第100話 ミッドランド公爵家からの依頼 前編
レイ達は迷宮探索をしながら過ごし、鑑定持ちと警備担当達が村に指示と取れた作物を受け取りに向かい、その後準男爵家の村にも指示を伝えに向かい、男爵家の町に向かわせて、果実の酒と種と皮と根野菜を買い出しに向かわせている。 ある日伯爵に呼び出され伯爵の館に向かう
「レイ、公爵様より町まで来てほしいとの事だ… 王都に向かう前に町で話し合いをしたいみたいだ」
伯爵が説明している
「用は無いだけど」
「用が無いか… 中級ポーションを量産して公爵家の町にも送っただろ? その件だろう… あの完璧な中級ポーションは、王都に持っていきたいが… どうする?」
「高く買ってくれるなら良いですけど…騒ぐ程ですか?」
「中級ポーションは価格以上に効果が問題だ! 品質が良すぎる! 交易品としては上物だろう… 息子夫婦とミリーアリアより石鹸もいくつか欲しいと言っていたが… 本当に作った物か? 」
「錬金術を使い作りましたけど、品質は安定しています。 アルミナリナー様にも渡すつもりです」
「かなり数が必要になるが… 作れるのか?」
「今は材料が切れています。 また来年作ります」
レイが笑顔で説明している
レイは屋敷に戻り、錬金術姉妹の元に向かう
「御主人様、何か作るもの有りますか? 」
錬金術姉妹とフィオナがレイを笑顔で見ている
「無いけど、中級ポーションと石鹸を持っていくよ」
「材料が揃ったらまた作ります… 砂糖の不純物の分離も終わりましたけど、どうしますか?」
錬金術姉妹が白い砂糖の壺を見せている
「屋敷で食べる分だから料理人に預けるか… デザートも増えるかな?… 砂糖使った物なら… ケーキ……」
レイが笑顔で説明している
「食べたい… 御主人様作らせてください!!」
錬金術姉妹が満面の笑顔でレイを見ている
レイは魔道具の部屋に向かい、出来上がった蒸留酒を鑑定している
「御主人様、こちらの燃える液体はどうするのですか?」
「例の丈夫な容器に入れて、紐を伝わらせて燃やせば火起こししなくてもスープぐらい作れるよ…」
「この液体の所為で飲めない酒になっていたなんて… こちらの残りカスはどうするのでしょうか?」
魔道具師が液体を見ている
「それか… ん? アルコールが無くなり…ポーションの材料になるなんて… 後で錬金術姉妹に渡しておいて… あの果実相当な価値になるな… 果実だけでは価値なしだけど… 石鹸に中級ポーションの材料に蒸留酒に燃料になるなんてね」
レイが呟いている
「来年も貰えますか?」
「真似して作ろうとする人はいるとは思うけど… 誰も真似出来ない様にしないとね… 秘密にしてね」
レイが笑顔で説明している
数日後レイ達は馬車に乗り町を出発して、途中騎士に野営場所の準備をしてもらいながら準男爵家の村近くに到着する
「御主人様、こちらが宿屋になります」
村長が笑顔で建物に案内をして説明している、レイが中を確認して周囲の柵や野営出来る場所を見て回っている
「部屋は貧相だけど、予定通り護衛と侍女と料理人を住まわせる」
レイが笑顔で村長を見ている
「はい、御主人様、そんなに泊まる客がいますか?」
村長が心配そうに言う
「町から1日の距離だからね… 野営地が決まっていれば、近くの宿に泊まるよ…」
レイが笑顔で説明している。村長が納得したように聞いている
レイ達は、準男爵家の町と男爵家の町を経由して公爵家の町に到着して宿屋に泊まってからブロイストがレイを迎えに来てレイとレインが公爵家の館に向かう
「レイ来たか… 伯爵家までの案内を頼む… 所で中級ポーションを多く流通させたみたいだが、そんなに材料が見つかったのか?」
「色々研究をさせました。 材料は機密です」
レイが笑顔で説明している
「そうか… 中級ポーションは持ってきているか? あの中級ポーションならば金貨1枚で買おう」
公爵が笑顔で説明してレイが魔法の鞄から中級ポーションの箱を取り出して並べている
「魔法の鞄か… しっかり商人をしているな… 何か買わせたい物でも有るか?」
公爵がレイを見ている
「こちらの蒸留酒とこっちも… 後は奥様達にこちらの石鹸をお渡しください… 侍女に試させてから使う事をお勧めします」
レイが説明しながら石鹸をテーブルに置く
「石鹸か… 高価な物か? 」
公爵が呟いて執事を呼び出して蒸留酒と石鹸を持って行かせている
しばらくして戻ってくる
「蒸留酒は何の蒸留酒ですか? 甘い香りにあの味わい… かなりの上物です… それとこちらの蒸留酒もワインの風味が素晴らしいです」
執事が説明している
「内緒です。公爵様なら理由が解ると思います」
レイが笑顔で公爵を見ている
「解るか… まさか… 成功したのか?」
「かなり難しかったです。 ギリギリで成功しましたが… 数が有りません… 来年また作りますが… 」
レイが笑顔で説明している
「売れないなら仕方無いだろう… 後で味も確認させてもらう」
公爵がレイを見ている
(あの果実の酒の蒸留酒か? 蒸留酒も無理だと言われていたが… レイなら可能なのか? 男爵家の町で錬金術師を買ったと報告が有ったから、錬金術と組み合わせか? 簡単には真似は出来ないだろう… レイが作るなら利益は売り渡した酒の分だけだろうが… )
日が暮れると、レイ達は公爵夫妻とホルスウィナーとアルミナリナーと共に食事をしている
「レイさん、石鹸感謝します… 先程試した侍女より報告を受けましたが、良く汚れが落ちたと言ってました」
夫人が微笑みながらレイを見ている
「後で髪にも試してください… まだ髪用は完成してませんが、あの石鹸は傷んだ髪にも良いです。レインも毎日使ってます」
レイが笑顔でレインを見ている
「髪ですか? レインさんの髪… 後で試させます…アルミナリナーにも使わせますね」
夫人が納得してアルミナリナーを見て微笑んでいる
「レインさんの髪… 羨ましいぐらい綺麗… その石鹸の御蔭ですか?」
「他にも数種類石鹸を作ってくれました。 あの石鹸が一番効果が高かったです」
レインが笑顔でアルミナリナーに説明している
「今日早速使いたいです!! お祖母様!!」
アルミナリナーが大声をあげる
「はしたない」
夫人が笑いながら言うと、アルミナリナーが真っ赤になっている。公爵が笑っている
(マーブリル子爵の襲撃が有るかもしれないが、この笑顔守れるか? レイが同行するルセイドの町までは大丈夫と思うが… 春の件でアルミナリナーが行きたくないと言わなくて良かったが… 伯爵家に滞在して太って帰ってきて妻が怒っていたが… 今回は食べ過ぎない様にしてもらわないとな…)




