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覇王様の子守唄 第2章  作者: 日明
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火傷の帝王に贈る

 ディーナはカルマの方に歩み寄った。呆然とする王。笑みを深くするカルマ。


 そんなカルマにディーナはナイフを向けた。


「貴方に、決闘を申し込みます」


 その言葉に全員が衝撃を受けた。


「おい嬢ちゃん!何考えてんだ!!見て分かったろ!そいつら三人でも勝てねぇ相手だぞ!?」


 ギドが叫べばそっかと。誰かの声がした。


「最初からこーしてればよかったねー。そしたらこんな悔しい思いしなかった」

「そうね。腹立たしく思うこともなかった」


 カルマの前に、レオナとイルリカも立ち、真っ直ぐ刃を向ける。


『決闘を申し込みます』


 ピッタリとハモったその言葉は、カルマへと贈られた。


張り詰めた空気が辺りを包む。呼吸さえ忘れるその時間で、カルマのため息が静寂を破った。

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