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憂鬱な駄女神  作者: くろ
12/13

春デス


《1》


 ブラウニー医院・隠し階段下にある隠し部屋にて。


 照明の魔道具を点けると壁に囲まれた狭い室内には、四人ほどが着席できる高質な応接セットが置かれていた。ヴィ(ヴィンセント王弟殿下)が腰掛けた長椅子の背面には、重要な書類が治められているキャビネット、側面には換気口を隠すように透かし彫りで作られたパーテンションが置かれていた。


 元老院や城の上層部には知られたくない書類・書状・物品が此処でローランドが管理・保存していた。

 つまり公文書になる前、もしくは成らない文書管理の統括をしているのが、ローランドである。


 そして秘匿事項が多く含まれる会話をする場所としても使用されていた。


 ヴィの対面には、父親(二人の実父・前王配殿下)の形見の瀟洒な寝椅子に、不機嫌さを隠さないローランドが座って足を組んでいた。

 ローランドの隣には、物珍しそうにキョロキョロと視線を動かして居るリクが腰を掛けていた。




「ヴィ、やっぱり納得出来ない。なんでコイツ(リク)が従者なんですか。 ジーンにも不安気な顔をさせるし。 それに唯の街の治療師に従者なんて居たら可笑しいでしょう? どう考えても。」


「はあ、先日も説明しただろ。ローとは相性が合いそうだとリクが言ったのだ。」

「あっ、でも一番合うのは、お嬢デス。」

「フン。リクは、あんなに嫌われている癖に煩いよ。」


「そうそう、ロー彼らが言うには好き嫌いなど関係ないそうだ。」


「ウン。こっちの人たちはスキルを使うのにマナ(魔力)を消費って習ってるだろ? 俺らの里では〔気〕ってのをスキル使用時に使う。 で、俺は影糸を使って居るのだけど、自分から生じている影をより糸を作って、此処に来てから影糸を出会う人らへ無差別に放っていた。 で、俺と〔気〕が合う奴の手首にはスルリと巻き付いて行く。 そう言う奴とは接触を増やして、俺の〔気〕を馴染ませたら、離れた相手と話せるようになる。 距離はブラウニー医院から娼館イブまでだったから7~8kmくらいかなあ。王都に来てから距離が可成り伸びた。 ヨウもセシルに影糸出せたらしい。 俺らは、普段、夜に影スキルが使えなかったから、セシルとの出会いは運命だったと話してた。 セシルを見た途端ドンピシャって感じて、無意識に影糸を放ってしまったと言ってた。」


「ふむ、リク。夜は影スキルは使用出来ないのかね。」


「ハイ。里では常識だったので、シュウはヴィさんに報告してなかったかも。 日が出てると使えるッスけど、日が完全に沈むと使えなくなるッス。 曇りや雨・吹雪いている時はスキルが弱くなるッスよ。まあ基本狩りは天気の悪い日や夜にはしないので、問題ないっつう。 でもコウとヨウは、セシルとヤルようになって、夜でも自分の影を操れるようになったッスよ。ずりぃ。 何かスキルアップして、新しいコトも出来るようになってたし。 シュウの考えでは、里以外の人間とヤったからスキルが変化しているのかもって。」


「だからリクは、ローの側に居たいと、わたしに頼んで来たのだね。 リクは、他の影糸使いのことについて話せないのだったね。では、ローの為にリクが出来ることを教えて欲しい。」


「俺が出来ること、、、って。うーん。先ず、糸での遠方の相手との会話。相手の腕に俺の影糸が巻かれている状態であること。後は、獣たちを動けなくする為、影糸縛り。 獣たちの影を俺の影糸で縛ると動けなくなるので、狩りが楽っす。そんな所ッスかね。今は。 後は先生の頑張りってコトで。」


「何で、俺なんだっ!!」

「あっ、先生も俺って言うんだ。〔気〕が合いそうッスね。あはは。だって俺の〔気〕が先生に向いたし。ホントは、お嬢が一番なのに駄目だと言われたから。 ヴィさんとシュウからっ。」

「あ、当たり前だ!ジーンは絶対に駄目!未だ11歳だぞっ、それに彼女は俺のつま、、、ゴホンっ!取り敢えずジーンは絶対許さない。指一本触れるなっ。」


「ゴホン。で、リク。ローとは側に居るだけで良いと言う話だったが?」


「あっはい。つうても子供らに自分たちのスキルを移ためにすモノで。俺らは、影を移すって言ってました。 俺らのスキルは、こっちの人らみたいに突発的に目覚めるモノじゃ無くて。7歳くらいから狩りの手伝いを遣らせて、自分と〔気〕の合う子供と普通に手を繋いだり、頭を撫でたりつうエロくない接触を続けて、10歳位なると影渡りか影糸使いのスキルに目覚め始めて、段々と使いこなせるようになるッス。 なんで腕組んだり肩組んだり、トニーさんとセシルがやってた組手とかも良いっスね。 要はスキンシップし合うってヤツで。 ホントはエロいことが早くて一番だけど。」


