プレイ
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前回予知
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『☆死☆の運命星』 本日5月9日
ルジンカ・フラボワーノ 17歳 →1/1日生まれ 現在16歳
①シェイラ・フラボワーノ 40歳 →10/10日生まれ 現在39歳
②黒丸
③黒丸
④ロイル・ノヴァ・アルフェノール 17歳 →3/3日生まれ 現在16歳
⑤黒丸
⑥ネレッサ・アルフェノール 20歳 →5/5日生まれ 現在19歳
⑦ゼルセース・クルクミー 49歳 →11/11日生まれ 現在48歳
⑧リコピナ・クルクミー 16歳 →8月8日生まれ 現在15歳
→推定死亡(処刑)時期:来年5/5~8/7 推定逮捕時期:今年11月~2月くらい
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今回予知
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『☆死☆の運命星』 本日5月10日
ルジンカ・フラボワーノ 17歳 →1/1日生まれ 現在16歳
①シェイラ・フラボワーノ 41歳 →10/10日生まれ 現在39歳
②黒丸
③黒丸
④ロイル・ノヴァ・アルフェノール 17歳 →3/3日生まれ 現在16歳
⑤黒丸
⑥ネレッサ・アルフェノール 20歳 →5/5日生まれ 現在19歳
⑦ゼルセース・クルクミー 49歳 →11/11日生まれ 現在48歳
⑧リコピナ・クルクミー 17歳 →8月8日生まれ 現在15歳
→推定死亡(処刑)時期:来年10/11~11/10 推定逮捕時期:来年4月~5月くらい
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「また寿命が延びてるな・・・」
俺はしゃくり上げつつ、かすれた声で言う。
もう泣き疲れた。
今さっきまで、昨日ロイルに振られた話とか、今朝倒れて医務室に運ばれたり、ルーガとのあれこれなんかを2人に説明していた。
号泣しながら。
学校でも泣いたし、もう無理だ。
今日の家族会議は俺の寝室にしてもらった。
お姫様ベッドに転がったまま予知を書き写し、紙飛行にしてソファに座る2人に飛ばす。
明後日の方向に飛んで行った飛行機をベアドが拾った。
大事なルジンカちゃんが目の前でヒーヒー泣くのはダメージがデカかったらしいな。
おっさんもベアドも覇気がない。
それはそうとして、寿命が延びた。
今日は2~5か月分延びた。
昨日も2~3か月分延びてたから、5~7ヶ月分の寿命がこの2日で延びたわけだ。
「昨日流すはずだった新回復薬の完成延期情報だけどね、結局今日になっちゃったんだ」
おっさんがタラコ唇を指でグリグリやりつつ語る。
新回復薬の完成予定時期を、秋から冬に3か月分ずらした。
ちょうど2~3ヶ月分の寿命が昨日増えてるが、情報を流せたのは今日。
「寿命が延びたのはいいけどさ、これってなんでだ?」
昨日はロイルに振られた。
今日は回復薬の完成遅れの情報を流した。
「昨日ロイルに振られたのに、寿命が延びてたのも気になってたんだよな」
フラボワーノにウェイド暗殺の容疑をかける条件が崩れた場合、寿命は最短まで縮む。
王子にゲロったときはそうなったのだ。
「王家からの正式な回答じゃないからな。お前は依然としてロイル様の婚約者候補のままだ。ウェイド様暗殺の容疑をかける条件は崩れていない」
「だからって、延びるのはおかしいだろ」
「まあな」
「延期がきっかけで、回復薬の開発にトラブルが起きるのかな?本当に来年の春まで完成が遅れるのかもしれない。今秋に完成見込みといっても、あくまで見込だからね」
おっさんが言う。
結局よくわからないな。
「ところで、俺を振ってきたってことは、ロイルは犯人側じゃないってことだよな?」
ロイルが白なら国王にチクれば味方してくれる可能性が高いからな。
これは重要だ。
「現時点では不明だな」
「振るとき、すっげぇ申し訳なさそうだったし、演技にも見えなかったよ。犯人があんな顔するかねえ・・」
寝っ転がったまま喋る俺。
ひっきりなしに流れる涙が枕を濡らし、胸も痛いがそろそろ頭も痛い。
「犯人だからって、罪悪感がないとは限らないだろ」
答えるベアドの声は遠慮がちだ。
ソファにかけたまま、俺を遠目にして話す。
「でも、追うなって言って、本当に俺が追わなくなったら濡れ衣着せれねーじゃん」
「間髪いれずにオーゴニー公爵が接近して来たろ。諦めずにロイル様を追えと」
「ルーガは運命星に載ってないだろ!?」
徐々にヒートアップする俺。
「裁判官だって首切り役人だって載ってない。あれにはもっと別の基準と定員もあるんじゃないか」
「俺が犯人なら、このタイミングで俺を振らないがね!!」
言いながら、さすがにロイルを庇いすぎな自分に気が付く。
なんでこんなに必死なんだ?
