第108話 フォーレルドルフの町で賊の持ち物の引き取り 前編
翌日再び呼び出されてレイ達が部屋に入ると、公爵夫妻と伯爵と伯爵の子息夫妻とフォーレルドルフ子爵とホルスウィナーが待っている
「レイ、マーブリル子爵は帰らせたが、今回の件でかなりの賠償金の約束をさせた… レイの賊の始末の件だが、盗賊の持ち物は全てレイの持ち物とする。 フォーレルドルフ子爵より、賠償金を金貨3000枚レイに出すそうだ… 実質借金だがな… これが借用書だ」
公爵が説明してフォーレルドルフ子爵が説明している。執事が書類を持ってきて、レイン達が読んでいる
「公爵様、何か罠を仕掛けてませんか?」
レイが苦笑いしている
「何の事かな?」
「フォーレルドルフ子爵の娘を、襲ってきた賊の持ち物にしてませんか?」
「は? 気が付いたか… 」
公爵が苦笑いしている
「断ります」
「仕方ない… フォーレルドルフ子爵の領地はもらう必要は無い… フォーレルドルフ子爵解ったか? レイが欲が無いのが… 暗殺者などを送り込まなくても領地など欲しいと思ってない… 」
公爵がレイを見て説明して、フォーレルドルフ子爵が信じられない物を見るような目でレイを見ている
「御主人様、膨大で理解は出来ません… それもまた屋敷や店と書いてあり、詳細は見てみないと解りません」
レインが困ったようにレイを見ている
「そのままだ! 受け取ってから考えるが良い… 全て売り付けてから、帰ってルセイドの町を中心に住んでも良いがな」
公爵が笑っている
「受け取り拒否は出来ないのですか?」
「無理だな! それをやられるとフォーレルドルフ子爵家を潰さないといけない… フォーレルドルフ子爵家を助けると思って受け取るが良い……」
公爵が説明してレイが渋々受け取る事を約束して部屋を出て行く
「欲が無いのか? 折角領地をもらえるのに受け取らないとは… フォーレルドルフ子爵解ったか? 襲わなければ良かったと後悔しても遅いが」
公爵が子爵を見ている
「読み違えるとは… 」
フォーレルドルフ子爵が呟いている
「レイは欲が少ない… 何もしないで見ていた方が、後々利益が大きくなるだろう… 拠点を与えておけば良い… 美味しい料理もほとんどタダでレシピを教えるし…」
伯爵が笑顔でフォーレルドルフ子爵を見ている
「もう何も言わず… 出来る限り後ろ盾をするように… レイに諜報部隊まで受け取らせるとは… 伯爵も考えたな」
公爵が笑みを浮かべている
「レイに投資をしただけですが… レイならうまく使うでしょう…マーブリル子爵もレイにもう手を出さないでしょう… その方が地域に利益が出そうです」
伯爵が笑みを浮かべている
「逆に首を絞めなければ良いが… 」
公爵が思い浮かべている苦笑いすると、全員がそれぞれ想像をして笑みを浮かべている
「それを言われると… レイが欲を持ったら終わりだな」
伯爵が苦笑いしている
「その時は伯爵よ頼んだぞ」
公爵が伯爵を見ている
「その時はミリー次第だな… 既に餌付けされているからな… 全員されていたか…」
伯爵が呟き、公爵が笑っている
(伯爵家は乗っ取られるな… アルミナリナーも餌付けされているから、レイの味方をするだろうな… 暗殺しようとしても返り討ちでこうなるな… 何もせずに貸しだけ作れば友好関係が続くだろう… )
レイ達は執事と騎士達の案内で店に向かい、大きな商館を中心に数店舗の店とそれぞれの店の奴隷達の契約更新をして約束事を伝えて、警備担当とメイド警備隊達がルカと共に奴隷達の聞き取りもしている
レイ達は次に屋敷に向かい、侍女と執事奴隷達の契約更新後に警備などをしていた者達の契約更新も終わらせている
「これで終わりか…」
レイが疲れた様に言う
「次の屋敷に向かいます。それと別邸も有ります」
執事が微笑みながら言うと、屋敷を出て別の屋敷に向かっていき、屋敷の確認と奴隷達の更新をしてから別邸の奴隷達と契約更新をしている
「本日はここまでになります」
執事が微笑みながら言い帰っていき、レイが騎士を見ている
「何か御用でしょうか?」
騎士が苦笑いしている
「今日はと言う事はまだ有るのですか?」
「山に開拓村を保有しています。 手続きはしますが、数日お待ち下さい」
騎士が笑顔で説明している
「どれだけ奴隷を押し付けるのか!! 公爵様恨みます!!」
レイが叫んでいると、レイン達も頷いている
レイ達は別邸の人達から何をしていたか聞くために集めると、奴隷達が頭を下げて待っている
「お前達の仕事は何をしていたのか?」
レイが奴隷達を見て鑑定をしてから聞く
「諜報活動です。 こちらにこの領地や別の領地の調査報告が有ります。 必要が有れば、何でも調べます」
先頭の男が説明している。レイが鑑定を使い奴隷達を見ている
「暗殺や犯罪はおかしているの?」
「任務中何か有れば、返り討ちなどはします……」
先頭の男が説明をして、ルセイドの町でレイの屋敷に侵入失敗の報告もしている
「犯罪はしなくて良いから、諜報活動はしてもらえるのか? それについでに行商人もしてくれるかな? 商隊に同行でも良いけど」
「御主人様の役にたてるように致します」
男が言うと、頭を下げている人達が忠誠を誓うと約束をしている
「無理だけはしないように…死なない様にしてね… まだゆっくり休んでいて良いから、絶対に無理だけはしないように」
レイが言うと、別邸の警備に警備担当2人を残してレイ達は屋敷に戻り、侍女と執事から話を聞いている
「警備担当がいないのは… 襲ってきたから? はぁ… どうしよう… 警備担当集めないと」
レイがレインからの報告で頭を押さえている
「そう言えば、賊の持ち物などはまだ引き渡されていません」
レインが考えてから目録を見ている
「それも面倒だけど… 」
レイが考え込んでいる
「御主人様、侍女と話ししていましたが… 別の屋敷をもう一つ持っていると言ってました… 貰った屋敷とは別だそうです」
ルカが侍女や執事から聞いた内容を伝えて、レイが騎士を呼んで伝えている
もぅ1軒欲しくないけど… 伝えないと後でトラブルになっても問題だし… どうなっているんだろう? ルセイドの町から呼ぶかな? そうしないと監視と警戒が出来ない… 騎士も今は警戒してくれるけど、いつ掌返しされるかは解らない




