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枯野の丘(最終話)



 御所の北側の奥深くに建ち並ぶ蔵で火事が起こった。どうやら盗賊の付け火のようで、消火するために、たくさんの人たちがたち働き、多くの貴族たちは右往左往していた。

 人々が慌ただしく動き回る混乱の中を基嗣と花梨はいちもくさんに御所の内裏だいりの中、夕星ゆうづつが住まう貞観殿じょうがんでんを目指す。

 さすがに火に近い内裏の北側も混乱していた。多くの牛車が用意され、いざとなったら逃げ出す準備がされている。

 二人は見つからないように建物の下に潜り込み、かがみ込んで奥を目指す。

 少し進む度に花梨がちゃんとついてきているか確認するために振り返る。しかし夜で、しかも建物の下にいるため暗くてよくわからなかった。

「基嗣‥‥‥こっち‥‥‥」

 袖を花梨が引っ張る。

「夕星姉様の声がする」

 二人して黙り、床上の会話に耳をそばだてる。

「火事はこちらまで届きそうな勢いなの?」

「だいぶ火の勢いはおさまったと申しますが‥‥‥御匣様みくしげさま、やはり退出されますか?」

「その必要はないでしょう。みっともなく逃げ惑うことはしたくありませんし、もし危険であれば帝の使いが参るはずです」

 ここが貞観殿の普段夕星のいる場所の真下らしい。

 基嗣は懐から呪符を取り出した。

 そして土を掘り始める。それを見て花梨も一緒に掘り出した。

 建物の下の土だ。農地のように掘ったり、耕したりしているわけではないため固い。

 少し掘っただけで指が痛くなる。

 基嗣はふと、ひらめいて懐からしゃくを取り出すと花梨に渡す。これなら指で掘るより楽だ。

 花梨はしばらく使うと基嗣に渡す。

「いいよ」

「だめ、交互に使おう」

 花梨の優しさをむげにするわけにも行かず、受け取ると笏で土を掘り出した。

 交互に笏を使い、黙々と掘り進める。

 気が遠くなりそうなほど長い時間がかかって、ようやく蹴鞠けまりの鞠が入りそうな穴が掘れた。

 あまり浅すぎてもだめだがこれくらい掘ってあれば充分だろう。

 呪符を埋める。

 そっと土を被せる。

 基嗣はこの呪符と共に大切な感情を埋めるつもりだった。

 人はそれを思いやりというかもしれない。義というかもしれない。

 知らず頬に涙が伝っていた。

 暗くてよかった。花梨に見られずにすむ。

 基嗣は袖で顔をぬぐうと土を固めるために押さえ込む。

 最後に周りを見渡し、埋めた場所を正確に覚えて、貞観殿を後にした。

 見つからないように細心の注意を払って門を抜ける。入る時は火事の騒ぎで人が右往左往していたため見とがめる者はいなかったがさすがに埋める作業で時間を費やしてしまったらしい。

 蔵の付け火は無事に消火されたようだ。

 内裏の中も御所の中も次第に静けさを取り戻しつつある。

 途中、井戸を見つけたのでそこで手を洗うことにした。誰かに見とがめられた時、手が土だらけなのはまずい。つるべで水をくみ花梨の手を洗う。彼女の手は皮が破れ血がにじんでいた。水をかけると痛そうな顔をするが泣き言はいわない。

