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怪物  作者: 水野 すい
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幼馴染

「相原くんっ!おはよ♡」


健斗たちと学食に行った途端、綾花が話しかけてきた。


LINEも1通だけ返して3日くらい無視してたし、あの日も手を振り払っちゃったし、もう話しかけて来ないと思ったんだけど.......


夏輝は笑顔を作り「お、おはよう。てかもう昼だけど...」と綾花を見た。


「本当だよ~っ!朝から話したかったけどなかなかタイミングなかったからさっ!私も一緒に食べてい???」


綾花がそう言うと、健斗はニヤニヤしながら「おい羽住~、夏輝嫌がってんぞ~?」と綾花を見た。

綾花は「うるさいなあ」と口を尖らせてから笑顔で夏輝を見て「相原くん、だめ?」と言った。


「あ、いや全然だめじゃないけど...!」と夏輝は苦笑する。


「やったーっ♡♡じゃ私相原くんの隣~~っ♡あ、またカレー食べてるんだ?私もカレー買ってこよーっと♡」


綾花はそう言って食券売り場の方へ小走りで行った。

綾花がいなくなると、健斗は夏輝を見て「なあなあ」と小声で言う。


「ん?」


「正直どう?羽住」


健斗に言われ、夏輝は「はは、どうだろ...」と苦笑した。


「ふは、めっちゃ困ってんじゃん!てかさあ、夏輝って彼女とかいたの?」


「いないよ」


「まじ?えっじゃあ好きな子いるとか!?」


健斗に言われ、夏輝は「...いないよ」と微笑んだ。


すると「ここ、一緒にいい?」と声を掛けられた。

2人が見上げると、微笑んでいる恭介の姿が。


「あ、恭介」夏輝が言うと、健斗は「あ、なに夏輝の友達?いいよいいよ!」と言って隣の椅子を引いた。


「ありがと」


恭介はそう言ってカレーの載ったお盆をテーブルに置き、健斗の隣に座った。


「俺1組の久遠健斗。よろしくなっ」


健斗がそう言って恭介を見ると、恭介はいつものように微笑んだ。


「3組の峯恭介。よろしくね」


「夏輝とはー、同じ中学か何か???」


健斗が言うと、夏輝が答えた。


「いや、小学校から一緒。幼馴染なんだ」


夏輝が微笑むと、恭介も笑った。


「へえ!そうなんだ!仲良いんだな。峯君もカレー食べてるし。てか夏輝って毎日カレー食べてんだよ。他の物食べてんのあんま見たことないし。超変じゃね?」と健斗。


言われ、恭介は夏輝の前に置かれたカレーを見てから「ふは、変だね」と笑った。

するとその場に「お待たせーっ」と言って綾花が来て、夏輝の隣に座った。


「別に待ってねーよ」と健斗は笑った。


「健斗に言ってないし~~相原くんに言ってるの~~」


綾花はそう言いながら健斗を睨み、横にいる恭介を見てキョトンとした顔をした。


「誰このイケメン?健斗の友達??」


綾花が言うと、夏輝が「あ、俺の友達」と言った。


「そうなんだ!かっこいいし健斗の友達なわけないか!相原くんの友達なら納得!」


綾花はハッとした顔で言った。


「失礼だなっ」と健斗。


「3組の峯恭介。ごめんね邪魔しちゃって」


恭介がそう言って微笑むと、綾花は「ううん全然!」と微笑んだ。


「私1組の羽住綾花!峯くんよろしくね!」


綾花はそう言って微笑み、恭介も「よろしくね」と優しく微笑んだ。


「っていうか違うよ!?峯くんかっこいいって言ったけど私は相原くん派だよっ!」


綾花は慌てた様子で夏輝を見て言った。


「あ、うん、そりゃどうも...?」夏輝は苦笑する。


「明るいね、彼女」


恭介はそう言いながら健斗を見た。

「バカなだけだろ」と健斗は呆れた顔で綾花を見た。

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