第132話 ミセル
ミセルの奴隷契約が終わり、奴隷商人がレイを見ている
「御主人様、ミセルは醜い不細工ですが、御主人様様の為に何でも致しますので末永く、御主人様の為にこの身体を使ってください」
ミセルがレイの前に座り、レイの足に口付けをしている
「ミセル、ルカにも忠誠を誓うように」
「ルカ様の為に忠誠を誓います」
ミセルが笑顔でルカの足に口付けをしている
「不細工を2人も手元に置くとは、物好きですな… またの御来店をお待ちしております」
奴隷商人が満面の笑顔でレイを見て言い、レイ達は奴隷商を出て行く
レイ達は奴隷商を出て町中を歩いて宿屋帰り、部屋に向かい、レインとエリンとルカとアリスとファーが集まり、ミセルを呼び出している
「御主人様、早速ご奉仕でしょうか? 凄い美女ばかり… 凄い御主人様と思っております」
ミセルが笑顔でレイを見て、目に怪しい光が輝いている
「その目をやめろ!!」
レイが剣を抜き、ミセルの首に剣先を向けている
「え? 何故!!」
ミセルが驚いたように目を見開いている。レイン達が驚いたように武器に手を掛けている
「命令する! 魔眼の使用を禁止する!! それと許可なくスキルの使用を禁止する!!」
レイが剣先をミセルに突きつけたまま言う
「え? 嘘……」
ミセルが呆然としている
「お前は何者だ? あの時鑑定を使ったか?」
「え!」
「全て正直に話せ!! この剣先が喉に刺さる前に」
「え!! ちょっと待って!! 何でも話すので!! 魔眼も使いません!!」
ミセルが慌てて叫び、首からは血が流れている
「話してもらおうか?」
「ヘルゲゼイル王国のフライトリストガ伯爵家のミセルです!! 6歳の時に家は取り潰されて、奴隷にされました!! 誘惑の魔眼を使い、奴隷商人も操って売られないようにしてました!! あの時魔眼を使っても効果がなく、さっきもう一度試しましたが… 誘惑ができませんでした!! ……」
ミセルが慌てて叫んでいる
「精神異常無効の効果かな? 」
レイが笑みを浮かべている
「え? 精神異常無効!! そんな… 誘惑出来ないはず……」
ミセルが落ち込んだようにしている
「それで… 本当の名前はあるのか? 前世とか」
「え? 何故? まさか!! 御主人様も前世の… と言うより黒髪黒目… まさか… え? でも… 勇者様?」
「いや、勇者では無いと思うが…本当の名前は?」
「有栖川早紀…元々は事務員をしていました… 」
「転生者か… もし裏切ったら死より怖い思いをしてもらうぞ…」
レイが剣をルカに渡して言う
「え? はい… もう奴隷なので… それも魔眼が効かないから… 裏切りも無理… それに今も物凄い殺気に殺されそうです」
ミセルが苦笑いしている
「ルカはどんな風に見える?」
「大和撫子!! 絶世の美女!!」
ミセルが笑顔で言うと、ルカが驚いたようにミセルを見ている
「ルカ、褒められているぞ… 可愛いルカ」
「え? はい! 御主人様」
ルカが笑顔でレイを見ている。 レイン達が驚いたようにレイとミセルを見ている
転生者がいるなら、他にもいるもな… 用心しないと… 権力者になっていて、云われない罪人に仕立てられても面倒だな… ミセルを鍛えて商隊でも任せるかな? それに転生者ならば… 日本食を再現してもらうか? それとも色々作ってもらうか? 1人では難しくても…
翌日、レイ達はミッドランドの町を出て男爵領を経由して、準男爵家の町に到着すると、レイ達は屋敷で休む事にする
「御主人様、何ですか? この屋敷… 前の町でも屋敷を持ってましたが… 」
ミセルがレイの元に来て言う
「ちょっと色々あってね… もらったよ… ミセル何か用かな?」
「え! スキル使いたいです… 」
「何故?」
「あのニースさん…何者ですか!! 目が見えないのに、あの美人!! それに他にも美人が多過ぎます!! 羨ましいです!! 役立たず… 」
「それでは、約束を守るならば、使っても良いけど… 約束は守れるかな?」
「守ります… 守らないと…ニースさんに殺されます」
「ニース容赦ないからね… ルカも賊には容赦ないし… まずは主人である自分に不利益な事をしない事… それに敵対や策略に仕掛けない事… 奴隷達にも不利益な事をしない事かな? それと料理… 日本食などの作り方を料理人達に教えることかな?」
「わかりましたが… 料理は教えたくても…材料がたりません… 味噌に醤油を作るにも人手が足りません」
「作り方はわかるの?」
「ある程度… 味噌は自分でも作りましたから… 」
「作って!! 開拓村でいくらでも作らせるから… 調味料も知っている物は作るように」
レイが笑顔でミセルを見ている
「え? 良いですけど… どれだけ金持ちなのですか?」
「奴隷は2000人は超えているよ… 大所帯だから色々やらないとね」
「はーーーーーー!! 2000人の奴隷!! どれだけ買っているのですか? まさかハーレム作っているのですか!! って既にハーレムですけど… あのレインさんとエリンさんの容姿… 羨ましい」
「家に帰ったら風呂もあるけど」
「ふふふっ風呂!! 入りたいです」
「風呂に入りたければ、全てを捧げるように」
「勿論御主人様の所有物ですから… ってルカにも手を出してないなんて… 可愛い子を何故?」
「え? レインとエリンで満足だからかな? レインに子供が出来たら… ルカに補佐をしてもらって… アリスやニースにも補佐してもらわないと… 補佐役は必ず必要だし… ミセルは別行動させても良いかな?」
レイが笑みを浮かべている
「どれだけ人材を集めているのですか? 御主人様はチート過ぎます」
「迷宮でスキル結晶を沢山集めたからかな? レインに子供が出来たら… 今からルカとアリスとニースに補佐役の練習をさせた方が良いかな… 貴族相手を考えると対応出来る人を用意しておくか… クレラも貴族令嬢だったから任せても良いかな?」
レイが考えている
「御主人様… チートすぎる!! どうしてこんな差になるのーーーーー!! ズルい!! ズルい!! 一生懸命生きてきたのがバカみたい!! 奴隷になって抜け出せないのに… ズルい…… 神様のバカーーーーーーーーーー!!」
ミセルが泣きながら叫んでいる。部屋の入口からレイン達が中を覗いている
(子供が出来たら… 望んでくれていたのですか? 嬉しいです)