 ヴィは頭を忙しなく働かせリクの話を消化しようとしていた。


 スキルを子供に移せる等と言う話は、聞いたことが無かったからだ。

 偶に血筋で似たようなスキル持ちが生れていた時代の記録はあったが、今では家柄に関係なく個人個人の個性としてスキルの有無が或るだけなのだ。

 ただ貴族子女が恵まれているのは、貴族であればスキルへの理解があり、暴発しても対処できる教育と環境が整っている場合が多いことだろう。


 それが可能だと判ればっ、、、と、そこまで考えてからヴィは頭を振って、息を整えた。


 初めはセシルからの報告で、交わる事でコウやヨウの影を纏えるようになったとあった。

 意味が分からなかったが、彼らの影が自分の影に入り、その影から糸のようなモノを作れるようになったと、記されていた。

 

 『彼らのスキルは、色の快楽を求め満たすことのみ是として使用することを確認した。』


と、言う末尾の言葉が更にヴィを冷静にさせた。



 13歳の少年にわたしは何を報告させているのだと。

 いつも傍に居るなら影スキルで体感した事を報告して欲しい。キチンと報酬は支払うからと気軽に頼んだあの時の自分が恨めしい。


 そんな悔恨を抱いていた時に、里長のシュウを通してリクがローの側に居たいと頼みに来た。

 丁度セシルの報告書を止める決断をしていた時だったので、初恋を拗らせ中のローなら良いかと思ってしまった。

 トニーからの報告で、ジーンに対してローが、いつ性犯罪者になっても可笑しくない目をし始めたと綴られて居たからだ。あの父上(前王弟殿下)の息子であるローならばトニーの言葉を否定できない。


 色々な意味でローにショック療法を与えてみることにした。


 その結果、リクをローに付けることにした。

 余りにも嫌がるので、流石にローが可哀想に思え、色事は本人の許可を得てから。 無理矢理に襲わない等を唯の契約書にサインさせた。 どうもローは、わたしがサインさせるのは全て特殊契約書だと勘違いしているフシがある。


 しかし影スキルの事は、知れば知る程に面白い。


 セシルからの報告は、端的過ぎて詳しい事が分からなかった。 セシルは彼らと余り会話をしないのだろう。



「そう言えば、黒の一族の女性は影スキルを誰も有してなかったな。接触なら妻となった女性とが一番多いのでは無いか?」


「なんでかな?長たちは、女は子供を産む体だから、自分固有の影スキルは持てないって話していた。 昔っからって言ってたッスよ。だから男は狩りをするんだって。 でもお嬢って女なのに〔気〕が反応したんすよねぇ。すげぇ不思議。お嬢ってもしかして男?」


「なわけあるかっ!正真正銘可愛い女の子だ。」


 リクに吠えた後、ゼエゼエと息を切らすローランドにちらりと目をやり、会話の終わりを知らせるように「ローの助手とでもしておきなさい。」と告げ、ヴィは席を立った。



 全く周囲を気にせず義弟と戯れる時間は愉しいが、そんな時でも彼らのスキルの使い道を考えてしまう自分に肩を竦め、ヴィは向かいにある貸し馬車屋を目指した。

 城から乗って来た紋章無しの馬車と御者は其処に預けてあった。


 姿を見せない護衛たちに守られながら、ミモザやマグノリアの花々に彩られた春のホーステッド通りをヴィは急ぎ足で歩いて行った。





《2》


「バインバインのパン屋さん~♪」


 テキトーに節をつけての鼻歌です。

 ホーステッド通りの道沿いにある庭の樹木が黄色や白、赤、ピンク、紫と百花繚乱に乱され咲いている。今月中旬までは、この春の花祭状態が続きそう。

 私の好きなサクランボの花は、もう直ぐ散ってしまいそうだけど。


 前世の桜と違って花弁が大きくて色も桃色って感じで艶やか。

 中には少し薄紫がかった花びらも。 春のホーステッド通りは、目を何所に向けても華やかな景色を見せて呉れる。


 もう少し馬車のスピードを落としてくれると、ちっこい背丈の私を駄犬シュウが庇わずに済むのだけども。


「ほら、抱っこしますよ。お嬢。」

「ヤダ、良い歳をして恥ずかしい。それにシュウだってちょっと私より背があるだけだし。兎も角ヤダ。」

「だから小径から裏路地を通れば良かったのに。さっきから馬車が通る度に道沿いへ避けてるから、お嬢って殆ど前に進めてないよ?ほら手。」


 駄犬シュウから「お手」をされ、渋々差し出された左手を取る。


 対面通行が可能なソコソコ広い道幅があるホーステッド通りは王家が管理している。

 少し前までは、此処まで馬車の通行量がなかったらしい。

 お貴族サマの馬車は、平民街のましては庶民の暮らして居る地区なんて通らなかった。なので9年くらい前までは、この広い道幅を利用して行商人の人たちが、露店を開いたりしていたそうだ。


