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火傷の帝王に贈る
ディーナはカルマの方に歩み寄った。呆然とする王。笑みを深くするカルマ。
そんなカルマにディーナはナイフを向けた。
「貴方に、決闘を申し込みます」
その言葉に全員が衝撃を受けた。
「おい嬢ちゃん!何考えてんだ!!見て分かったろ!そいつら三人でも勝てねぇ相手だぞ!?」
ギドが叫べばそっかと。誰かの声がした。
「最初からこーしてればよかったねー。そしたらこんな悔しい思いしなかった」
「そうね。腹立たしく思うこともなかった」
カルマの前に、レオナとイルリカも立ち、真っ直ぐ刃を向ける。
『決闘を申し込みます』
ピッタリとハモったその言葉は、カルマへと贈られた。
張り詰めた空気が辺りを包む。呼吸さえ忘れるその時間で、カルマのため息が静寂を破った。




