第7話「神様の序列社会」
「いや〜最近新人なんて入ってきてなかったから本当に嬉しい限りだよ」
エレベーターが下に動いていく中、昌幸は嬉しそうにそう言った。
「....結局のところここでは何をするんだ?知らん場所に出てきてからあっという間にここに連れてこられて何をするか全くわかってねぇ」
セイに聞けなかったことを昌幸に尋ねてみる。
「う〜ん、まぁ色々やってるけどメインは転生者、つまりある事情によって記憶を持ったまま生まれ変わった生き物達のことを扱うよ」
「そのある事情ってのは?」
昌幸の言葉で引っかかった部分をさらに問う。
「主に二つぐらいあるんだけど、その前にあのセイちゃんのこととかを説明しなくちゃいけないからそっちは先にやっちゃうね?」
「問題ねぇ」
状況を理解できるのなら問題ないと霧平は頷く。
「オーケー!まずおじさん達がいるココは神界って場所に属しているの」
「俺がいた地球とは違うのか?」
「全く違うよ〜。おじさんとか君がいた地球だったり、後で会うだろう他の職員の故郷とか全部をひっくるめて管理しているのがここ、神界なんだよ」
(なるほど?つまり俺がしらねぇ世界がたくさんあってそれの一番上にあるのがここってことか)
そこまで頭の回転が悪くないためか昌幸の説明を飲み込むことができた。
「それで神界っていうのは神と天使、後おじさんみたいな例外が管理してるんだ。天使には君もあったんじゃない?あの翼が生えた男の人だよ」
「....あいつらのことか」
霧平は自らが吹き飛ばした天使の1人を思い出す。
「ま、天使はそこまで関わりはしないだろうか気にしなくていいよ。一旦例外の話は置いておいて、神のことだね」
「神は簡単に4段階ぐらいに分かれていてね」
昌幸はそう言って4段階についてそれぞれ説明し始める。
「一つ、下級神。これはいわゆる神の中の下働きで、天使じゃ担当できない雑用をやってるよ。世界の管理とかね」
「二つ、中級神。セイちゃんがここに入って転生者だったりとある程度大きい枠組みの分野を管理してる」
「その上が上級神。実質の一番上で部門の統括をしているらしいよ、おじさんも一回しか会ったことないから詳しくは知らないけどね」
「そして...最後が最高神....らしい」
霧平は昌幸の「らしい」という言葉にひっかって尋ねる。
「らしいっていうのは?」
「いやとにかく姿を見せないらしいんだよ、セイちゃんもあったことないって言ってたし上級神しか会えないんじゃないかな?まぁ仕事に関わってくることはないから気にしなくていいよ」
「わかった....それで2つの事情って言うのは?」
霧平は最初に質問したことをもう一度問う。
「あぁそれはね....」
昌幸が説明しようとした時だった。
下に下がっていっていたエレベーターが止まり、ドアが開く。
「おっと、着いちゃったね。ひとまずその子を置いてから続きを話そう」
そう言って昌幸はエレベーターを降りて、フロアを進んでいく。
いいところでエレベーターに邪魔されたことを若干不満に思いつつ、霧平はそれについていくのであった。
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