 馬車なんて商人たちが利用する小さな貸し馬車くらいで、メインはロバや牛が引く荷馬車だった。


 それがこの地区より北にある貴族街に近い、高級地区に住む富裕層って呼ばれる人たちの馬車所有数が増えて行った。

 儲かってるのね、クソ金持ちめっ。

 いや、寄生(下宿)させて貰っているローランド先生も金持ちだけどさ。

 彼らも少し昔までは商用で使うレベルだったけど、生活様式をまるっとお貴族サマの真似を始めて、家族用の馬車とかを走らせるようになった。


 他国の馬なども交易で輸入される様になって、見せびらかすようにホーステッド通りを走り抜けたりするから、避けようとして馬車の走りが益々荒くなる。

 王都で意外と多い馬車の事故。


「しかしシュウ。春の陽気に誘われる様になって、交通量が増えたよね。」


「あぁ、何でも第一王女サマが成人になる生誕祭が、来月開催されるから、それに釣られているンでしょ。 生誕祭の日には、王城へと続く大通りやケレス初代女王広場で、酒や食い物を無料で振舞われるらしいし。誕生祭関連で商売繁盛らしく景気のいい奴が多かったぜ。娼館でだけどな。」


 樋爪の音に首をピクンピクンとさせながら、固い掌に握られ、シュウから連行されるようにパン屋ロニーへと向かう。

 まっ、景気の良いってのは、良いコトなんでしょう。

 私は頑張って、馬車に曳かれて今世で2度目の死を迎えないようにしよう。

 流石に女神ルミナスさまが、二度目の死から救ってくれるとは思えないし。


 取り敢えず私には、身軽な護衛シュウもいてくれるしね。

「ちょっとおいらの影に入ってみてよ、お嬢。」って言う誘い文句さえ言わねば、駄犬シュウは便利な奴だった。

 駄犬ズ(黒の一族のメンズ)たちの身長は、160~175cmくらい。

 駄犬ズの中で背の高い方になるシュウは、ローランド先生よりちょっと低い位。

 ロゼット王国の若いメンズは、170cm前後が多く見えるから、街歩きをしていて背丈で浮くことはない。

 黒髪もポツポツいるし。

 ローランド先生は、黒髪黒目が多いのは、大陸の南方にある国々の民だと言っていた。 交易を結ぶようになってからは南方の移住者が多いらしい。 その方たちは肌色が象牙色なのだと。


 でも黒の一族たちはロゼット王国の北部に住んでいたし、肌の色もロゼットの民の様に白い。 やっぱり不思議民族だわ。 黒の一族って。

 駄女神ルミナスさまが、スキルで彼らを助けたことに戸惑っていた位の変態さんたちってことで良いのかな?


 あれから一度だけ現れて(いや、瞼を閉じらされて)てるてる坊主マントと女神のサンダルを回収していった。 スキルの鍛錬不足と言い残し。



 一丁前にシャギーを入れた黒髪は、何処か野生味を帯びて、シュウが犬って言うより、黒い狼に見えてしまったコトは、心に穴を掘って埋めてしまおう。


 そんなシュウに連れられてやっと角にあるパン屋ロニーへと到着した。

 でも私の目的は、パンではないのでありまするよ。






《3》



 春です!

 季節もそうですが、なんとバインバインユッサユッサのケイトさんの頭が春です。

 ついでに私の印象が、めっちゃ薄い駄犬ズの一匹ゼツさんの頭の中は、桃色ピンクです。


「アタシ実は、ゼツさんと結婚しようと思って居るの。ジーンちゃんたちの遠い親戚なのよね、ゼツさんって?お兄さんのシエル君は今は騎士団でしょ? だからジーンちゃんに一言挨拶しておかないとって思って。実は1月終わりくらいからプロポーズはされていたんだけど。」


「ケイトは、モテ過ぎちゃっていてね。何人か一族の奴らがケイトを狙ってたから心配で心配で。やっと昨夜結ばれるコトが出来たんだ。」

「ち、チョット、ゼツさん!こ、子供の前で、、、そ、そんな話は。」

「ダメなの?ケイト。つい嬉しくて嬉しくて言いたくなってしまったんだ。ケイトが、ダメって言うならもう言わないよ。」

「だ、駄目って言うわけじゃ、、、。」



 春です。

 居た堪れないくらいの春真っ盛りです。



 いつものようにパン屋ロニーの店先に入るとケイトさんのお姉さんが困り顔で、私とシュウを店の奥にある居住区に案内し、私も勝手知ったるケイトさんの部屋の前へ行き、お姉さんに目線で促されドアの前で「ケイトさん来たよ。」って声掛けした。


 何やらパサパサとかサワサワと言う衣擦れの音が聞こえ、暫く経って「ハイ、どうぞ。」ってちょっとハスキーな声になったケイトさんからの応答。


 ケイトさんのお姉さんを私が見ると、お姉さんは大きく頷いてボインボインなお胸を揺らし、いつもは笑顔で、細い三日月が横に並んだような優しい目をギっと見開き「イケ!」とドアをねめつけていた。


(ハイ!ヨロコンデ!)

