第137話公爵家の護衛依頼 後編
順調に進みルセイドの町に町に到着すると、レイ達は本邸に戻り、翌朝、伯爵家の領主の館に呼ばれて向かう
「レイ、来たか… 今回の賊の討伐感謝するが… 抗議の使者は既に出している… 後始末をしているフォーレルドルフ子爵も困っているだろう… ミッドランド公爵家を中心に話し合いも必要だ」
伯爵がレイを見て言う
「襲ってきた方が悪いです」
「その通りだが… それよりもホルスウィナー殿から料理人の修行について相談を受けたが… 取りあえずは伯爵家の厨房で修行はさせる事で話はつける… 何人か伯爵家の料理人を育ててくれないか?」
伯爵が詳しく説明をしている
「それならば… 新しい宿屋の方なら人が少ないので良いと思います… 開拓村にしようとしています。 ついでに警備の騎士も派遣してほしいな…」
レイが笑顔で説明している
「そうか… それで構わないが… 冒険者ギルドからアントの殲滅をするなら、依頼を受けてくれと連絡が来ている」
「殲滅して文句あるのですか?」
「無いが… レイが出掛けているのに何故クレームが来ているのか分からないが… 騎士に確認に向かわせたが… 好き勝手に狩り過ぎだろう… 冒険者達が騒ぐのも理解している… 今迷宮に入っているのは何者だ?」
「メイ隊かな? 新人教育と鍛錬です… 鍛えたら開拓村の警備と行商人の護衛です」
「そうか… 行商人は良いが… 商業ギルドからも交易が出来ないと文句があったが… 領内の行商人からも新しい行商人の所為で商売ができなくなったと…」
「農民から安く買い叩くからです。 半額が買い高く売る悪徳行商人を排除に動いただけです… 村人が可哀想でしたから… 競争しただけです」
「そうか… レイと敵対したら終わりだろう… 調査もしたが…各村が喜んでいたのはそういう事か… 商業ギルドにも伝えておこう… 食堂の件だが増やしてくれないか?」
「無理です。 増やしたら屋台が潰れます」
「レイ、完全に町中を支配してないか? 商業ギルドも敵対しないそうだ… それと… これは公爵夫人様よりの要望だが… デザートだけでも作って欲しいそうだ」
「屋敷で作っています… 後程持ってきます」
レイが笑顔で説明している
「砂糖を何処から仕入れているか分からないが、買いたいと息子夫婦が言っている」
「これをどうぞ」
レイが壺を出している。執事が受け取り出て行く
「料理長が何度か宿屋でレシピを教えてもらっていたが、調味料を買いたいと言っている」
「商会を通して依頼をしてください… フラン商隊が公爵領から買ってきます」
「伝えておく」
伯爵がレイを見ていると、執事が戻ってくる
「レイ様、上質な砂糖感謝します… この量なら金額1枚で買いたいと思います… 定期購入は可能ですか?」
執事が笑顔でレイを見ている
「多少なら持っていますが、商会を通すと面倒になりますので、裏で話したいと思います」
「畏まりました… 内密に致します」
執事が頭を下げている。伯爵がレイを見て頭を抑えている
(レイ… まさか作ったのか? 作ったなら後々面倒に… レイ作り方を教えないつもりか? 知ったら後々問題になりそうな… 秘密にしよう… レイどこまで凄いのか? レイに敵対は絶対にしないぞ)
一度屋敷に戻り、デザートの材料を持って料理人と共に領主の館の厨房に向かう
「師匠!! お待ちしてました」
料理長が満面の笑顔でレイを見ている
「今日の料理はどうなっている?」
「デザート以外は準備をしています……」
料理長が料理の説明をしている
「レイン任せたよ」
レイが笑顔でレインを見ていると、料理人達とレインが材料を集めに向かい、作業を開始している
プリンが蒸し終わり、レインが魔法で作った氷を砕いて敷き詰めた大きな容器の上に置いて冷やし始めている。すぐに砂糖を入れたクリームとカラメルソースを作っている
「こちらはプリンです。 毒見も有りますので大きな容器で作りました。 この様な容器でも作れますが、毒味すると形が崩れます」
レイが小さい容器からプリンにクリームとカラメルソースを掛けている
料理長が食べている
「うまい… 美味すぎる!!」
料理長が叫んでいると、侍女達が試食をしている
「これはマズイです… ミリーアリア様と奥様が毎日食べて太りそうです」
侍女長が困惑したように言う
「砂糖が必要ですから簡単に作れません」
レイが笑顔で言う
「それでも要求されそうです… どうしたら?」
料理長が苦笑いしている
「頑張ってください」
「これは出すのをやめた方が良いか… 後々面倒になる」
料理長が侍女長を見ている
「無理ですね… 楽しみにしています… レシピ登録をお願いします」
侍女長が執事長を見て相談をしている
日が暮れて食事が次々と運ばれていき、最後にプリンが運ばれていき、しばらくすると執事長がレイを呼びに来る
「レイ、また新しいデザートを… 早速レシピ登録するように」
伯爵がレイを見て言う
「レシピは公爵家でも買えます」
公爵夫人が笑顔でレイを見ている
「登録してないレシピも多くなったかな?」
レイが考えながら言う
「は? レイどのぐらい有るのか?」
「毎日新しい料理が出来ているからな… 」
レイが考えながら言う
「とにかく新しい料理は早めに登録するようにしてくれ」
伯爵が悟ったように言い頭を抑えている
「レイさん本当に美味しかったです。 デザート他にありますか?」
アルミナリナーが笑顔でレイを見ている
「後で焼菓子を料理長に作ってもらいます… 日持ちしますから」
「本当ですか!! 楽しみにしておきます… 貴重な砂糖を使ったデザート本当に嬉しかったです」
アルミナリナーが笑顔で言い、フォールベアンがレイを見ている
「デザートのおかわりありますか?」
ミリーアリアが笑顔でレイを見ている
「それならば… 持ってこさせます… まだ魔法の鞄に入ってますから」
「本当ですか!! 食べたいです」
ミリーアリアが笑顔でレイを見ている。フォールベアンがレイを見ながら考えている
(これは、デザートが欲しいからレイに色々頼んでいるのか? それにミリーアリアもレイに簡単に頼み、レイも簡単に新しい料理を出しているのか… 恋心は無さそうだな…しかし、王都に連れて帰りたいが、連れて帰ったらミリーアリアとアルミナリナーが煩そうだな…)
レイが執事に伝えて、執事がレインに伝えると魔法の鞄から大きなカステラを出して料理長が切り分けて、最後にクリームを添えてから運んでくる。全員が食べて終わると、全員でレイに質問攻めにしている




