第119話 ゴブリン討伐 前編
宿屋に戻り、出迎えた侍女達が奴隷達を見て苦笑いしている
「御主人様お帰りなさいませ、その奴隷達はここの管理の為ですか?」
執事が奴隷達を見ている
「数年後を考えての投資かな? 教育は頼むが… 裏の屋敷の方も買い取った」
レイが笑顔で説明している。ベイロースが出て来て奴隷達を見ている
「御主人様、早速分けて教育します… 服などはどうなさいますか?」
ベイロースが微笑みながらレイを見ている
「これで買っておいてくれ… 」
レイが金貨の入った袋を出してベイロースに手渡している
「多いですが… すぐに買いに向かわせます」
ベイロースがレインの視線を見てから頭を下げている
(文句を言う訳にいかないか… あの奴隷達は幸せ者だな… 御主人様に買ってもらって… 奴隷としての生活にはならないだろうから… それにしても可愛い子もまだまだ幼い子もいます… 宿屋ならば清掃担当にするのでしょうか?男達は護衛と小間使いですね… )
レイは屋敷を見て回り、怪我していた2人の部屋に向かう
「御主人様!! 」
2人の男が慌てて床に座り込み頭を下げている
「これを使って怪我が治るか調べるように」
レイが中級ポーションを差し出して言い、躊躇する2人にレイン達がすぐに使うように命令をしている
「完治した… このポーションは…」
2人が中級ポーションを使い驚いたように手足を動かしている
「2人は屋敷の警備を頼んだよ」
レイが何事も無かったように言う
「御主人様に忠誠を誓い、警備をまっとう致します!! ゴブリン討伐に向かうならば、全力で戦います」
2人が床に座り込み頭を下げて大声で言う
「頼んだよ… この武器防具を使うように…後でベイロース達に指示しておくから…」
レイが魔法の鞄から鎧と剣と槍を出している
屋敷の部屋に戻り、ルカとアリスが文字の勉強をしている
「御主人様、あの2人使い物になりますか?」
レインがレイの横顔を見ている
「結構強いと思うよ… 1人は中級槍術と感知と不屈を持っていたし、もう1人も火属性と風属性に初級剣術と精神耐性を持っていたからね… 怪我が治ってよかった… 今転売したら金貨数十枚になるかな?」
レイが笑みを浮かべている
「流石御主人様です!! 他の人も良い人がいましたか?」
「錬金術師と魔導具職人までいたからね… 交渉と鑑定持ちも複数いるし… 男も結構良いスキルを持っているよ… 最後の少女が1番凄いかも…」
「最後の少女?」
「アイリーンだったかな? 空間収納と光属性と水属性と火属性と覇気を持っていた… 成長したら自分よりも強くなるかな?」
レイが笑みを浮かべている
「え! 空間収納と覇気!! 伝説の英雄と同じスキルです!!」
レインが驚いて叫んでいる
「しばらくはニース付きかな? 安全を考えてあげないとね… 狙われたら厄介だし…」
レイが笑顔でレインと話している
英雄か… なりたくも無いけど… アイリーンの存在は隠そう… バレなければ良いよね? 格安で奴隷買ったけど… 今後の事も考えながら買わないと… 人が増えすぎたかな、数人買うつもりだったのに多く買いすぎた… 目立つから宿屋はしばらくは開店しない方針で良いかな?
レイ達は2日ゆっくり休息を取ってから、ゴブリン討伐に向かい、エリン達が見付けたゴブリン村を次々と潰して進んでいる
「御主人様、バールドル男爵様より手紙が来ています」
メイが手紙を持ってくると、レインが受け取り読んでいる
「男爵軍はゴブリン村をやっと1つ潰したそうです… 遅いですね」
レインが説明している
「人手が欲しいな」
レイがゴブリンの後始末をしているのを見ている
「そうですね… ゴブリンを倒すよりも後始末の方が大変です… ロワイダルさん達が頑張っていますが、足りないですね」
レインが騎士達を見ている
「男爵にお願いしておけば良かったかな? 面倒だからそろそろ帰りたいな」
「結構広大な領地ですね… ニースどうかしましたか?」
後ろから近付いてくるニースを見ている
「エリンさん達が帰ってきました」
ニースが微笑みながら森を見ている。エリンが報告にくる
エリンが見付けた村の事を説明をしていると、耳がピクピクしてエリンが立ち上がり森を見ている。警備担当達も慌てて武器を構えている
「御主人様、かなりの数が向かって来ています」
エリンが剣を抜きながら言い、ファーも森の方を警戒したように見ている
「迎撃するよ… 日が暮れるから焚き火も始めるように」
レイが大声で言うと、メイド警備隊達が慌てて準備をしている
ゴブリンが森から出てくるも、一目散にレイ達の方に進んでくる
「魔法放て」
レイが声をあげると、メイド魔法師隊が魔法を放ち、ゴブリンや木に当たっている。木が燃えてゴブリンの姿がよく見てえている
「結構多い」
レインが緊張したように呟き、警備担当達とメイド警備隊がコブリンと戦い始めている。エリンとファーが大きめのゴブリンを倒しに向かい、レイ達もゴブリンの方に向かっている
大きなゴブリンが奇声をあげながらレイ達の方に突進してくると エリンが横をすり抜けるように剣で足を斬り、大きなゴブリンが体勢を崩して倒れ、ファーが剣を振り下ろして大きなゴブリンの頭を割っている
「きぃーーーー」
ゴブリンが2匹方向を変えてレイに向かって突進してくる。アリスが1匹を斬り、もう一匹を追うがレイ目掛けて飛びついている。ニースが剣を振り抜き、ゴブリンが2つに別れて地面に転がっている
「流石ニース、暗闇でも反応が早いね」
レイがニースを見ていると、アイリーンがもがいているゴブリンの頭目掛けて槍を突いている
「御主人様の手を煩わせたく無いです。 今のでメイド警備隊も前に出ましたから、もうゴブリンは御主人様の近くに来ません」
ニースが微笑みながら言い、周囲を警戒している。 アイリーンがニースの傍らに向かい周囲をキョロキョロ見ている
ニースは本当に目が見えてないと思えないな… しかし、ゴブリンから奇襲を仕掛けてくるなんて初めてかな? それもゴブリン村を潰した後で… それにあれはジェネラル… 大物が率いてきたのなら何回か襲撃が有るのかな?
野営場所に戻り、ベイロース達が戻ってくるのを待っている
「ベイロース、返り血凄い」
レイがベイロースを見ている
「これは… その…」
ベイロースが迷ったようにしている
「ベイロースお姉様はゴブリンの死体に転んで汚れただけです」
メイが笑顔で言い、ベイロースが睨んでいる
「ベイロース、足元には気を付けてほしいな…」
レイが苦笑いしている。ベイロースがメイを睨んでいる
(後で覚えておきなさい!! メイ!! 調子に乗りすぎです!!)