と、私は心で返事をし、シュウと共に4畳半くらいの部屋に入った。

 初めて部屋を訪れた時、思わず「狭っ!」って呟いた私に「自分の部屋があるだけマシな方よ。」って面白そうにケイトさんは、バインバインユッサユッサとお胸を揺らして笑っていた。


 可愛らしい柄のベットカバーがベットに掛けられ、その上にケイトさんとゼンさんが、引っ付きもっつき並んで腰かけていた。 もう空気が甘い。

 ケイトさんは、長丸いスズランの刺繍をしたクッション抱え、髪が貼り付いた汗ばんだ額とか、頬を上気させてピンクだとか、見えている耳や首元まで薄紅色に染まっていたとか、俗にいう事後?

 ゼンさんのケイトさんの腰辺りに回している腕が何かヒワイだ。

 サラサラ黒髪のロン毛なゼンさんは、いつも後ろで縛っている紐が外れているし、黒目が煌めいて、遣り切った充実感をボクサー体形の全身から漂わせているし、未だ未だヤレるぜって気迫を感じる。


 私は、何を如何すれば良いの?ケイトのお姉さん。

 そう戸惑って居たら、ケイトさんの結婚宣言である。


 二人は、額を引っ付けんばかりに顔を近付けて、ベロチュー5秒前かって空気になった。

 見たくないでござる。


「ご、ご結婚おめでとうございます!ケイトさん。ぇぇっと、、、ゼンさん(このヤロー!私のバインバインを)。」


 濃厚な甘々ムードを粉砕したくって、私は普段出さないような甲高い大きな声で「おめでとう」を叫んだ。

 ベットに並んだ二人は、私の声に驚いてビクンと身体を揺すって、漸く正面を向き、私たちを見た。私の声に誘われたようにドアを開いて、ケイトさんのお姉さんも入って来た。


「お姉さん、ケイトさんとゼンさんは、結婚するそうですよ?」


「ご、ごめんなさい。姉さん。ずっとプロポーズされて悩んでいて。ゼンさんは知り合いのお店で見習い中だと言って居たし。未だ無給だと言って居たから。そしたら昨日、初めて給金が貰えたって大銀貨1枚全部アタシに渡して、結婚してくれって抱き締めてくれたの。そしたら、、、。」


「続きは良いわ、ケイト。 昨夜ずっとずっとずーーーっと。貴女の声が聞こえてました。思わずケイトの部屋に怒鳴り込もうしたけど、夫がケイトは婚姻年齢をとうに過ぎているからと止めたのよ。此れで結婚しないなんて言ったら、私がパン作り棒(麺棒)で股間を打っている所よ。父さんと母さんは14時に店を閉めてから話をケイトからの聞くそうよ。まあ、ゼンさんは私をナンパした相手じゃなくって良かったわ。 ごめんねジーンちゃん。妹の騒動に巻き込んで。」


「い、いえ、こちらこそ(ウチの駄犬がスミマセン。)。ハハハッ。」

「そう言えば、何かケイトに用事があったのよね?」

「いえ、急ぐようでも無いので日を改めます。一度医院へ戻りますね。 ケイトさん、おめでとうです。また来ますね。」

「うん、ありがとう。ジーンちゃん。今度こそ新しい図案教えるわね。舞い上がっていて今日はごめんね。」

「ううん。ケイトさんがヤナことされてないなら良い。」

「(/////)」


「おい、ゼン。ちょっと一緒に帰るぞ。」

「お、おう。」


 少しシュウに不穏な気配を感じつつ、私はバインバインユッサユッサなケイトさんとボインボインプルンプルンのお姉さんに帰りの挨拶をして、パン屋ロニーの店先を出た。

 焼けたパンを並べた店内のテーブルの近くでは、白髪混りの茶毛を短く刈り込んだ2重顎のケイトのお父さんが、モジャった太い眉毛を垂らして、「またな。」っと短い挨拶をしてくれた。


 明るい陽射しが心地いいと感じながら、私はシュウのアドバイス通りに舗装されていない小径から裏路地に入り、シュウの早歩きに付いて家路を急いだ。後ろにはゼンさんが付いて来ていた。



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