第101話 ミッドランド公爵家からの依頼 後編
翌日レイ達は、防具屋に向かいアーマーリザードの防具を受け取り、市場や商会で買い物をして出発の準備をして、翌朝馬車に乗り騎士の案内で町の外に向かい、公爵家の馬車列の後ろについていく
男爵家の町に到着するとレイ達は宿屋に泊まり、町中で割安の食料を大量に買い込んで、宿屋に戻るとクリアナが待っている
「レイ様、お父様より許可が下りました。ルセイドの町まで同行してルセイド伯爵家と交渉に向かいます。 それと… 果実の酒等を全部買って頂いて感謝しますが… 加工方法は確立出来ましたか?」
クリアナがレイを見詰めている
「いえ、まだまだ確立にはほど遠いです」
「そうですか… 残念です… 食料も沢山買い取ってもらい感謝していますが… レイ様はあの根野菜どうしているのですか?」
クリアナが残念そうにしてレイを見ている
「伯爵領に来て頂けたら解りますが… 色々有り、奴隷が2000人以上います… 食べさせるのも大変です」
レイが苦笑いして説明している
「へ? 2000人の奴隷!! 何故そんなに買っているのですか?」
「色々有って貰いました… 警備担当達も奴隷ですから… 交易を沢山しないと食べさせていけません」
「レイ様も大変なのですね… レイ様に買ってもらおうと思ったのに……」
クリアナが呟いて考えている。レインが睨んでいる
今の言葉聞かなかった事にするか… 諦めさせる為には… どうするかな…
翌朝レイ達は出発して順調に進み野営の準備をしている。クリアナが馬車を降りてレイ達の準備を見ている
「レイ様あれは何ですか?」
クリアナが鍋の下の火が出ているのを見ている
「簡易燃料です。薪を集められない時に役にたちます。 結構苦労して作りました」
「簡易燃料… 高くつきそう」
「高価です。 まだまだ研究をしてもらいますが… 安価に出来れば売れるとは思いますが、魔道具が出来たら用無しです」
レイが説明している
「魔道具が有れば、必要無いですね… 」
クリアナが微かに香る匂いを嗅いでいる
日が暮れてアルミナリナーとマリーフォーナがやってくると、クリアナと話してレイの元にくる
「レイさん、スープを頂けますか? アルミナリナー様がクリアナ様と一緒に食べたいそうです」
マリーフォーナが説明している
「冒険者料理で良ければ、どうぞ」
レイが笑顔で言うと、ルカに用意してもらう様に伝えている
侍女達が簡易のテーブルを用意すると、クリアナとアルミナリナーが座りスープか運ばれてくるのを待ちながら話している。運ばれてきたスープとサンドイッチを毒見役の侍女が食べてから、2人が食べ始めて直ぐに食べ終わり、アルミナリナーがマリーフォーナを見ている
「レイさん、スープおかわりを… 夫人には内密に」
マリーフォーナがレイの元に来て言うと、ルカが用意している
食事が終わりレイがアルミナリナーの元にいく
「レイ様、あのスープ凄く美味しかったです」
アルミナリナーが満面の笑顔でレイを見ている
「キノコが多く採れましたから、乾燥させて持ってきています。 キノコと野菜のスープです」
「本当にそれだけですか? 野営て作れるなんて凄すぎます」
「結構野営になれています」
「クリアナが羨ましいです!! 毎食食べれるなんて… 毎食食べに来たいです」
「毎食は… 食べる人が増えるとその分全員の食べる分が減りますので…」
レイが苦笑いして説明していると、マリーフォーナがアルミナリナーに説明している
「残念です… 料理人が欲しいです… 」
アルミナリナーが残念そうに言い、ルカを見ている
「お嬢様料理人も精進してますので、引き抜こうとしないでください」
マリーフォーナが慌ててアルミナリナーに言っている。クリアナがマリーフォーナを見ながら微笑んでいる
(アルミナリナー様があんなにレイ様に簡単に話し掛けるなんて… レイ様はやっぱり凄い人です)
エリンが急に立ち上がり、警備担当達と共に走っていき、しばらくしてグリズリーを担いで帰ってくる。公爵家の騎士達が立ち尽くしている
「御主人様、持っていきますか?」
エリンが笑顔でレイ達の所にくる
「予備の荷馬車に入れて準男爵家の町で解体してもらおう… グリズリー近くまで来ていたのか…」
レイがグリズリーを見ている
「他にもいそうです。 早く解体して干し肉やステーキにしたいです」
エリンが笑顔で振り返りグリズリーを見ている
「警備担当達で解体出来るなら良いけど… 」
「早速始めさせます」
エリンが笑顔で言うと、警備担当達が作業を始めている
順調に野営しながら進み、準男爵家の町に到着するとレイ達は屋敷に向かい、クリアナが立ち尽くしている
(え? レイ様の屋敷持っていたのですか? それも結構大きい… レイ様冒険者で商人なんて嘘ですか? )
「お客様部屋にご案内致します」
侍女が微笑みながらクリアナを見ている
「え! はい」
クリアナが慌てて言うと、屋敷に入り客間に案内される。クリアナ付きの侍女も部屋に入る
「お嬢様、レイ様の事の調査も必要と言われてましたが… これ程の屋敷を隣領に持っていたと報告します」
侍女がクリアナを見て言う
「レイ様は相当な事をしていそうです… マーブリル子爵家を敵にまわしても生きていけるなんて…」
クリアナが侍女を見ている
「少し聞き込みをしますが… これからの付き合い方を変える必要も有ります。 そもそも公爵様より呼び出されて一緒にルセイドの町まで向かうなんて、相当な信用と思います」
侍女が説明している
「ルセイドの町… どう変わっているのでしょうか… 伯爵家の対応も… 交渉の根幹も崩れそうな…」
クリアナが考え込んでいる
翌朝、準男爵家の町を出て順調に進み野営地に到着して、公爵達は宿屋に泊まって翌朝出発して、伯爵領に入り順調に野営しながらルセイドの町に到着するクリアナは宿屋に泊まり、公爵達は伯爵家の館に泊まっている




