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黒猫な俺の異世界生活とおっさんな俺の現代生活が楽しくてたまらない!  作者: TB


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第94話 準備完了?

 俺達は帝都に戻って帝国の皇女って言う女の子を仲間に加え、世界中にある前勇者パーティーの足取りを追いかけて、キーアイテムって言うのを手に入れた。


 岩崎さんの次元潜航艦は、この世界では普通に飛空船として利用できたので比較的楽だったのかな? 俺はシエルと違ってこの世界を上空から眺めたのは初めてだったから、それなりに楽しめたけどね。


 マリアも空からの眺めに感動して写真を撮りまくっていた。

 後は封印場所に行って封印を解いて倒すだけなんだけど、場所は伝承でも全く残っていなかったから総司爺ちゃんに聞くために、再び俺の世界へと戻る事になった。


「って事で爺ちゃん。キーアイテムって言うのは手に入れたから封印ときたいんだけどさ、何処行ったらいいの?」

「ほう早かったな。異世界の英雄たちは伊達じゃないのう。次は明日行くのか? その時にわしが俊樹の身体に宿って一緒に行こう」


「マジかよ爺ちゃん? 俺の意識とか無くなるのか?」

「いや、必要な部分だけわしの意識が出るが、基本はテネブルのままだから心配せんでよい」


「そっかそれならいいけど、じゃぁ明日頼むぞ爺ちゃん」


 ◇◆◇◆ 


 それぞれが、思い思いの行動を取る。

 飛鳥は、心愛ちゃんと希ちゃんと杏さんの四人で部屋にこもって動画編集をしながら過ごすそうだ。


 希ちゃんが既に晃子の作品に取り付かれた信者の様になってるんだって。

 そこまでの中毒性があるとか晃子の小説マジこえぇよな。


 香織は俺と一緒に、鮎川の所に出かけた。


「商売上の付き合いもあるし、俊樹兄ちゃんとのことも最大のライバルな気がするから会って話して見たいの」と言ってる。


 こっちはこっちでこえぇよ……


 ◇◆◇◆ 


「初めまして。鮎川不動産の鮎川志保です」

「お噂はかねがね伺っていました。相田香織です」


「相田さんはDJのカオリンさんなんですってね? 番組はよく拝聴させて貰ってますよ」

「香織と呼んでください。リスナーの方だったんですね。光栄です。俊樹お兄ちゃんの同級生だと伺ってましたけど、全然見えないですね。むしろ私の同級生だって言われた方が信じる人が多そうです」


「お褒めの言葉と受け取らせて貰いますね」

「今後何かとお願いをする事も多そうですので、よろしくお願いします」


「こちらこそ」

「鮎川、具体的にはもう来週あたりから倉庫当てに、結構な荷物が届くのと、前に言ってたレンタカーショップの方も動き出す予定だ」


「倉庫は改装とかするの?」

「国道に面した部分の壁だけは、ショーウインドウにして、外から営業用の車両が直接見える様にしたい」


「それだと解り易そうね」

「この間シャッター工事を頼んだ業者に頼みたいんだけど、連絡付けて置いて貰えるか?」


「了解よ。倉庫内を車で出入りできるように広めのシャッターも必要だよね」

「そうだな。香織の方は、実際の運営スタッフをこの間言ってたなんでも屋の社長と詰めておいて欲しいな」


「うん。既に司法書士の赤城さんから、アポは取って貰っているから、この後会社の事務所に行って少し話してくるわね」

「OK話は変わるけどさ、この間さレクサスの販売店に行って、LC500のコンバーチブル見ただろ?」


「うん」

「あれもやっぱり買っておこうかと思ってさ。国産の最高峰って感じがするし」


「良いと思うよ」

「じゃぁ俺はちょっと車頼んでくるな」


「凄いね、奥田君。じゃぁ私もついて行っていいかな? ついでにお昼ご飯も行こうよ」

「うーん。やっぱりライバルかな?」


「あら、気になる?」

「そうですね、とっても」


「じゃぁ同じだよ。私も香織さんが凄く気になるもの」

「でも俊樹兄ちゃんはヘタレだって解ってるから大丈夫です。行ってらっしゃい」


「あらあら、奥田君随分な信用のされ方だね」

「まいったな、まぁ行くか」


 俺はレンジローバーに乗って鮎川とレクサスの販売店へと向かった。

 レクサスの販売店で早速車の注文をしたけどレンタル用の『わ』ナンバーでの登録を頼むとびっくりされた。


 折角だから他にも良い車無いかなと思って見ていると、担当の営業の人が俺のレンジローバーを見て「レクサスにもレンジローバーに負けない凄いのがありますよ」と声を掛けて来た。

 LX570と言うランドクルーザーと共通のシャーシーにランドクルーザーでは4.6リットルのⅤ8エンジンなのに対して5.7リットルのⅤ8エンジンを搭載しており、安全性も内装面も数段高いレベルで仕上がっている。


 と言う誘い文句に「じゃぁそれも買うよ」と言ってしまったぜ。


 八人乗りのタイプにして「こっちも『わ』ナンバーで登録しといてね」と頼んでおいた。

 二台合わせると税込みで三千万ほどだった。


「改めて思うけど、奥田君本当凄いんだね」

「だってさ、折角だったら国内の最高峰って言う車と乗り比べて見たくなるじゃん?」


「それだけの事で三千万とか普通思ってても使えないよ……」


 でも俺はあんまり知らなかったけど、レクサスオーナーは正規の店舗で購入すると駐車場とかいつでも利用できたり、この間香織と一緒に申し込んだクレジットカードと同じようなサービスが付随してたりするんだな。


「ご飯は何処にする?」

「旨いそば食べたいな」


「了解、でも奥田君と一緒の時って博多でラーメン、川棚で瓦蕎麦いっつも麺だね」

「そういやそうだな。でも構わないだろ?」


「うん、私美味しいとこ知ってるから案内するね」

「そりゃぁ楽しみだな」


 小文字通り沿いに在る老舗の蕎麦屋さんで天ざるを頼んだ。

 そばの色が若干緑色がかったような白っぽい色だったので鮎川に聞いて見た。


「新そばの時期はおそばの色は、ちゃんとした手打ちのお店ではこんな風に緑がかってるもんだよ」って教えて貰った。

 高級なそばなんて食べなれて無いから知らなかったぜ。


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