↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
怪物  作者: 水野 すい
PR
65/100

笑顔でいること

知佳の家を出た後、駅のトイレで唇を洗った。

便器に吐いた。


寮についたらすぐにでもシャワーを浴びよう。

体中に発疹が出て、体中がむず痒い。

頭が痛い。


知佳の身体の感触が自分の手に、唇に、身体に残っている。

何度洗い流しても消えない感触や臭い。

毎回自分を燃やしてしまいたいほどの衝動に駆られる。

こんなに嫌悪感を感じる行為だというのに、身体は素直に反応することが不思議でならない。


俺の両親は、こんなことがしたくて俺を独りにしていた。

1ミリも理解ができない。


この感覚さえ耐えて、笑顔でいればそれでいい。

何もかも上手くいくはずなんだ。


その時、スマホの通知が鳴った。


【今度お茶でもしない?勉強もまた教えてもらいたいし....】


スマホを見ると、《川本 愛実》からメッセージが来ていた。

恭介は目を瞑り、スマホをしまうとまたトイレに吐いた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。