完全に引きずられてるな・・
振られたことでも胸が痛いが、ロイルが濡れ衣を着せようとしているかもしれないなんて、考えるだけで耐えられない苦しさだ。
ベアドが立ち上がり、俺の枕元までやって来た。
コップに水差しの水を注いで渡してくれる。
「ルジンカ、あまり気に病むな。ロイル様には振られたんじゃない。そういうプレイをしたんだと思っていればいい」
「なんだよ?プレイって」
「プレイはプレイだ。嗜虐的で最悪のプレイセンスだとは思うが、そういうのに性的快感を覚える人種もいる。ロイル様もそうなんだろ。だからもう泣くな」
俺を見る目には、優しさと思いやりが満ちていた。
だが、そんな適当な励ましで泣きやめるか。
「プレイとかやめなさい」
珍しくおっさんもつっこむ。
「オーゴニー公爵の接近も含めて、今回の一連が「もっと追っかけて来い」という、ロイル様の幼稚で屈折したラブコールだ。そもそも記憶を失ってからのお前はろくに追ってなかったからな」
「無茶苦茶言うなよ。真剣なお断りだったぞ」
「どこが?」
ベアドが大きくため息をつきながら語る。
「ロイル様はお前のためにわざわざ育てたシズンティカをプレゼントして、熱い口づけを交わし、一緒に食事を楽しんだんだろ?どこが真剣なお断りなんだ?全てはお前の涙を楽しむプレイだろ」
「く、口づけ!?」
おっさんが悲鳴のような声を上げる。
「そうです。父上が愛してやまないルジンカの無垢なる唇は奪われました。ロイル様との悪趣味なプレイの最中に」
泣き声とともにおっさんの巨体が消えた。
床につっぷして号泣している姿は、昨日の俺のようだ。
キスのことあえて伏せてたのにバラしやがって。
「おい、パパに八つ当たりすんなよ!」
「してない。だが、ロイル様がお前にやったのはこういうことだ」
「は?」
「だからプレイだ」
「お父さんとするなよ・・」
ダメだな。
場の空気がすさんでる。
「冗談はさておき・・ロイル様が白か黒かは今考えてもわからない。もっと情報がいる」
床に転がるおっさんを見下ろしながらベアドが言う。
「あの時のバラ園にいた生徒の大半は、ロイル様とお前を追って行った連中らしい」
「そうなのか?」
「あんな大雨の直後にバラ園なんて普通行かないだろ」
確かに不思議ではあったな。
「ロイル様はご存じだったはずだ。追っかけみたいのが常に周りにいるからな。記憶を失う前に揉めた時だって散々噂になってたろ」
何故また同じことを繰り返す?と、ベアドが難しい顔で腕組みをする。
「よっぽど野次馬にお前が泣きわめく姿を見せたいらしい」
「でも、俺が泣いたのは結果論だろ?」
「最初に花を渡してきたんだろ?そこでお前が泣いた後、失恋プレイの本番に入った・・別に急ぎの案件じゃないんだ。プレイは人目がないタイミングで仕切り直したってよかったはずだ」
「プレイ言うのやめろ。なんか腹立つわ」
「ロイル様の主張も意味不明だ。どんな事情があるのか知らないが、女を振るなら「好きじゃない」と言えばそれで終わるだろ・・意味深な言葉を繰り返して、はっきり理由も言わずに納得しろというのはかえって不誠実だ」
ガンガン流れる俺の涙から目を背けるように言った。
「・・・色んな奴がいるからな。俺の知り合いに、「好きじゃない」って言いながら婚約迫ってきた奴もいたし」
「そんな男は相手にするな」
お前だが。
「結果、“ルジンカ・フラボワーノはロイル様から花と口づけを貰って、やむにやまれぬ事情で結婚を断られた”という噂が広がっている」