 今度は花梨が基嗣が洗いやすいように水の入った桶を傾ける。基嗣の手も花梨と同じように皮が破け血がにじんでいた。

 二人とも今まで素手で土を掘ったことないのだ。それどころか日の下で農作業をしたこともない。

 水を使って拭き掃除をしたこともないし、料理を狩りの時以外に、誰かのために仕事としてしたこともない。

 重労働をしたことのない綺麗な手なのだ。

「‥‥‥東寺に行こう」

 やはり実直のことが気がかりだった。

 もしかしたら基嗣と花梨がいれば桃里を助け出すことができたかもしれない。そう思うとひしひしと後悔が押し寄せる。

 謝ったところで、もはやどうしようもなくなっているかもしれない。けれどこのまま知らんぷりをするのは気が引けた。

 花梨もうなずく。二人とも表情は固い。

 手を取り合って走りながらも基嗣は願わずにいられなかった。



 どうか、芳しい桃の精に神のご加護のあらんことを‥‥‥










 空はすっかり明るくなっていた。

 東寺の側の大路には突然の火事騒ぎで逃げ惑った人々が騒ぎが済んだため家路を急いでいた。

 急な雨で類焼が起きなかったらしい。

 もしかしたら‥‥‥という甘い期待が浮かぶ。

 東寺にはすでにたくさんの人がいた。一目火事の現場を見てみようという野次馬や焼け後を片付ける僧侶たち、御所から派遣されたらしい役人の姿があった。

 高さを誇った五重塔はすでになく、遠くに見える西寺の塔が寂しげに建っていた。

 雨でぬれた焼け跡に座り込んでいる若者がいる。

 実直さねただだ。

 二人は慌てて彼に走る寄る。願い叶わず、桃里はすでに燃えつきていた。もうそこに植わっていた木が桃の木かどうかさえわからないほど焼け焦げている。

「賀茂殿‥‥‥」

 後ろから呼びかけて、肩に手をかけるが反応がない。もう一度呼ぶが答えは返らない。

 不安になり彼の肩を揺らす。きつく名前を呼ぶ。

「賀茂殿!」

 ようやく実直ははっと気付き顔を上げた。

「‥‥‥基嗣殿‥‥‥」

 こんな表情の実直は初めて見た。

 いつも微笑んでいて、どんな時もあまり表情が変わらない人だったのに、密かに微笑みの鉄面皮と思っていたその顔は、今はただぼんやりとしていた。頬に幾筋もの涙の跡が見える。

 慌てて袖で頬をぬぐい無理に微笑みを浮かべるが、基嗣の目には微笑みには見えなかった。

「あなた達の用件はもう済みましたか?」

「‥‥‥ごめんなさい」

 こんなときに俺たちの心配などする必要はないのに。

「ごめんなさい。わたくしたちもすぐにこちらに来ていたら、お救いすることができたかもしれないのに‥‥‥ごめんなさい」

「私が来た時にはすでにもう救いようのない状態でした。たぶんあなた達がすぐに来ていたところで変わりはなかったでしょう。お気になさらぬように‥‥‥‥」

 実直の顔にようやく浮かんだ微笑みは、どこか見ているほうが切なくなる悲しげで淋しげな微笑みだった。

「お屋敷までお送りします」

 基嗣は実直の腕を取り肩を抱いて立ち上がらせる。実直は「大丈夫です」と答え、基嗣の腕を外し一人で立った。

 彼は食い入るように桃里の立っていた場所を見つめると、やがて目を閉じそっと両の手を合わせる。倣うように花梨と基嗣も両の手を合わせる。心からの哀悼の意を込め、そして彼女の危機を見捨てたことを心底恥じて謝罪した。

