酔っ払い小話「親父」
最近、祐介はよく勉強している。
大学に行きたいと言い出した時は驚いたが、毎日机に向かっているところを見るに、本気らしい。
親としては嬉しい。
ただ、会話が減った。
勉強の邪魔をするのも悪いし、俺から話しかけるようなことも特にない。
飯を食っている時くらい話せばいいのだが、祐介はいつもアニメを見ている。
……アニメか。
そういえば昔から好きだったな。
よし。
俺もアニメを勉強しよう。
息子が勉強しているのだから、親父も勉強するべきだ。
さて。
何を見ればいい。
……多いな。
ロボット。
高校生。
戦争。
頭のいい主人公。
ふむ。
これが面白そうだ。
『コード◯アス』
タイトルも格好いい。
全二十五話。
一話二十分ちょっと。
これならいけるな。
よし。
…………。
なるほど。
…………。
ふむふむ。
…………。
こいつは頭がいい。
…………。
なるほどな。
…………。
おお。
…………。
えっ。
…………。
ちょっと待て。
…………。
そうなるのか。
…………。
ふむふむ。
…………。
いや、ふむふむじゃない。
続きが気になる。
…………。
気づけば夜中の三時だった。
まずい。
明日も仕事だ。
しかし、これで祐介と話ができる。
明日の飯の時にでも聞いてみよう。
祐介は誰が好きなんだろう。
俺は今のところ、C2が好きだ。
※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。また、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
【酔っ払い小話は箸休めとして楽しんでください。本編とはあまり関係ないことを書きます。】




