第107話 フォーレルドルフの町で襲撃 後編
レイは状況を騎士に説明して、騎士が賊の持ち物を確認して帰っていき、レイは食堂に集まった警備担当とメイド警備隊達を見ている
「今回は完全な自分の判断ミスだ!! すまない… 本職の暗殺者なら自爆や自害も考慮して指示を出すべきだった… 死者が出なくて本当に良かった!! また賊の襲撃が有るかもしれないが、次は油断せず対応をして欲しい」
レイが全員の前で頭を下げている
「え! 御主人様…」
メイド警備隊が驚いた様にレイを見ている
「御主人様!! 奴隷の為に貴重な中級ポーションを使って頂き感謝しています。 御主人様の為に命ある限り忠誠を誓います」
警備担当が言い座り頭を下げている。メイド警備隊達も警備担当達を見てから座り頭を下げている
翌朝、レイ達は密かに宿屋を抜け出してエリンと警備担当が案内する方に向かい、ある建物の前までくる
「御主人様、ここです。 昨日の夜にあの賊と一緒にいた者のアジトです」
エリンが建物を見ながら言う
「相手もまさかつけられてアジトがバレているとは思ってないか… 」
レイが言いながら馬車が到着して馬車から降りて建物に入ろうとする者とと建物から出迎えている者を見て鑑定している
え? フォーレルドルフ子爵の息子と暗殺者… はぁ… これは捕らえて詳しく聞いた方が良いかな?
レイ達が建物の方に走る
「暗殺者さん、観念してもらおうか?」
レイが笑顔で睨んでいる
「何のことだ!! 何者だ!!」
男がレイ達を見ていると、建物に入ろうとしていた者が顔を隠している
「昨日は襲撃ありがとう! 御蔭でアジトも判明したよ」
レイが笑顔で言い、警備担当達がいつでも動ける様に間合いを測っている
「昨日… ちっ!! 宿屋の… 出て来い!! 皆殺しにしろ!! 生きて返すな!!」
男が怒鳴り、建物から人が出てくる
「そこの依頼主さんも覚悟しな!! 誰を狙ったか解っているだろう? 」
「はぁ… たかが商人風情が… 早く始末しろ!!」
顔を隠した男が諦めた様にレイを見て怒鳴り、男達が武器を抜いている。 警備担当達が一斉に襲い掛かり、賊達を次々弾き飛ばしていき、3人が建物に入っていく
「逃さないよ」
レイが笑顔で男達を見ている
「ここまでとは… こうなれば」
男が笑みを浮かべていると、エリンが容赦無く弾き飛ばして男は壁に当たり白目を剥いている。ファーが男の口に布を押し込んでから四肢を砕いて拘束している
「さて… 後はお前だな… さっき商人風情と言っていたが、解っているよね? 後ろ盾が誰か… 」
レイが地面に座り込んでいる男を見ている
「ちょっと待て!! これは違うだ!! そうマーブリル子爵の提案だ!! そう!! 暗殺者は貸したが!!」
男が慌てて叫び、レイが男の顔面を蹴り男が白目を剥いている。しばらくして公爵家の騎士とルセイド伯爵家の騎士が到着して賊を拘束してから、レイの目の前の男を見て顔が引き攣っている
騎士達に運んでもらい、宿屋に戻り男を叩き起こしている
「さて… これからどうなるでしょう? … 拷問は苦手だから死なないでね」
レイが笑顔で男を見ている。警備担当達が男の拘束を解いて腕を押さえている。 メイド警備隊が男の口に布を押し込み、ルカが笑顔で男の指を一本折り 男が悲痛な叫びをあげている
男の両腕と全ての指を折り終わる
「まずは何から話してくれるかな?」
「許されないぞ… 許さないぞ… 縛り首にしてやる」
男がレイを睨んでいる。メイド警備隊がポーションを無理矢理飲ませて、両腕にポーションを掛けている
「治療出来ました… それでは最初からもう一度やりましょう」
レイが笑顔で男を見ていると、男が治った手を見てから、血の気が引いていき必死に逃げようと暴れようとしているが、ルカが笑顔で指を折り始めている
「どうしようかな? もう一度やる?」
「暗殺者は子爵の命令です… 使いに来ただけです… 許してください」
男が泣きながら叫び、理由を説明をしている。 公爵家の騎士とルセイド伯爵家の騎士が調書を作り、メイド警備隊がポーションを飲ませて治療すると、調書にサインをさせている
奴隷商人がやってくると公爵家の執事が書類を見せて暗殺者達を奴隷にして、依頼主や今までの余罪を聞き出している
表では協力をしている風にして、裏では暗殺者を送り込むか…貴族は怖いな… それもマーブリル子爵に罪を全てを押し付けて、終わりにしようとするなんて… 公爵様と伯爵様に賠償を請求してもらおうかな? マーブリル子爵よりもたちが悪いし…
日が沈む前にレイはレインと共に領主の館に呼び出されて、フォーレルドルフ子爵の子息と共に向かう
「何か用ですか? こいつの始末ですか?」
レイが笑顔でフォーレルドルフ子爵を見ている。公爵と伯爵がため息をしている
「最早言い逃れは出来ないか… 愚かな息子だ…」
フォーレルドルフ子爵が物凄い形相てレイを睨んでいる
「ここでもう一度全部を話してくれるかな? それとも後百回ぐらいやる?」
レイが笑顔で男を見て言うと、男が慌てて色々説明をしている。子爵が慌てて立ち上がり子息を殴ろうと近付くが騎士が止めている
「フォーレルドルフ子爵、どうするつもりだ? ここまで証言されて…暗殺者も犯罪者奴隷にしてあれこれ余罪を喋っているぞ」
公爵が睨みながら言うと、フォーレルドルフ子爵がその場に力無く座り込む
「レイの返り討ちが怖いな… 拷問の証拠を残さずに、ここまで追い詰めるとは… 少し時間が掛かるが褒美はだそう」
伯爵がレイを見て言う
「暗殺者なんか送り込まれて最悪です。 賠償金はしっかり取っておいてください」
レイが笑顔で公爵を見ている
「徹底的に追い詰めよう… レイ貴族にならないか?」
「嫌です。なるぐらいなら全て捨てて旅に出ます」
レイが笑顔で公爵を見ている
「そうか… うまい料理が食べれなくなるなら、妻がうるさいだろう… 褒美代わりにたっぷり賠償金をもらってやろう」
公爵がニヤリとして言う
「それでは次の賊が来る前に宿屋に帰ります」
レイが笑顔で言い出て行く
「賊が来るのが前提か… 襲う方が悪いだろう」
公爵がレイの後ろ姿を見て言うと、伯爵も頷いている




