↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

50/126

酔っ払い小話「子供用運動靴」

「カズヤ」


「ん?」


「俺は人の服とか全然興味ないんだがな」


「うん」


「その靴はさすがにどうなんだ?」


「……靴?」


「それ、小学生が履いてるマジックテープのやつじゃないか」


「悪いかよ!」


「悪くはない。それも個性だ。大学生で履いてる奴を初めて見ただけの話だ」


「金なかったんだよ!」


「実家にあったのか?」


「俺、足ちっちゃいからまだ履けたの!」


「なるほどな」


「大学入る時に服買って、髪染めて、飲み会行ってたら金なくなったんだよ」


「それで実家のこれを?」


「そうだよ」


「お前、上半身は大学デビューしているというのに、下半身だけ三本とも小学生から成長していないんだな」


「なんだ三本って!」


「男には三本目の足があるだろう」


「うるせえ!」


「しかも横になんか書いてあるぞ」


「見るな!」


「『コーナーで差をつけろ』」


「読むな!」


「誰と競ってるんだ?」


「知らねえよ!」


「はっはっは!」


「笑うな!」


「いや、すまんすまん。でも靴くらい買った方が良いのでは?」


「だから金ねえって」


「五千円くらいは?」


「……それくらいなら」


「なら五千円くらい貸してやる。一万もあればまともな靴が買えるだろう」


「サンキュー!サブレが選んでくれんの?」


「いや、俺におしゃれはわからん」


「意味ねえじゃん」


「その靴がおかしいことには気づけたぞ」


「……それはそうだな」


「では行くか」


「おう」


「……街までこれで?」


「仕方ねえだろ」


「…………」


「なんだよ」


「まあ、コーナーで差をつければいい」


「だから誰にだよ!」





※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。また、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。


【酔っ払い小話は箸休めとして楽しんでください。本編とはあまり関係ないことを書きます。】

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。