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このホモやろー、しね

ビッチやろーの彼女やめます\(^p^)/の番外編です。

はとりちゃんのお父さんとお母さんの馴れ初めになります。


前作は見なくても問題ありません。

問題はありません。


中編よりもの凄く短いと思います。

すぐ終わって・・・欲しい。



隣の部屋から聞こえる喘ぎ声。薄い壁から聞こえるベッドの軋む音。もう、何をしているか完璧に分かる。

だが、言いたい事がある。隣の部屋にいる住人は男だ。そして、その部屋を出入りしているのも、男。

ここで、気付いた人もいるだろう。そう!隣の住人はホモだっ!!

普通に考えて、ありえない。

ぶっちゃけ引っ越したいが、引っ越せれない理由がある。一つ目は、私がもうここに5年以上住んでいて愛着があるから、あと、ここを出て行ったら私は住む家がなくなる。てか、おホモさんのせいで、私がこの部屋を出ていくとかマジない。ありえない。二つ目、私はもういい年こいた女だ。結婚適正年齢をちょっとこしている。何歳かって?ああ?てめーいてまうぞ。ごらぁ。まあ、ようはぶっちゃけ私は相当やばいわけだ。このままここを出て行ってマンションでも買ってみろ、私に結婚という2文字は消えてなくなり、消滅してしまう。それは本当に困る。まあ、結婚できない理由は私の性格のせいなんだけどね。この通り私は相当口が悪い。しかもすぐ手やら足やらが出る。そりゃ男も逃げるわな。しかも相当のメンクイ。悪い?好きなんだからしょうがないでしょっ!!普通イケメンがいいでしょーがっ!!っと話がずれた。てか、隣の住人は何でいっつも替わり替わり違う人なの?何で皆イケメンなわけ?しかも、いちいち睨むな、イケメンに睨まれるとか私の心ズタボロだからっ!!何?!隣に住んでるってだけでダメなわけっ?!!心せめーよっ!!

ああ、今日も12時回るのかな・・・。最近の悩みは不眠症だ。泣きたい。明日もしごとだっちゅーのによ・・・。

毎日毎日飽きもせずアンアン、アンアン・・ビッチすぎんだよっ!!近所迷惑だって気づけよっ!!こっちはもの凄い迷惑なんだよっ!!もう誰でも良いから彼氏作ってそっちの家に入り浸った方がよくね?とか、思った時もあったよ。でもね、でもねっ!!くやしーじゃん!!何かなめられてる気がするし、私の方が先にここに住みだしたのになんで私が引っ越さないといけないわけっ?!!ってなるし、一番は復讐したいじゃんっ!!悔しいし!!何であんな奴、男のくせにイケメン誑かしやがってっ!!私だって結構男子に人気なんだよっ?!!顔は良い方だからなっ!!性格のほうですぐに破局するけどなっ!!もうムカつくっ!!イケメンばっか家くんのに、私の事眼中にないみたいな顔するし!!

一番ムカついて、殺したろかっ!!って思ったのは、私が仕事から帰ってきて、本気で疲れてしんどかったのに、エレベーターがなかなか来なくて仕方なく階段登ったら濡れ場だった時だよっ!!なんで階段でしてんだよっ!!殺すぞっ!!もう男のシンボル毟りとったろかっ!!っておもったっつーのっ!!

今日も今日とて、喘ぎ声が聞こえ、防音とかなんもない安いアパートがから壁が薄いっつーのに大声で叫びやがってっ!!しかも、男と男だし、イケメンだし、もう私のプライドズタボロだっつーのっ!!

明日プレゼンあるから資料完成させなきゃいけないのに・・・パソコンを打つ手が少し震える。怒りでねっ!!



「あー、もう決めた、今決めた、乗り込んでやるっ!!」



私がどれだけ我慢してんだと思ってんだ、このやろー!!もう今日という今日は許さん。濡れ場だろうが何だろうが乗り込んでやる。はっ倒したる。

待ってろよ、ホモやろー!!



「ぜってー、許さん。ぶちのめしてやる」



そうと決まれば行動は早かった。早速私はパソコンをスリープ状態にし、上着を羽織り、外に出る。ホモやろー玄関のドアノブを回すとあっさりあいた。っは、不用心なやつ。このまま強盗に襲われて和姦されたらいいんだ。どうせビッチだからな。泣いて喜んで善がるんだろ。っは、ざまー。そんでここから出ていけ。そして死ね。

私は開いた扉から喘ぎ声の聞こえる部屋に土足で乗り込む。



「・・・ごらぁぁああああ!!!テメーらアンアン、アンアン、うっせーんだよっ!!ちったあ隣の部屋の事も考えろやっ!!角部屋だから私だけに被害が及ぶって思っての行為か?ああ?私の事も考えろっ!!殺すぞっ!!明日プレゼン何だよっ!!ここですんなっ、よそでやれっ!!つかラブホ行けやっ!マジでっ!!壁薄いから聞こえんだよっ!!聞きたくもねーのに、毎晩毎晩、若いって?あ?こっちが年取ってるからって喧嘩売ってんのか?!マジで搾り取られろっ!!インポになれっ!!屑がっ!!!・・・・・・・ふう、じゃあ、そういう事だから。今度したら包丁もって乗り込むから。あとちゃんとドアのカギは閉めとけ。不用心だから。じゃあ、おやすみなさい」



相手が唖然としたままなのを尻目に私は颯爽と去って行った。

あー、スッキリした。






   ★★★






「何、あの女こわー・・・ん?東弥どうした?」

「・・・・・・・・っぶ、あははははっ!!!!」

「え・・・」

「何アレ、ちょーうけるっ!!あはっ!!搾り取られろって、ちょ、っふ・・・!!!!」

「うっわー、東弥のつぼがわっかんねー」

「ひー、あはははっ!!・・・ふう、じゃあ、そういう事みたいだからもう来ないでね」

「・・・は?」

「だーかーら、さっきの人が包丁持って乗り込むみたいだから、ばいばーい」

「はっ?!・・・っちょ、」

「もう来んなよ?・・・・さよなら!!」



東弥は笑顔で男を部屋から追い出す。まあ、服は着てたから問題ないと東弥は事情後のベッドを見ながら考えた。

さっきの女性は隣に棲んでいる人で、名前は確か・・・笠木あそぎ、さん・・・だったっけ?



「ふはっ!インポって!!・・・いーなー、欲しいな」



東弥は、明日早速彼女が言っていたことを実行しようと顔を笑顔でさらに歪ませた。



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