第116話 ルセイド伯爵と相談
レイ達が奴隷商に向かい、店の列の横を通り過ぎて店の前の店員に声を掛けて中に案内される
「これはレイ殿、お待ちしておりました」
奴隷商人が満面の笑顔でレイ達を見ている
「用があると聞いてきましたが…」
「はっきり言っておきます。 質が悪いですが奴隷をまとめ買いしてもらえませんか? 期間奴隷と借金奴隷が多く… 引き取り手がいません… ルセイドの町とミッドランドの町に奴隷を運び転売でも構いません… とにかく多過ぎて困っております」
奴隷商人が説明して、レイが嫌そうな顔をしている
「奴隷商人の真似事をしろと言うのか? 人が多く管理も難しいのに…」
「何人でも良いので引き取って欲しい……」
奴隷商人が必死に説得をしている
レイ達は奴隷商人の案内で多くの人がいる場所に案内されて、レイは鑑定を使いながら見ていく
借金奴隷だけ見て、20人ほど買い取る約束をして呼び出して奴隷契約をしていき、奴隷達を連れて屋敷に戻る
「新しい奴隷ですか? 買われるとは思いませんでしたが、教育は致します」
執事が奴隷達を見ている。 奴隷達が不安そうにしている
「まずは体を洗わせて、新しい服を着させるように…アリス、ルカ説明は頼んだ」
レイが笑顔で言い、屋敷に入っていく
「御主人様、どんな才能が有りましたか?」
レインがレイの横に座り横顔を見ている
「鑑定持ちが4人、錬金術師が10人、6人は初級剣術や初級槍術などの才能かな」
レイが笑顔で説明している
「錬金術師が10人!!」
レインが驚いている
「開拓村とこの町でポーション作らせるかな? 迷宮探索でポーションは必要だから数カ所で作り、送ってもらえば良いかな? 薬草は豊富だからね」
「そうですね… 警備担当等も増やす必要があります… どうするのでしょうか?」
レインが考え込んでいる
「この領地も敵対できないと分かったと思うから安全になるかな? 準男爵様が戻ってきたらあの重臣達と商業ギルドマスターは、かなりの罰がくだるし… 家令にも貸しを作ったからね」
レイが笑顔で説明している。レインが納得したように思い出している
(それで重臣達と商会の立ち入りをさせたのですか? それも家令と打ち合わせ済みで… 商業ギルドマスターも重臣達に助けを求めようとしても、目の前で証拠を出させて、完全に逃げなしにするなんて… 流石御主人様です)
数日後、ベイロースとメイとフラン達が到着して、商会に荷物を下ろしてから、屋敷にやってくる
「御主人様、指示通りフランの商隊を連れてきました」
ベイロースが笑顔で言い、フランがレイを見ている
「フラン、しばらくこの町とルセイドの町を往復してもらう事になる… 今後を考えるとなれも必要と思う」
「はい! 御主人様」
フランが満面の笑顔でレイを見ている
「男爵が帰ってきたら、男爵領まで行ってもらうが… そのままミッドランドまで行っても良いからね… 」
レイが笑顔で説明している
「御主人様の役に立てて嬉しいです。 フローネ姉さまから伝言があります。 一度ルセイドの町で待機をして欲しいそうです。 早馬で通達が来たそうです」
フランが説明している。レインが考えてレイに相談をしている
「緊急事態と認識したのか? それならば準男爵様からも連絡が来ていそうだな…」
レイが考えている
「ルセイドの町から同行しましたので、今頃知っていると思います」
ベイロースが説明している
翌日、家令と騎士隊長と相談をしてから、レイ達は準備をしてルセイドの町に向かって出発する
数日後ルセイドの町に到着すると、レイ達は迷宮で警備担当とメイド警備隊の訓練をしながら待つことにしている。領主の館に呼ばれて、レイとレインとエリンが向かい、侍女の案内で部屋に入る
「レイ、待っていたぞ… メリトルセイド男爵だ」
伯爵が男を紹介して男がレイを見て困惑気味にしている
「レイ殿、連絡は来たが、食料の手配感謝している」
準男爵が笑顔でレイを見ている
「あの量があれば、当面大丈夫ですが… 難民と期間奴隷と借金奴隷が大変な事になってます」
レイが笑顔で説明している
「そんなに多いのか? 」
伯爵が困惑気味にレイを見ている
「奴隷商に列ができていました… 奴隷商も打つ手無しです。 町中に浮浪者も多く治安の悪くなっています」
