第133話 ミセルの知識
レイはミセルとクレラを連れてもう一つの屋敷に向かい、侍女と料理人に味噌と醤油の仕込みのやり方を説明させながら仕込んでもらっている
「御主人様、どんな物が出来るか楽しみです。 ミセル信用してもよろしいのですか?」
レインとエリンがレイの横に来て見ている
「数カ月後楽しみだけど… 調味料だから米も探したいな… 公爵領に行ったら今度は少し旅をしても良いかな?」
レイが笑顔で考えている
「御主人様、どこまでもついていきます」
エリンが笑顔で言う
「その前に錬金術師達の配置も決めましょう」
「錬金術師達の?」
「御主人様、待機させて教育させて忘れてないですか? 前に買った奴隷達です。 開拓村に送りますか? 工房も必要です」
レインが笑顔で説明している
「あ! あの奴隷達か… 教育は終わっているのかな?」
「6人の護衛も訓練を積んでいます。鑑定持ち4人は商会で経験を積んでいます。 錬金術師達は教え合い、屋敷の錬金術本を読んで勉強をしています。 何気に放置してましたが、良い方向に成長しております」
レインが笑顔で説明している
「錬金術の道具類を集めて帰るかな? この町には錬金術師必要なのかな?」
「ポーションの価格が安定しているので、不足はしていません2人は開拓村に送って… メリトルセイドの開拓村に2人… 残り6人を他の開拓村で良いと思います」
レインが笑顔で説明している
「フラン商隊に連れて行ってもらえば良いか… 6人は連れ帰って迷宮で鍛えるかな? 鑑定持ちも… 鍛えて商隊を作らせるかな」
レイが笑みを浮かべている。レインとエリンが笑い始めている
(御主人様、完全に鍛える事しか考えてません… 鍛えて開拓村の警備隊長にすれば、きっと盗賊も捕らえてくれます。 鑑定持ちが強くなれば安心して行商人にできます…強くしすぎなければ良いのですが… きっと上限が無いと思いますが…)
レイ達は町中を歩いていき、市場や商店を見て回っている
「御主人様、つけられています」
エリンが耳をピクピクさせて言う
「どうするかな? 」
レイが考えながら歩いている
人気の無い場所で振り返りつけていた者達を見ている
「何か用かな? 」
レイが男達を見ている。ファーとエリンが訓練用の剣を魔法の鞄から出している
「え! まさか…」
男達が驚いたように立ち止まっている
「盗賊かな?」
「え!!いや!!違う!! レイ殿!!」
「え? 名前まで知っていて付け狙われたのか…」
「ちょっと待ってくれ!! レイ殿が有名になりたくないと言われていたから、鎧は着てないか騎士だ!! 信じてくれ」
男が慌てて説明をしている
「え? 騎士? 本当に」
「騎士隊長に確認してもらって構わない!! 」
「騎士隊長の元に案内してくれるかな? 護衛をつけるなら言ってほしいな」
レイが苦笑いしている。男達が歩いて、レイ達が後ろをついて歩いていく
騎士団の詰所に到着すると、男達が説明して中から騎士隊長が出て来て、男達からの説明を受けて笑っている
「レイ殿すまなかった… 騎士の尾行では気付かれて当たり前だろう、私服でつけさせて申し訳ない」
騎士隊長が笑顔で説明している
「つけられるのはあまり良い気はしないよ… それよりも護衛してくれるならば、町案内してくれないか? それと難民は完全にいなくなったのかな?」
レイが笑顔で騎士隊長を見ている
「町案内か? 今回の詫びを兼ねて勿論させてもらうぞ! 難民は帰っていったが、捨てられた子供達は結構いる… 奴隷商にもな… 期間奴隷希望者もかなり残っている」
「そうか… それならば期間奴隷か… そう言えば野営地の管理させる為に近くの開拓でもさせれば… 名目は野営地の管理でも2年ぐらい開拓を続ければ、治安も良くなるからね」
レイが笑顔で言う
「は? 野営地の… あの辺りか… 開拓しても無駄かも知れないが… レイ殿はしないのか?」
「今の開拓村で手一杯かな? こんなに多くの開拓村を全部押し付けられたら流石にもう無理だよ」
レイが笑顔で説明をしている。 騎士隊長が苦笑いしている
(レイ殿、奴隷が多いのは知っているが、それを使い開拓村を何個も運営している手腕も凄い… 他の人に真似出来るか?)
騎士の案内で商店を見て回り、錬金術の道具を買い込んで屋敷に戻る
「御主人様、クレラがまだ戻ってません」
日が暮れる頃、ニースがレイの元にくる
「まだ帰ってないの? エリン誰が迎えに行ってくれるかな?」
レイがエリンを見ている
「ベイロースに迎えに行ってもらいます… 何も無ければ良いのですが」
エリンが笑顔で言い、部屋を出て行く
「料理の事になると終わりがないので、少し監視を強めてください」
ニースか微笑みながら言う
「今回はミセルの手伝いと知識を借りているからね」
「御主人様は奴隷を信じ過ぎていますが、 それが御主人様の魅力でもあります… 密偵も今日報告に来ました。 メリトルセイド男爵領内のゴブリンの残党狩りは、まだ続いていますが、山に逃げ込んだゴブリンもいるそうです。 今後の監視も必要になります」
ニースが密偵からの報告を説明している
「獣人の奴隷からハンターを養成しようかな? 経験を積ませるならば良い相手だと思うし…」
「開拓村から何人か鍛える為に送ってもらいますか? 開拓村の狩人にすれば良いと思います」
「ニース、急がなくても大丈夫だよ、そんなに多くを一気に育てられないからね… 適任者もいるし」
レイが笑みを浮かべている
「適任者ですか? アイリーンですか?」
「フォーレルドルフの町にいる元暗殺者達だよ… 人を成長させる為の訓練になるからね… あの子達も人間性を持って欲しいからね…」
「成長を… そうですね…アイリーンもゴブリン討伐と迷宮鍛錬と今回の旅でかなり成長しています… 経験が人を成長させるのですね」
ニースが微笑みながらレイの方を見ている