 目を開けると実直はまだ瞳を閉じていた。

 長い間、二人は実直が瞳を開くのを見守っていた。






 日が中天にさしかかった頃、ようやく実直の家にたどり着いた。

「ここまででけっこうです。あなた達は早く屋敷にお戻り下さい。内大臣殿からご使者が参られるでしょうから‥‥‥ああ、梅。ただいま」

 実直が背後に返事をするが花梨にも基嗣にもなにも聞こえなかったし見えなかった。

 怪訝そうな表情を浮かべる二人に気付き、今度は実直が怪訝な表情を一瞬浮かべる。しかし、すぐに寂しげな笑みをもらすとため息をついた。

「前に基嗣殿がお見えになった時、文を渡した三老女を覚えておいでですか?」

 その問いかけにうなずく。あんなに強烈な印象の三老女を忘れるはずがない。

「彼女たちはこの屋敷に咲く梅、桃、桜の精達なのです。この屋敷は比較的環境が良いため、たいていの人の目に彼女たちは人間と変わらぬように写るのですが‥‥‥」

 実直の言いたいことがわかったような気がした。

 花梨と基嗣はあの呪符を埋めた時に不思議なことを見る目も埋めてしまったのだろう。

 精を見る力、不思議を信じる心、神々を敬う気持ち。

 全てを無くしたわけではなかったが、もう怪を見ることはできないのかもしれない。

 いるかもしれない。

 いるのだろう。

 そうは思っても、もう見ることは‥‥‥たぶんない。

 あの呪符を埋めた時に、一緒に埋めたのだ。

 現世うつしよ以外を見つめることを。目を開けて見る夢を見る力を。

 土を被せて、呪符と一緒に埋めたのだ。

「賀茂殿。私は後悔などしておりませんが、ただ‥‥‥桃里殿とうりどののことはお悔やみ申し上げます」

 基嗣は心を込めて深々と頭を下げる。

「賀茂殿‥‥‥賀茂殿がご無事で良かった。本当にそう思います‥‥‥」

 花梨も頭を下げる。

 頭を下げる二人を見つめて実直は悲しそうな笑みを見せる。

 ――― もう、この二人は子供ではない。自分が手助けし、助言を与えることは本人が望まない限り無用だろう。

 自分で考え、その行動に責任を持ち、結果を他人のせいにすることはできない大人なのだ。

 前にどうして手助けしてくれるのかと基嗣に聞かれた時、冗談めかしておもしろそうだからと答えたが、本心ではこの二人に幸せになってもらいたかったからだ。

 だが、まだ二人とも幼かった。

 だからこそ、つい手助けをしてしまったのだがもうその役目は終わった。

 基嗣は時間はまだかかるだろうが花梨の婿になれるだろう。そうなれば実直と基嗣は内大臣を挟んで、それぞれが内大臣の片腕となるだろう。もう子供扱いするのは失礼かもしれない。

「お心、痛みいります」

 丁重に礼を述べると去っていく二人の後ろ姿を静かに見送った。

 瞳から枯れ果てたと思っていた涙がこぼれ落ちる。

 どうかあなた達はこの現世で幸せをつかんで下さい。

 そう望まずにはいられなかった。

 実直は屋敷に入るとそのまま寝床である畳に身を投げ出した。せめて夢の中に桃里が現れることを願いながら‥‥‥‥










 花梨を門まで送り、屋敷に戻るとそこには内大臣からの使者が待っていた。

 大きな包みと立て文を渡すと立ち去っていく。

 部屋に戻り、着替えもせずに包みを開く。中には見事に仕立てられた表地が白、裏地が淡青うすあおの柳の重ねの直衣のうしと中紫の指貫さしぬき、白い単が入っていた。

 立て文には『至急参られたし』とだけ書かれている。急ぎ着替えていると女房が内大臣からの迎えの牛車が着いたと伝えられる。

 隣なのに‥‥‥とも思ったが、口には出さなかった。

 悠然と牛車に乗り込む。

 出発して間もなく隣家に着いた。歩いたほうが早いと思いもしたが、おくびにも出さず降りてからにこやかに礼を述べた。

 広い内大臣邸の奥まで通された。

 こんなふうに奥まで入るのは二の姫が亡くなった日以来だ。

藤少丞とうのしょうじょう、参りました」

 簀子から中に向かい声をかける。

「入るがいい」

 久方ぶりに聞く内大臣の声だった。

 基嗣は「御意ぎょい」と答えると御簾をあげ中に入る。この半年というものずっと報告書を届けていたが内密に安之・安則のどちらかに頼んでいたため、こうして向かい合わせで話をしたのはなんだかすごく、遠い昔のことだったような気がする。