「え?チューのことも!?アーニャちゃん達は何も言ってなかったぞ」
「知らなかったのかもしれないし、お前に言わなかっただけかもしれない。噂は時間が経つほどに広がっていくからな」
「チューは俺からしたんだが」
「そんなのは些細なことだ。とにかく、振られる前より、濡れ衣を着せるのに都合がいい状況になった。結果論ではあるが」
俺は自分でも意外なほどショックを受けていた。
あの時のロイルに、俺やフラボワーノを陥れる意図があったのだろうか?
そんな風には見えなかったがなぁ・・
「僕はロイル様を思いっきり色眼鏡で見ている。全部を真に受ける必要はない」
ショックを受ける俺の枕元に腰を下ろし、ベアドが言う。
「ロイル様は本当にただルジンカに謝罪がしたかっただけかもしれない。結婚できない他の事情があるのかもしれない。焦って結論を出す必要はないし、この話はもう終わりにしよう」
そう言って、どこからともなく大判の本を取り出した。
「さ、がんばったな。これでも見て元気を出せ」
寝転ぶ俺の前に広げた。
「やっぱ、いいね!」
今回のもすごくエロい。
吊るされ男の挿絵より、もっと過激で詳細に描かれたおねーさんの絵だった。
「すごくいい趣味してるよ、お兄さん!」
「喜んでもらえてなによりだが・・・ルジンカの状態は、昨日から少しは改善しているのか?」
「全然。むしろ悪化したよ。今日なんて、ロイルとマンティコの実を食いたいとか思っちゃったし」
「―――マッ・・・・!?」
ボフン!
と、音を立て、大きくよろめいたベアドが隣に倒れ込んだ。
エロ本を手にしたまま、ピクリとも動かない。
「だ、大丈夫か!?・・すまん、一瞬思っただけだって。別に今は食いたいとは思わないぞ・・?」
思わず上体を起こし、ベアドを揺する。
しまったな、今のはさすがに可哀想だったか?
「涙と一緒だよ。勝手に体が反応するからな」
「反応・・だと・・・!?」
「とりあえず、当分食う予定はないから心配すんなよ。俺にとっても未知の食材だからな。マンティコの実は」
まあ、アーニャちゃんとかと食えたら食いたいが。
ベアドは倒れたまましばらく動かなかったが、やがてエロ本を剣のようにシーツに立て、歯を食いしばって頭を上げた。
「・・・・・・いや、食え・・食うべきだ」
「無理すんなって。全部冗談だから」
「いや、マンティコの実をロイル様と食べろ。それはルジンカの悲願だ。必ず食べさせてやる・・!ただし、結婚前はダメだ!」
「衝動のまま差し出さないよう注意しろ」と、言いながら寝返りを打ち、こちらを向いた。
「とにかく、いつまでもそんな情緒不安定じゃ日常生活に支障があるだろ。一応、今ある方法を模索しているんだ」
「どんな?」
俺も寝転がって横を向くと、思ったより近くにベアドの顔があった。
肌めっちゃキレイな。
まじまじと見つめていると、こちらを見つめる視線とぶつかる。
ベアドの黒い瞳に俺が映っている。
不思議な既視感に襲われた。
「なんか、懐かしいな。このアングル」
そういうと、ベアドが小さく笑った。
「子どもの時以来だな。昔はよく一緒に寝た」
「そうだったかもな」
なんとなくだが思い出せた。
「ルジンカはよく怪談をねだってきたな」
「それは覚えてないな・・・まあ、嫌いじゃないが」
「怖がるくせに聞きたがっていたぞ。それで僕に抱きついて寝るんだ」
「それ、ホントに聞きたがってたのか・・?」
