7-4・ゴーレムクリエイト
第三の関門、デス城に突入する!
城の名前が「デス」ってことは、パターン的には城主はデスファントムかな?
「我が名は、デスファントム」
王座の間では、漆黒のローブを纏ってフードを被り、不気味な雰囲気を発した人が待ち構えている。予想通り、名前はデスファントムだった。・・・てか、パターン的には、中の人はゴレスタって人だろうな。
「はっはっは・・・かかって来るが良い!
ただし、私の可愛い子供達を退けることができたらな!」
デスファントムが気合を発したら、僕等とデスファントムの間に幾つもの闇の塊が出現!それぞれが人型を作る!
「あれがゴレスタの特殊能力、ゴーレムクリエイトだ!」
トレイトさんの注意喚起で、皆に緊張が走る!
「くっ!」
先手必勝で、ゴーレムを作られる前に叩きたかった。出現数が5体くらいなら、根性で戦えばどうにかなるかもしれない。
「・・・だけどっ!」
人型に変化する闇の数は40~50体。ゴブリンクラスの戦闘力でも苦戦しそうだけど、ゴーレムがそんなに弱いとは思えない。
「うっふぅ~ん」 「あっはぁ~ん」 「かも~ん」 「抱いてぇ~」
「素敵な殿方ぁ~」 「満足させてぇ~」 「私をメチャクチャにしてぇ~」
「・・・・・・・・・・・・・・・ん?」
闇から変化した人型は、全部、布を一枚しか着けていない女の子に変化した。お姉さんタイプ、同い年タイプ、妹タイプ、髪型や髪色、胸やお尻のサイズも様々。太腿とかお尻とか胸とかうなじをチラ見せして、「かかってこいや!」じゃなくて「おいで」って雰囲気で僕等を挑発している。え~~~と、挑発は挑発でも、威嚇の挑発じゃなくて、悩ましい挑発ね。
「くっ!なんてことだ!」
「据え膳食わぬは男の恥!」
「挑むしかあるまい!」
挑発をされたケンさん&シンさん&ブドーさんは、武装を解除して「我先に」と挑みかかり、好みのタイプの女の子を物色している。
「・・・・・・・・・・・・・・あれがゴーレム?」
「そうだ!」
「あまりにも精巧で、実際の女と見分けがつかないだろう?」
「感触も実際の女と変わらないぞ!試しに『おさわり』してみろ!」
「尊人くん、触るつもり?」
「さ、さわらないよ」
女子に触れる経験が少ないので「感触の確認しろ」と言われても解りません。
「もっとあの・・・
石で作られた巨大ゴーレムとか、鉄の塊みたいなゴーレムとか、
骨を組んだ骸骨タイプのゴーレムとか・・・そーゆーのは?」
「無い!ゴレスタはフレッシュゴーレム専用のゴーレム創造主だ!」
「フレッシュゴーレムってゆーか、女子ゴーレム・・・ですよね」
「そうだ!」
なるほど、アレを全部相手にしていたら、デスファントムに辿り着く前に、別の意味で力尽きるだろうな。
「なんかムカつく~~!女の子を物扱いしてるよね!
尊人くんも、そう思うでしょ?」
「う、うん」
「フミヤ!ブラーク!鼻の下が伸びてるぞ!」
「のばしてねー!」 「伸ばしてない!」
ゴーレムに惑わされなければ良い。真田さんと武藤さんがゴーレムを掻き分けてデスファントムに接近して、ボッコボコにして終了。
貴方の敗因は、うちのチームの女子達を怒らせたことだっ!
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「私の名はゴレスタ。
君達は何者だ?ここはどこだ?」
「どうせ、トレイトさんの時に使った文章をコピペして
固有名詞を変えるだけでしょ。
行数の無駄なので省略します」
「こぴぺ?」
「説明がメンドイので答えません」
デスファントムだった人、改め、ゴレスタさん。さっきまでの不気味な雰囲気と違って、メッチャ好青年な顔をしている。・・・まぁ、あとはダークファントム&シャドウファントムと似たような展開なので省くね。
「戦力外の女子ゴーレムしか創造しなかったから
パーティーをクビになったってことでOKですか?」
「何故俺が、サンドウィッチから追放された経緯を知っている?」
「だいたい想像がつきます」
「パーティー名は砂漠に住んでいた伝説の大魔女に因んで・・・」
「どうでも良いです」
「食べ物の名前じゃん」
ゴレスタさんは、ゴーレム創造の天才児。しかもたいへんな努力家で、精巧なゴーレムを想像する為の研究を惜しまない。
「天才児なんだけど、煩悩が強すぎて女の子のことばっかり考えていて、
精巧な女の子を作る為に、女体の研究を惜しまなかった。
・・・と変換しておけば良いですかね?」
パーティーから追放されて当然だろうな。智人は、何の為にこんな人を仲間にしたのだろう?・・・てか、この人は、なんで冒険者なんてしているの?夜の街で女の子を斡旋する仕事をして大儲けできるだろうに気付いてないの?無自覚無双の真逆を突っ走ってるよね。モーソー人だからバカなの?教えたあげた方がいいかな?
「『追放されたけど様々なゴーレム女子を創造して大富豪になった!』だね」
「ん?なんだ、尊人?その面白く無さそうなタイトルは?」
独り言を藤原くんに聞かれてしまった。
「サイテーなストーリーになりそうだね」
「きっしょい!」
真田さんと武藤さんにも聞かれていた。
「安易な絶望からご都合主義で成り上がる、ハーレム、試練無し、
ストレス耐性が低くて現実逃避をしたい層には、
一定の需要はあるんじゃない?」
「 (-_-;)(;-_-) 」
陽ちゃんだけが賛成をしてくれたけど、これは違うんだ。僕は異世界物のストーリーを書きたいわけじゃない。ゴレスタさんの就職先を考えていたんです。
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