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花よ、美しく汚れに染まり狂え

深夜、僕は1人でテントの中にいる。

最近はずっとイヴと過ごしていたけど、今日は周りには誰もいない。

ただ、セシルが魔法で作ってくれた土のベッドの上で寝ている。


あれだけ土砂降りだった雨は今は落ち着き、静かに虫が鳴き始めた頃だった。


ようやくの眠気、夢と現実の狭間。

覚えのある匂いが鼻腔をくすぐる。


薄ら目を開けると、そこに立っていたのは髪の長い女性のようだ。


もしかして……イヴ?


いや、違う。

背はあまり大きくはないから、イヴやセシルではない。


「シオン様、お休み中、申し訳ございません」


この声はランジェリカさんだ。

僕が上体を起こすと、彼女は青い制服(?)姿で恥じらいの表情を浮かべながら立っていた。


「ランジェリカさん……どうしたの?」


「セシル様から、婚約者であれば主人様をお一人にしてはならないと言われまして……配慮が足らず、申し訳ございません」


「謝らなくても大丈夫だよ。僕は一人でも平気だからさ」


「そんなわけにはいきません。それに……シオン様に見ていただきたいものもありましたので」


「見てもらいたいもの?」


なんだろう。

さっき受け取った"深紅の宝石がついたペンダント"以外に何か重要なアイテムかなにかかな?


ランジェリカさんはちょうど僕のベッドの横に立つと、短いスカートの端を両手の人差し指と親指で摘む。


そして……


「いかがでございましょう……?」


スカートを捲り上げる。

そこにあったのはピンク色で花柄のショーツ。

妖艶な美しさがありながら、少し大きめのワンポイントリボンが可愛さを演出していた。


「わぁ、とっても綺麗だね」


「ありがとうございます……」


言いつつランジェリカさんは顔を赤らめて俯く。

多分、セシルに言われてやっているのだろう。

普通、伯爵令嬢がこんな品の無い行動はしない。

恐らく僕に嫌われたくない一心で無理をしていのだ。


だけど、そんな彼女がとても可愛くて愛らしいと感じた。


「シオン様のことを考えながら、シオン様のために選びました。気に入って頂き光栄に存じます」


言葉から緊張感が伝わる。


「シオン様にもっと喜んで頂くにはどうしたらよいでしょうか?」


「僕はランジェリカさんが幸せなら、それが一番、嬉しいんだ」


「いや、私などは……」


「ランジェリカさんは"汚れる"のが好きなんだよね?」


「え……は、はい……」


「じゃあ外に行こうか。いい感じに雨も降ったし、一緒に泥まみれになろう」


「ど、泥……泥まみれ……」


ランジェリカさんの顔が引き攣った。

いや、口角が釣り上がるのを無理やり押さえている。

つまり、"汚れる"という行為に対して興奮のあまり笑みが溢れそうになったのだ。


「もしかして、嬉しくない?」


「い、いえ……私は……」


「僕の前では素直でいいんだ。嬉しいなら笑顔だよ」


「はい……とても嬉しいです」


ランジェリカさんの笑顔。

その笑みからは嘘偽りを感じなかった。

呼吸が荒くなって、スカートを摘む手が震えている。


あまりにも嬉しいのか、興奮によってピンク色のショーツが徐々に濡れ、股下から太ももを伝って尿がゆっくり溢れ落ちた。


_______________



ランジェリカさんはテントで服を脱ぎ、ピンク色のブラとショーツ姿になる。

脚にだけブラウンのブーツを履いて外に出た。


ちなみに僕は服を着た状態だ。


雨粒が少しだけ落ちる曇り空の下、僕たちは隣同士で森林地帯を散歩するようにして歩いた。


ただの雨がブラとショーツ、綺麗な白い肌に当たる度にランジェリカさんの呼吸がだんだんと荒くなる。

   

ああ、これだけでも、かなり興奮するんだね。



ある程度の距離を進むと、足元が泥でぬかるむところがあった。


「この辺でいいかな」


言ってランジェリカさんを見る。

その顔は完全にとろけていて、人差し指を軽く咥えていた。


「さぁ、ランジェリカさん、惜しみなく味わってください!」


「え……でも、そんな……はしたないことは……」


正気に戻る。

けしからんな、まだ理性が残っているようだ。


それならと、僕は一気に踏み込んで正面の泥へとダイブする。


バシャ!と飛び散る泥。

服全体が泥まみれになった。


「ほら、ランジェリカさんも」


下着姿で顔を赤らめている彼女は、それでも躊躇していた。


なので、僕は泥を適量取ると丸めてボールのようにしてランジェリカさんへと投げつける。

泥ボールはちょうどお腹のあたりに当たった。


「ひぃ!」


多分、冷たかったのか体がビクリと動く。

そして、ゆっくりお腹についた泥を手に取った。


「僕は素直なランジェリカさんが見たいな」


僕の言葉はもはや届いていないようだった。

ランジェリカさんは大きく深呼吸しながら泥をブラとショーツに擦りつけるように塗り始める。


「足りない……もっと……もっとぉ……!」


そう呟いて、その場にゆっくりと女の子座りすると、うねるように腰を動かす。

しっかりとピンク色のショーツに泥を染み込ませ汚していく。


同時に泥を両手に掻き集め、両胸から、お腹周り、太もも、足首と……体のすみずみに泥を塗る。


息荒く、満面の笑みを浮かべる彼女はとても幸せそうで僕まで嬉しくなった。


「ランジェリカさん、今は幸せですか?」


「とっても、とっても幸せ……でも、こんな姿……シオン様に見られて……私、嫌われちゃう」


「僕は嫌いにならないよ。むしろランジェリカさんのこと、もっと好きになっちゃった」


「そんな……こんな私を好きになってくれるなんて……」


そんな事を言いながらも、泥を塗る手は全く止まらない。

挙句には喉元から顔にかけて、さらに髪も泥まみれて、ついには彼女の白い肌のほとんどが茶色に染まった。


「今のランジェリカさんはとっても綺麗でかわいいよ。汚れた下着がとっても似合ってる」


「嬉しい……私はシオン様の妻になれて本当に幸せです」


「僕も下品で汚いランジェリカさんを妻にできて、とっても幸せだよ」


僕は泥だらけのランジェリカさんに近づいて優しく抱きしめた。

それに応じるように、彼女も僕の背に手をまわす。


「ああ……シオン様……あったかい……」


やっぱり共感してくれる人が近くにいないと苦しいよね。

周りがどんなに彼女を悪く言おうと、僕はずっと味方でありたい。


ランジェリカさん、僕が必ず幸せにするからね。

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