表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/29

入学編「男女でキスしたら妊娠するの!?」

「しかし、少年えらいことをしたな君」


「何がですか?」


「キスだよ、キス」


 待機室へ戻った二人に先輩がかけた最初の言葉がそれだった。


「先輩は知ってるでしょう。治癒魔法の発動条件」


「いやまあ、知ってたけどそれをあの場でやるかい?

 全クラスに中継されてるんだよ?」


「あ」


 そこで練は全部中継されていることを思い出した。

 これからクラスに戻るわけだがどんな顔をして戻ればよいだろうか。

 そんなことを考えていたら強烈な右フックが練を襲った。

 部屋の壁まで吹き飛ばされる。


「いってぇ……!! 悪かったけど殴ることはないだろ!! 」


「本当に何してくれてるのよ! 強姦魔! 」


 えぇ……となっている、練に美柑はさらに追い打ちをかける。



「赤ちゃんができたらどうするのよ!!! 」



 その言葉の意味を理解できなかった。

 え、こいつそんなうぶだったの?と、思った練。


「まあ、それに関してはあとで産婦人科に連れて行ってもらえると思うよ。多分」


 と、フォローを入れている佐城先輩。


「え、キスで産婦人科行くってマジ? 」


 思わず言葉に出ていた練。

 すると、美柑と佐城先輩に女の敵みたいな目で見られる。


「えぇ……俺、そんな悪いことしたの? 」


「当たり前だろ。そういう行為ほどではないにしろ、キスすると子供ができるなんてあたりまえじゃないか」


 と佐城先輩が言う。


(…………はぃ?)


 思わず口をへの字に曲げてしまう練。

 キスで子供が生まれる?ありえないだろ。と。

 だが、二人の反応を見るとレイプされた本人と、それに付き添う保護者のような構図になっている。


(なんだか嫌な予感がしてきた)


 そう思った練は、待機室に置いていた自分のスマホで調べた。

 キス、妊娠、と。

 すると、妊娠の事例が出てくるわ出てくるわ。

 それに青ざめる練。


(治療のためとはいえとんでもないことした、俺!?)


「あの……なんとお詫びを申していいか……」


「最悪よ! 治療のためでも、女の子を傷物にしてくれて! もうお嫁にいけない! わーん! 」


 そう言い泣き出してしまう美柑。

 実はとんでもないことをしてしまったと青ざめる練だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