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8話

「レモンちゃん達がまさか同じ学校の生徒だとは知らなかったよ・・・優香に教えてもらわなかったら知らずに過ごしていた自信がある」


俺は呑気に優香に教えてもらったことを言うと


「優香?誰そいつ・・・まさか浮気?」


ゴゴゴ・・・とハイライトのない目で笑顔で俺を見るレモンちゃん。どうした?俺なんか変なことを言ったか?


「女?私達以外に女がいたなんて許せない・・・!」


何で怒ってんだ?優香の名前を言っただけで怒ることではないだろ


「女じゃねえよ。男だよ男。ほら、優香ファンクラブって聞いたことない?」


「優香ファンクラブ?外見がすごい美人の男の人を崇めるファンクラブのこと・・・まさかその人のこと?」


「ああ、橘優香。男だよ」


そういうと怒りが収まったのか先程の普通の表情へと戻ったが俺に対して笑顔になって


「なら、大丈夫なんだね♡ねえ、もっと近づいて♡くっ付けよ♡」


「なんでそんなことをしないといけないんだよ。ここは学校だぞ?」


「!なら、家なら「家でも駄目だぞ」ガーン」


ショックを受けて落ち込むレモンちゃん。何かしようとしていたようだがそれは駄目だ。そんなことをしてみろ、俺の理性に限界が迎えて野生化してしまう。流石に駄目だよ。でも、レモンちゃん達は土日ですごいアプローチをしてくる。学校よりも平和に過ごせる家はもう、学校よりも安心できない空間となってしまった。同じ学校と言うわけだからこれからも俺に対して場所関係なく、俺にアプローチをするだろう。本当に勘弁してくれ!俺の理性がぁぁぁ死ぬぅぅぅ!!!って内心ビクビクしているのを知っているのかなこの人達


俺に対する好意がなんか異常なのは気のせいだろうか

黒坂も同じ分類の人だから普通なのか?

そんなわけがない

あいつの場合は外見で惚れているような人間ではない

優香の外見で見惚れているのなら優香がもっと対抗しているはずだ

外見だけで告白しているような奴らが優香に告白して粉砕されている

あいつがあそこまで優香に告白しているのは過去に優香に会ったことがあるからだ

なんだっけ?

まあ、中学生の頃の話だし、ええか



「・・・悠太ちゃんは私達がこの学校の生徒だと知らなかったの?」


別の話へと変えるレモンちゃん。その質問を答えるとしたら知らなかったとしか言えない。あまりにも優香の認知度が高すぎて知らなかったとしか言えない


「ごめん、知らなかった」


「私これでも有名人なんだよ?悠太ちゃんが私のことを知らなかったなんて悲しいよ」


それに関して本当にごめん、知らなかったとしか言えないし、これが事実なのも本当だし・・・うん、何とも見苦しいことを考える


「ごめん。あんまり噂のことを気にしていなかったから・・・」


「ふ〜ん・・・噂を聞いても無視するタイプか〜本当に?」


「ああ、噂を気にするタイプというか噂の中心人物の近くにいるから気にしなかっただけというか・・・何で言えばいいのか・・・分からないな」


単に興味なかったものもあるし、隠キャが噂を聞いても陽キャの噂だろって他人事にしか思わなかったからな。興味ないというか自分には関係ない話だから興味を抱いても何かできるのかって感じに何もできないなら無視するかとしか思っていなかったからが大きいか

噂を気にするんじゃなくて自分には関係ないし、関わろうとすると面倒なことが起きるんだろうなとわかっているようなもん。自分から関わろうとしたらどんな痛い目が向けられるのか分からない、たまったもんじゃないことが起きるだろうと予想できるし


「何とも言えないな・・・」


まあ、そんくらいしか言えないな。学校の噂の中心人物と姉と一緒にエロ本を見ている変態がいたら感覚がおかしくなっているんじゃないかと言われたら否定できない

学校でイケメンと言われている人物の1人が女体化したことによって更に噂は俺のクラス中心に流れるようになる

巻き込まれるんだろうな俺と思う思ううんうん


「む〜う〜!私達のことを認知していないんだね本当に」


「何度も言わせるな。まずこの学校にいる同級生だとは知らなかった!ただそれだけさ・・・それに知っていたら知っていたで君達のことを・・・いや、それはないか」


見守っているとか格好つけるなんてどころの話ではなく、10年以上前の話なんて覚えていなかったんだから何を言いたんだよ俺!!カッコつける以前に忘れてんじゃ意味がねえだろ!チクショー!どうする?どうする?まあ、ええわ


「ふ〜ん、忘れていたのに?」


どうやらお見通しだったようだ


「まあ、積極的に動いてくれたから思い出したからね。でも、俺がこの学校にいることを知っているならどうして教えてくれなかったんだ?いくらでもチャンスがあっただろ?」


「・・・恥ずかしかったもん。それに忘れていたら嫌だし・・・親の再婚で関わる機会が生まれたんだよ?そんなもんチャンスじゃん」


小さな声で言う。可愛い声であるがどうやら恥ずかしかったようだ。この学校に入学してからいつ俺が俺であることを気づいていたのかは分からないがレモンちゃん以外の2人も似たような理由なんだろう


「そうかい。それじゃまた」


「うん!」


俺はレモンちゃんと別れて授業を受けた

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