お前が勝手に話してたんじゃねーだろーな。
「ホントだ。朝までくっついていたことがあって、おじさん・・父上に見つかって禁止になったんだ」
古い記憶の輪郭は曖昧だ。
なんとなく形作られた場面のいくつかが頭をめぐる。
「一緒に寝ると言って、ふくれるお前に言ったんだ」
「「大人になったら、また一緒に寝れる」」
2人の声がハモる。
「ませガキだったんだな、お兄さん・・・」
そう呟いた自分の声が遠い。
俺は寝返りを打ち、横たわったままの幼馴染の胸に、そっと寄り添うように抱きつく。
昔のように。
シャツ越しに感じるベアドの体は、もう以前のように柔らかくない。
でも同じ様に温かい。
微かに香る優しくて懐かしい匂いに安心し、そしてもどかしい。
自然と口が動いた。
「私とマンティコの実が食べたい?ベアド・・」
見上げた先の、切れ長の目が驚愕に見開かれた。
そのまま体の操作系を失ったように、呆然とフリーズしている。
頬を寄せたベアドの胸から、ドクドクと激しい鼓動が伝わってくる。
それが俺の体に伝染して、熱い胸の高まりに変わった。
熱い血が全身を駆け巡り、顔が火照り、体が火照っていくのがわかる。
「ルジンカ・・・?まさか、記憶が・・」
ベアドの驚きでかすれた声はそこで途切れた。
「ウオオオオ―――!ルジンカちゃんから離れろ、このケダモノめ―――!!」
ずっと撃沈していたおっさんが、涙で顔をぐちゃぐちゃにしたままベッドに飛び乗り、ベアドに掴みかかってエロ本を取り上げる。
「え?え・・・!?お、落ち着いてください、、父上・・!これは・・違います!」
「黙れ!なにしれっとベッドインしてるんだ!この万年発情期の腐れチ〇ポがぁ!!」
馬乗りになって胸ぐらを掴み、ベアドをガクガクゆする。
「離せっ!・・今それどころじゃ・・ルジンカが・・」
「もうお前なんかアントシアに送り返してやる!!ドスケベ野郎が――!!」
ベアドの首を絞めようとするおっさんと、抵抗するベアド。
お姫様ベッドがグラグラ揺れた。
「クッソ!そんなことしたら、ルジンカがこうなりますよっ!押し寄せる有象無象どもの手によって!」
揉み合いながらエロ本を取り返したベアドが、さらに過激なページをおっさんの眼前につきつけた。
「ヤーメーロ―――!!!」
絶叫するおっさん。
醜い争いを見ているうちに、俺は自分を取り戻した。
なんだよ、今のは!?
俺がベアドに迫ったのか!?
ルジンカちゃんはロイルじゃねーのかよ!?
なんかムラムラしたんだが・・
俺は淫乱なのか?
「またおっ立ててやがるのかっ!!ルジンカちゃん誘惑しやがって!チクショ―――!!!」
「だから、誤解ですって、このっ!!やめろっー!!」
目の前ではギャーギャーと争いが続いている。
このままでは罪なきベアドがさすがに哀れだ。
俺は気色悪さをこらえ、おっさんの背後から首に手をまわし抱き着く。
「やめて、パパァ。ルジンカのために争わないでぇ」
「ル、ルジンカちゃん・・・」
「ルジンカはパパのお嫁さんになるわ。ルジンカの一番はずーっとパパよ☆」
「ル、ルジンカちゃん・・グズン、グスン・・パパもだよ。ルジンカちゃんはずっとパパの女神だよ・・」
再び泣き崩れるおっさん。
本当にチョロいな。
おかげで、俺のムラムラもおさまった。
「僕もプレイとはこうあるべきだと思う・・」
襟元を正しながらベアドがボソリと言う。
「プレイじゃねーから!今のも、さっきのも!」
いや、プレイってことにしといた方がいいのか?