レイが見てきた内容を伝えて、メリトルセイド男爵が頭を抱えている
「メリトルセイド男爵が悪いとは言えんが… 実はな… 前メリトルセイド男爵はゴブリンの大量発生を知り、最初は討伐をさせたが、 手におえず逃げ出して王都でゆっくりしていたが、今回我が伯爵領まで広がり、露見して王家が聞き取りをして領地を捨てて逃げた事実認めた… 爵位は没収となり我が分家のバールドルが男爵領を受け取り、対応の為に来たが… 」
伯爵が詳しく説明して、バールドルがレイに挨拶をしている
貴族は面倒だな… ここで話したなら討伐依頼を受けさせたいのか? 放置したら開拓村が危険だな… はぁ……
「レイならもう理解しているとは思うが、ゴブリン討伐の依頼を受けてもらいたい! それと共に食料の調達も頼む」
伯爵がレイを見ながら説明している
「丸投げと言う事ですか? 食料を集めて男爵領に向かい、ゴブリンを討伐してこいと……」
レイが嫌そうに言っている
「レイ殿、領地再建の際の借金も頼みたい… 領地内の開拓村をいくつか与える… 何とか頼めないか?」
バールドルが頭を下げている
「それは… ゴブリンを討伐して、食料の調達から領地再建の為の借金に開拓村と言う領地再建も丸投げ? 酷いと思いますが… 」
レイが嫌そうにバールドルを見ている
「準男爵家としても、レイ殿に相談がある… 難民の問題だが… 何とか手を借りられないか?」
準男爵が頭を下げている
「都合の良い人にしてないですか? 内政しっかりしてください!! 冒険者に押し付ける内容ですか? 本当に困ります!! いい加減な事を言わないでください!!」
レイが怒った様に怒鳴ると、バールドルが驚いたようにレイを見ている
「レイが怒ったか… 怒る気持ちも分かるが… 男爵家の戦力が無さすぎる… それも王家からの援軍が無い… ミッドランド公爵家の政敵が軍を動かす事を止めている。 マーブリル子爵家の失態の埋め合わせの為に… 政争だな… メリトルセイド男爵領は広いが半分以上が未開発の為、開発出来れば大きな利益もあるだろう… 今後の事を考えて手伝ってもらえないか? レイがもらってくれるなら、それでも良いぞ」
伯爵が笑いながら説明している
「ゴブリン討伐はしても良いですが、それ以外は知りません!! 食料は自分達で用意してください… 勝手な事ばかり言わないでください!!」
「取りあえずはゴブリン討伐を頼む… それとレイが助言した、野営地に開拓村を作る事を許可する… 全部とは言わないが… 」
伯爵が笑顔で説明している
「え? 丸投げ?」
「交易の為に必要だろう? 先に許可しておいた方が後々交易に有利だろう」
「それは… そうですが… なんか利用ばかりされている…」
レイが嫌そうに睨んでいる
完全に利用され続けれている何か仕返しも必要かな? もう料理を教えない方が良いか… 嫌味も何か考えようかな?
「公爵様より男爵家の例の果実の件で投資回収はできないと判断をして、他の投資した貴族達と話し合い、全ての権利を総額金貨100枚でレイに譲るそうだ… 表向きはな… 実際は褒美で渡すそうだ! それと共に男爵領の宿屋と商会設立の後ろ盾ななるそうだ… それと石鹸の件だが、公爵夫人と息子夫婦が政敵の夫人達や王妃様に渡して、試させたそうだが… そうとう気に入り定期購入をしたいと言われていたぞ… 」
伯爵が笑顔で説明をしている
「え? 王妃様に?」
「レイでも驚くか? アルミナリナー様の宣伝だな… あれだけ髪を強調して社交界に出れば噂になるだろう… レインを見てもわかるがな… 」
伯爵が笑っている
「公爵様は利益も考えてくれるのか… 伯爵様よりも利益を多く用意してくれるな… 」
レイが笑みを浮かべている
「それを言うか… ミリーアリアをもらってくれるか? 息子夫婦も了承している。 実質伯爵の爵位も継承しても良いぞ」
伯爵が笑顔でレイを見ている
「え!! 必要無いです!! これ以上忙しくさせないでください!! ミリーアリア様も太るだけになります」
「はぁ… これだけ餌付けしておいて言うか… 」
伯爵が苦笑いしている
(領地の方が美味しい料理があると色々話しているし、アルミナリナー様も宿屋の料理を宣伝しているぞ… )




