家の分家を含めて不正調査も実施の為に騎士団が送り込まれるそうです。 レイ様が捕らえた賊達の持ち物の現金化も既に進められています」
執事が微笑みながら説明をしている
「それはどうでも良いかな? 開拓村の整備が先だから」
レイが笑顔で執事を見ている
「は? どうでも良い… 何故そのような事を…」
執事が唖然としている
「村の開拓は今しか出来ませんから… 集中したいです」
「そう言えば… かなり畑が大きくなりましたな」
執事が畑を見ている
「警備担当達が手伝って開拓をしたからね… 森の木の間伐も進めて、薪用の木や食料の得られる森も整備しています」
レイが笑顔で森の方を見ている
「は? 森の管理も…」
「無計画で伐採したら、森がなくなります。 村人達に1年で大きくなる木を多く植林させて、薪用の森を作らせています… 果実が採れる木も重要です」
「考え方が違うのですね… 」
「数年後、援助なく運営が出来るようにしたいです」
レイが笑顔で説明している。執事が驚いたようにレイを見ている
(やっぱり考え方が違うのか… 失敗した開拓村を本当に立て直したら、元々開拓をしていた者達が無能とわかりますが… 本当に好き勝手させて良いのでしょうか? 村人も全員奴隷ですから… 情報は漏れないのでしょうが、監視した方が良いのではないでしょうか?)