「しかし、なんでお前が実家に帰ると俺がこうなるんだよ?」
めっちゃ微妙な空気に耐えられず、エロ本を持ち上げ尋ねた。
「ル、ルジンカちゃん!そんな汚らわしいものに触っちゃダメだ!!」
おっさんにマッハで奪われた。
「ちゃんと消毒してあります」
「消え失せろ!!この大腸菌がぁ!」
「もう!パパ!!」
乱れそうだった場の維持に努める。
「ごめんね、パパ取り乱しちゃったよ・・・ベアドがいなくても、ルジンカちゃんは女侯爵になれるんだよ」
意外なことを言われた。
「女は継げないんじゃないんですか?」
「普通はダメだけど、魔法の血族の本家だけはアリなんだよ。ルジンカちゃんに継がせるつもりはなかったから言わなかったけど」
「大腸菌には継がせるのに?」
「いつでも譲るぞ。ああなってもいいならな」
床に落ちたエロ本を指差しながら言う。
「だから、なんで俺がああなるんだよ!」
「跡取り娘っていうのはそういうものなんだ。無数の男に言い寄られまくる」
跡取りじゃなくても、貴族の一人娘はトラブルに巻き込まれやすいという。
自身が継げなくても、父親が存命中に男児を産めば跡取りにできるからだそうだ。
通常はガッチリ婚約者を決めて、成人と同時に結婚してしまう。
俺は跡取り本人のうえ、ロイルとの縁談が宙ぶらりんだからこれ以上ない獲物なんだとか。
「ベアドが養子でいるうちは一応大丈夫だけどね。実子でも養子でも相続は男子が優先だし」
「だが、侯爵家の援助が欲しい奴なんていくらでもいる。僕に何かあればルジンカが跡取りになることにも変わりはない。今みたいなときは特に注意が必要だ」
エロ本を拾いながら、厳しい顔で言うベアド。
「お前は隙だらけだからな」
「いや、どっちかというと隙があったのはお兄さんだろ」
“お兄さん”という言葉に、ベアドが少し悲しそうな複雑な視線を向け、すぐにそらした。
平然としているように見えたが、内心穏やかでないのには違いない。
「とにかく、気を引き締めろ。寿命も延びたし、今は精神の安定を取り戻すことを優先しよう。このままじゃロイル様の妻になるどころじゃない」
「え?妻?今はそんなことになってるの?」
ベアドの言葉に、おっさんがギョッとした顔を俺に向ける。
数日前まで俺と結婚するって騒いでた奴だからな。
「・・・らしいですよ。俺が王子様とマンティコの実を食えるように取り計らってくれるらしいです」
「マンティコの実??」
おっさんは知らないらしい。
「やめろ、ルジンカ。父上にはショックが大きい」
俺はシカトして話す。
「タワワーナの4巻に出てくるんです」
「タワワーナ・・?ああ、あのグルメ風の猥褻本?・・・なんでルジンカちゃんが知ってるの!?」
「息子さんにお借りしたんで。そうだ。それで、フラボワーノの資料として保管されている他のエロ本もぜひ・・・」
見せて下さい。
と言い終える前に、再び巨体が宙を舞う。
「この寄生虫がぁっ――!!ルジンカちゃんをどうするつもりなんだっ!!??」
雄叫びを上げたおっさんがベアドに飛び掛かったため、家族会議は終了した。
誤字のご指摘ありがとうございました!
”「肌めっちゃキレイな」” はルジンカの日本語がおかしいだけで、一応あえての表現でした。
紛らわしくて申し訳ございません。
それでなくても誤字だらけなんで、直した方がいいのかなと思いつつ迷い中です。
でも、ありがとうございました!!
ご厚意に感謝いたします!




