第8章 グローバル会議
北方同盟の緊急会議室には、各分野の最高幹部が集まっていた。
軍。
科学者。
政治指導部。
スクリーンには、ポータルの点で埋め尽くされた国家地図が映し出されている。
緑のマーカーは日ごとに増え続けていた。
会議は軍司令部の代表によって開始された。
— 我々は状況が限定的なものになると予想していた、と彼は言った。ポータルが開き、生物が現れ、そして消える、と。
彼は一拍置いた。
— しかし、そうはならなかった。
画面が切り替わる。街、野原、道路——そこには同じような緑色の矩形の門が並んでいた。
— ポータルは安定したままだ、と彼は続けた。さらに、新たなものが毎日出現している。
今度は科学者が発言した。
— 我々の研究では、ポータルは宇宙とも既知のエネルギー構造とも関連していないことが確認されています。
彼は会場を見渡した。
— その起源は依然として不明です。
沈黙。
— 現時点で、国内だけでも1日あたり最大5000個の新規ポータルを確認しています。
会場に小さなざわめきが走った。
— 5000……1日で……と誰かが繰り返した。
— 我々は他の現実、あるいは別宇宙の仮説を検討しています、と科学者は続けた。しかし、どのモデルもまだ証明されていません。
再び軍人が発言した。
— 我々は全面的な作戦展開を行っています。
スクリーンに兵站データが表示される。
— 武器生産は限界まで稼働しています。弾薬、車両、補給——すべてがダンジョン制圧に投入されています。
彼は地図を指した。
— しかし制約があります。ダンジョンは重火器の使用を必ずしも許しません。狭い通路、不安定な構造。
一瞬の間。
— そして内部の一部の生物は……標準兵器に耐性があります。
彼はまっすぐ会場を見た。
— より強力な火力が必要です。
ある官僚が身を乗り出した。
— 防衛予算の増額を。緊急で。
別の参加者が手を上げた。
— 生物の捕獲を試みました。しかし、彼らはポータルを通過できません。
科学者がうなずく。
— その通りです。転移は内部から外部への一方向のみです。
会場が再びざわついた。
— ならば中に放置すればいい、と政治家の一人が言った。彼らをその空間内に閉じ込めておけば、資源を消費しなくて済む。
軍人が鋭く返した。
— 不可能です。人間はそこへ入る。そして死ぬ。
— ならば警備を置けばいい、という声が返った。
それまで沈黙していた大統領が、ついに口を開いた。
— ポータルは都市、道路、インフラの近くに出現している。
彼は地図を見つめた。
— これは抽象的な脅威ではない。すでに我々の領域だ。
沈黙。
— どんな代償を払ってでも閉じる必要がある。
軍人が付け加えた。
— もう一つ問題があります。
全員の視線が再び彼に集まった。
— ポータルは最も多く、人が集まる場所に出現しています。
会場は静まり返った。
最後に科学者が短く言った。
— 研究所の中でポータルが開いた事例もあります。
短い間。
— 我々はそれに同時に準備できていて……そして完全には準備できていませんでした。
会議は統一した結論には至らなかった。
しかし、その場にいた全員にとって明らかなことが一つあった。
ポータルは一時的な現象ではない。
そして局所的な問題でもない。
それは新しい恒常的な現実である。