 ひさしの御簾はあげられていた。

 手前に畳をひき座る内大臣の奥に几帳が立てられている。誰かいるようだ。

「お久しぶりにございます」

 円座わろうだではなく床に座り一礼する。

「良い男ぶりだな」

 内大臣が目を細め、基嗣を見つめる。

 春に芽吹いたばかりの柳を思わせる爽やかな重ねを優雅に着こなし礼儀正しく相対する少年をゆったりと構えて、内大臣は見つめた。

 内大臣は表が紫、裏地が青の早蕨さわらびと呼ばれる重ねの直衣を身につけている。

「この度の火事での働きまことに感服した。そこで先の源中納言殿げんのちゅうなごんどのの死去に伴う臨時の除目じもくの際に、そなたを蔵人くろうど推挙すいきょしようと思う」

 蔵人とは常に帝のそばでご用を務める役職である。

 昇殿を許されない六位でも蔵人であれば殿上に上ることができる。六位蔵人は蔵人の中でも下で、主な仕事は日々帝が召し上がるご膳を上げ下げすることである。

 とはいえ、上流貴族達と同じように帝のご前に参上することができる。六位蔵人も一番勤続年の多い極臈ごくろうになってから六年勤続すれば五位に上がれる。それに帝や直衣宣下のうしせんげで許された者しか着ることのできない禁色きんじきを身にまとうこともできた。

 兼任のため忙しいが、その分華やかで誰もが憧れる仕事なのだ。

「まだまだ、これからがそなたの力の見せ所だな。三の君は気難しい故、文をたくさん送らねばなかなか折れぬぞ」

 まだまだ働きが足りない。ということらしい。

 三の君がというが気難しいのは内大臣のほうだ。それに中務卿宮の求婚問題もきちんと片付いてはいない。やらなければならないことは山のようにある。

「覚悟しております。殿」

 ゆっくりと頭を垂れる。

 その様子を見て内大臣がくつくつと笑う。

 内大臣殿と呼ばず、ただ殿と呼ぶことで彼に忠誠を誓うことを示したつもりだったが通じたかどうかはわからない。

 けれどそれをきちんと口に出すのはなんだか大げさな感じがして嫌だった。

「殿‥‥‥ひとつお聞きしてもよろしいですか?」

「答えられることのできることであれば」

 どうしてこういう言い方をするのだろう。素直に「なんだ?」と言えないのだろうか。

「殿のお望みとは‥‥‥?」

「聞きたいか?」

 問い返されたが聞いた以上ここでやっぱり聞かないとは言えない。

「はい」

 と、うなずく。

「遥か遠い熱田の森の剣を本物と入れ替えるために」

 基嗣は口をぽかんと開け、閉じることをしばらくの間忘れてしまった。あっさりと言うが、そんな大それたことどうやって実現させようというのだ。

 熱田の森の剣とは帝が即位する時に使われる三種の神器のうちのひとつ『天叢雲剣あまのむらくものつるぎ』のことをいう。すでに今ある剣も日本武尊やまとたけるが帯剣した本物とは違うといわれているが大切な宝剣であることは違いない。

 今あるそれを贋物だといい、本物と入れ替えるという。

 あまりのことに言葉も出ない。

 古代『天叢雲剣』と呼ばれた名刀は他にもあり熱田神宮に祀られているものの他にも四本はあったと推定されている。

 御所の内侍所に安置されている宝剣は熱田神宮の『天叢雲剣』を模したものだという。

 ちなみに三種の神器の他の二つ『八咫鏡やたのかがみ』と呼ばれるご神鏡は伊勢神宮に、それを模したものが『八坂瓊勾玉やさかにのまがたま』とともに清涼殿夜御殿せいりょうでんよるのおとどに納められているという。

