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黒猫な俺の異世界生活とおっさんな俺の現代生活が楽しくてたまらない!  作者: TB


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第93話 みんなでドライブ

 香織を送り出すとみんなで、近所のファミレスで朝食をとる事にした。

 

「奥田さんの小説って異世界生活をそのまま文章にしてるんですか?」

「ああ、そうだよ心愛ちゃん」


 昨日の夜すっかり飛鳥と仲良くなった心愛ちゃんと希ちゃんが、パパとママがそれぞれ投稿小説サイトで首位争いしてるって言う話題になって読んでみたらしい。


 心愛ちゃんは俺の小説を気に入ってくれたみたいだけど、希ちゃんは晃子の小説に完全に取り込まれたみたいだ。


 結構性描写とかきつめなのに目を爛々と輝かせて読みふけってる。


「先輩と、こういう関係になれる事を毎日夢に描いてるんですぅグフフ」って、よだれ垂らしてるし、こえぇよ。


「おい飛鳥、晃子の小説は女子高生にも読者層って多いのか?」

「そうだねぇ、ママのは結構Hな描写が多いから好みは分かれるけど、好きな子はあんな感じで取り付かれたみたいに読みふけっちゃう子が多いね」


 そういいながら締まりのない顔をした希ちゃんを、眺めてた。


「私は、テネブルの冒険とかあの世界のイラストとか眺めてるだけで自分が本当にあの世界で冒険してる気分になれる奥田さんの小説好きですよ」

「ありがとう心愛ちゃん、そう言って貰えると本当に嬉しいよ」


 意外な事に岩崎さんや翔君もラノベは大好きで、それぞれの世界で昔は結構読み漁ってたって言ってた。


「ジャンル関係なしに中年以上の作家層の割合が凄く増えてるらしいですね」

「そうなんだな、まぁ書いてる俺が言うのもあれだけど、自分が読みなおした時に楽しいと思える話を書くようにしてるから、同じ年齢層の読者が増えるのも、普通な事なんだろうね」


「でも飛鳥ちゃんのママの小説は年齢層関係なしに、女性なら誰でも少しは思う願望や欲望が、遠慮なく書いてあるから、ちょっとHな内容でも清々しさを感じるんですよね」

「へぇ、心愛ちゃんは結構冷静に分析してるんだね」


「でも、私はやっぱり少し恥ずかしさがあるから、飛鳥ちゃんのママの小説を読むなら周りに誰も人が居ない時にしか読めないです。希みたいに欲望丸出しの表情でよだれ垂らしながらとか絶対無理ですから」

「うん。それは正しい考えだと思うよ」


「ねぇ奥田さん、この小説の続きってもしかして俺達も登場したりするの?」

「ああ翔君。昨日の夜書いた最新話では、みんな登場してるよ」


「へぇそうなんだ。続きが楽しみだな」


「でも奥田さんも良い車乗ってるし、結構人生謳歌してるよね」

「岩崎さん達に比べたら、全然ささやかなもんですよ。冴羽さんの会社だってオーナーは心愛ちゃんなんだったら、結構凄い収入なんだろ?」


「そうですね、心愛ちゃんの会社の年商は十兆円規模になりそうですね」

「うっはあぁ凄いな。正に桁違いだよ」


「でも一番お金持ちは岩崎さんかな?」

「あ、そうかもしれないけど俺は自分のお金がどれくらいとか全然わかって無いからな。嫁達にに任せてるし」


「でも、北九州全域の土地とか世界中の電力需要の九十パーセント以上の提供とか、洒落にならないレベルのお金持ちであるのは間違いないよね」

「翔も電気事業でも始めるか?」


「ああ、岩崎さん。俺の世界だと魔石手に入らないから無理だよ」

「そうか、モンスターも役に立つ事も有るんだな」


 うーん、なんか俺の思ってた世界を救うヒーロー像と違って結構現実的な事業系の話題で盛り上がる英雄ヒーローたちとの朝食だった。


 朝の十時になり時間が中途半端なのでこの辺りを少しドライブしようという話になり、992とレンジローバーの二台に分かれて出発した。


 目的地は心愛ちゃんの世界で心愛ちゃんの食堂がある辺りを見てみたいという希望があったので福岡の筥崎宮を目指す事になった。


 車では香織のラジオ番組を流している。

 班分けは、男と女で別れたから、味気ないがそれなりに会話は弾んでいた。


 香織のラジオ番組はまともに聞いたのは初めてだったけど、香織の声は耳触りが良く選曲も俺好みな感じでなんだか落ち着いた。

 いよいよ来週で最終回。

 再来週からの新番組の紹介もあって「初回は東京からの生オンエアでゲストがラノベ作家のフライングバード先生と、テネブル先生の人気作家の対談形式だよ!」って発表があって岩崎さんと翔君から突っ込みが入った。


「奥田さん、フライングバード先生って飛鳥ちゃんのお母さんなんだよね?」

「あ、うんそうだな」


「どう見ても奥田さんの再婚相手筆頭候補の番組の初回ゲストに、元嫁との対談ってどんなカオスなの?」

「ああ、まぁ色々あるんだよ」


 この世界では心愛ちゃんの世界だと「大衆食堂心愛」が存在する場所には、喫茶店が存在するだけだった。


 俺達は、そこでコーヒーを一杯飲むと、再び車で小倉へと戻った。

 家に帰り付くと、丁度香織もラジオ局から戻って来ていたので全員で地下へと降りて行った。


 青い扉を潜り抜け、ファンダリアの街へと降り立つと俺はマリアに念話をした。


『マリア戻ったよ。今はビューティーサロンなのかな』

『うん、そうだよ』


『それじゃぁ迎えに行くね』


 そう伝えると、みんなで商業ギルド横のビューティーサロンに行き、そこからは岩崎さんが転移門を広げて、帝都の岩崎さん達が住んでいた屋敷へと戻った。

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