この椅子は自ら愚者になる事を望む
ここはエリシアさんが使っていたギルド内にある一室。
薄暗い部屋を照らすのは窓から差し込む星の光と暖炉の灯りだけだ。
セシル・アクアリュウムは青髪のポニーテールをほどき、天蓋ベッドに仰向けに寝ていた。
黒いローブは床に無造作に脱ぎ捨ててある。
身につけているのは白い花の刺繍が施してある濃い青の下着。
そのブラとショーツはキラキラした細かい水晶が散りばめられていて綺麗で可愛い。
僕はそんなセシルの体を見渡すように、眼鏡を外した彼女の顔の上に座り込んでいた。
無理やりこんなことをしているわけではない。
これは彼女が望んだこと。
さらに両足の足首を掴んでこちらに引き寄せて、僕の顔の前に青色の可愛いショーツがある状態。
もちろんこれだって無理やりしているわけじゃない。
彼女の望みは"尻尾"を触って欲しいとのことだったのだが、セシルの顔面を椅子にした状態だと僕の背が小さいくて届かない。
だから足首を舵を引くようにして持ち上げてきて……
「ぺろぺろ、ぺろぺろ」
両手が塞がってるから、僕は顔を近づけて青色のショーツの上に乗ったセシルの尻尾を舐め回す。
たまに先っぽを含んで、口の中で舌を使って転がしてみたり。
アイスキャンディーを舐めるみたいな感じ。
尻尾は上品な花の香りがする。
多分、これって香水なのかな?
舐めてみるとフルーティな味わいだ。
僕のお尻の下にある顔面からは荒い吐息が漏れていて、もうすでにズボンはずぶ濡れだ。
だけど不快さなんて微塵もなかった。
セシルの息づかいは間違いなく、この行為に対して興奮と幸せを感じている。
僕はそれがとても嬉しかった。
「ああ、この椅子に座ってると幸せを感じるなぁ」
「んー!んー!!」
「うんうん。セシルさんも幸せそうで嬉しいよ」
思わず僕は全体重をセシルの顔面へと乗せた。
彼女の頭はベッドに埋もれていく。
「んーーー!!!!」
セシルは僕が両足を掴んでられないくらい暴れ出した。
足首を離すとバタバタと足を動かす。
そしてすぐに……
バシャ!
興奮が頂点に達したのか、勢いよく放水して力尽きる。
下半身から垂れ流される尿は真っ白なシーツを静かに濡らし続けていた。
「あの知的でクールなセシルさんが、こんなに興奮して勢いよく……」
僕は立ち上がり、ガニ股のまま気を失った下着姿のセシルの顔を覗き込むようにして見た。
そこにあったのは、とても幸せそうな"おバカ面"だった。
白目を剥き、口は半開き、よだれを垂らして痙攣している。
表情は口角を上げていて、満面の笑み。
今の彼女は僕にとっては『美しい』の一言だ。
「セシルさん、幸せな時はね、ピースサインだよ」
そう優しく耳元で囁くと、気を失っているはずのセシルは痙攣して震える両腕を動かして、おバカ面のまま"ダブルピース"をした。
ピースの瞬間、放水の勢いが強くなる。
「そうそう。自分の気持ちには素直にね」
「……」
僕は反応が無い彼女の青髪を優しく撫でると、何度か体が小刻みに跳ねて、さらに放水を繰り返した。
セシルは理性では、おバカになることを拒んでいたが、実際は"愚者の刑"の興奮が忘れられなかったんだ。
だから彼女はご褒美にこれを望んだのだろう。
これでは愚者の刑は罰にはならないな。
また違う何かを考えておかないと。
……そう思った瞬間、
【従属レベルが上がりました】
左手に激痛が走った。
今回は随分とレベルが上がるのが早い。
もしかして僕とセシルは体の相性がいいのかな?
【新たなスキルを獲得しました】
さらにスキルもゲットできた。
僕はギルドカードを取り出して見る……。
いや、見れなかった。
凄まじい睡魔に襲われ、ギルドカードをベッド上に落とした。
そして僕はセシルの胸へ倒れ込むようにして気を失った。




