絶対真相突き止めような
「...それにしても、お前ら2人並ぶと、ちゃんと普通の高校生だな」
塚本は振り返り、立って並んでいる2人を見て言った。
夏輝と恭介は顔を見合わせ、塚本に視線を戻した。
「そりゃな....実来もいたら良かったんだけど」
夏輝はそう言って苦笑した。
「...実来ちゃん、生きてたらモテモテだったろうな?夏輝なんかすぐ捨てられちゃったりとかしてな」
塚本が笑い飛ばすと、恭介も「小学校でも人気あったもんね、実来ちゃん」と微笑んで夏輝を見た。
「そんなことないっすよ...!実来と俺は初恋なんだよっ、純愛なの..!」
夏輝がそう言って2人を睨むと、恭介は「初恋は幼稚園の先生だって言ってたよ?」と笑い、夏輝は「えっそうなの...?」と瞬き。
「嘘。知らない」と恭介が笑い、「んだよっ!」と夏輝はムスッとして恭介を見た。
そんな2人を見て、塚本は嬉しそうに微笑んだ。
「なあ」
塚本がそう言って恭介を見ると、恭介は夏輝から塚本へと視線を移した。
「お前らのそんな風に笑った顔、初めて見たよ。夏輝は泣いた顔と、怒った顔しか見たことなかったし、恭介は泣いた顔か、貼り付けたような笑顔か、夏輝を心配してる顔しか見たことなかった。なんかちょっとだけ安心したよ。今日ここでお前らと、実来ちゃんに会えて良かった」
塚本はそう言うと微笑み、2人に言った。
「絶対真相突き止めような」