「いずれ、そなたが正式な婿殿になったら全て話そう」

 聞くんじゃなかった。という思いもしないでもないが、返ってこれほど大それたことに荷担すると思ったほうが、これから先が楽しそうだ。

 もう自分には不思議なものを、物の怪を見る力がない。だから宝剣を入れ替えるということも怖いとは感じない。

「私はこれから出仕しなければならぬ。‥‥‥藤少丞殿、いや新蔵人殿はごゆっくりとしていかれよ」

 内大臣が席を外す。

 几帳を見つめる。

 なんと遠い道のりなのだろう。

 竹でできた御簾をあげ、部屋に入り、几帳を周り奥にいる女性の顔を見る。

 たったこれだけのことが容易にいかない。

 真剣に結婚を望み、女性やその親に誠意を尽くさない限りこの軽い御簾も几帳も果てしなく重いのだ。興味半分でちらりとのぞくことは礼儀違反といえる。

 まして戯れで御簾を越え、几帳を越えるなど女性の意志を無視した傍若無人なふるまいと言えよう。

 実際には物語のように上手くはいかない。

 娘を守るため、親が、乳母が、お付きの女房が目を光らせているのだ。

 物語は珍しい話だからこそ、物語として伝えられ残されていくのだ。

 基嗣は立ち上がり、几帳の奥に回る。

 そこには紅、淡紅、さらに薄い紅、他にその下に白を数枚重ねた紅の薄様と呼ばれる襲の衣装を身につけ、白絹の肌に薄化粧をほどこしつややかな黒髪を左右に流した花梨がいた。頬を朱に染めている。

「花梨」

「基嗣‥‥‥」

 基嗣が差し出した傷だらけの手にそっと花梨は同じく傷だらけの手を置く。

「雪だぁ!」

「わあ」

 外から下働きの子供達の歓声が聞こえる。

 もう三月だというのに外には季節はずれの雪が振り出していた。

 二人は手をつなぎ、御簾をあげずに外を眺める。春になって自分のことを忘れることを怒った冬将軍がかんしゃくを起こしているかのような猛吹雪だった。

 この分では明日の朝には京師中真っ白な雪に覆われるかもしれない。

 焼け落ちた御所の蔵も、実直の想い人が亡くなった東寺も、全てが白く覆われるのだ。

 ‥‥‥白く。

 雪と梅が終わり、これから桜が咲き、つつじが咲き、山吹、藤と色とりどりの季節の花が咲きそろうというのに基嗣の心はなぜか浮き足立たなかった。

 まるで雪や霜で枯れ果てた野原のような不思議な寂寥感があった。

 けれど一人じゃない。

 傍らにいる花梨を見つめる。この少女は自分が良い、自分でなければ嫌だと言う。

 最初はただ、まだ好きな娘もいないことだし頑張ってみようかなという半ば軽い気持ちだったのが、今ではこれほど大切に想うようになるとは‥‥‥

 確かになにか大切なものを呪符と共に埋めてしまったかもしれない。

 でも、後悔はしていない。

 こうして今、隣に花梨がいる。

 それだけでいい。

 基嗣はつないだ手に力を込める。温かな花梨の手が握り返してくる。

 たとえ京師中が雪に覆われ続け、広大な枯野の丘になったとしても大丈夫。

 二人なら大丈夫。

 降り続く真っ白な雪を見つめながら基嗣はそう思った。

 二人なら、たとえ枯野の丘さえ越えて行ける。









 ――― 大丈夫。







おわり

※タイトルですが『枯野の丘』は普通は『かれののおか』と読みます。重ねの色目で表地が黄色、裏地が薄い青みの強い黄緑色である「淡青」。もしくは表が黄色、裏が白。あるいは表が薄茶色である「こう」、裏が青(青みの強い黄緑)です。

ですが、私の中で「古事記」の枯野からのという琴の話が強く残っていたので『からののおか』と読んで頂けたらと思います。

※お付き合い頂きありがとうございました。

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