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第6章 過ち

二週間が過ぎた。


世界は徐々にポータルの存在に慣れていった。


軍は引き続き一つずつポータルを閉鎖していたが、システムは不安定だった。

ポータルを閉じなければ、そのまま残り、邪魔になる。

新たなポータルは、以前のものが閉じられたかどうかに関係なく、別の場所に出現していた。


メディアは地下迷宮の映像を流していた。今ではそれは、新しい形の前線報道のようになっていた。


アレクセイは長い間ドミトリーに会っていなかった。


彼は姿を見せなくなっていた。


メッセージの返信は減り、会う約束も先延ばしにされていた。


そしてある時、アレクセイは自分から彼を探すことを決めた。


彼らが普段集まっていた場所は知っていた。


街外れの古い建設現場――完成することなく放置された未完成の建物。

そこは、時々集まり、訓練し、様々なことを話し合っていた場所だった。


アレクセイが近づくと、声が聞こえた。


ドミトリーは中にいる。


そして、他にも数人。


彼は物音を頼りにさらに奥へ進んだ。


そして、それを見つけた。


緑色のポータル。


コンクリートの板と鉄筋の中に、ぽつんと存在していた。


警備はいない。


軍もいない。


警告もない。


ただ未完成の建物の空間に静かに佇んでいた。


アレクセイは足を止めた。


「おい!」と叫ぶ。

「ドミトリー!いるのか?!」


返事はなかった。


ただ静寂だけがあった。


仲間たちの持ち物が近くに置かれていた。


一歩近づく。


もう一度、名前を呼ぶ。


だが、誰も答えない。


その時、彼は理解した。


おそらく、すでに中に入っている。


彼はニュースで見ていた。

出入りが可能だということも知っていた。


そして、その知識が決断へと変わった。


アレクセイはポータルへ入った。


静寂が変わる。


彼は地下迷宮にいた。


空の通路。


石。


湿気。


そして、完全な無音。


「ドミトリー?!」と再び叫ぶ。


返事はない。


彼は前へ進んだ。


そしてすぐに、動く気配を感じた。


闇の中からゴブリンが飛び出した。


低い体。


緑の肌。


錆びた剣。


鋭い一撃。


アレクセイはかろうじて飛び退いた。


金属がすぐ横をかすめる。


地面に倒れ、立ち上がろうとする――だが、その存在はすでに再び迫ってきていた。


彼は準備ができていなかった。


まったく。


そして、ゴブリンが振り下ろそうとした、その瞬間――


闇の中で鋼の音が響いた。


剣。


一閃。


そして、怪物の体が崩れ落ちた。


ドミトリーが目の前に立っていた。


鎧をまとい。


本物の。


重厚な鎖帷子の装備――まるで古代の騎士装備を再現したかのようでありながら、明らかに強化され、実戦向けに適応されていた。


他の仲間たちも現れた。


同じ装備。


本物の刃。


本物の覚悟。


「まさか、お前にこんな度胸があるとはな」

ドミトリーは落ち着いた声で言った。

「一人でここに入るとは」


アレクセイはまだ完全には立ち直っておらず、息を吐きながら言った。


「助けてくれて、ありがとう……」


ドミトリーは短くうなずいた。


「ここを出よう」


彼は仲間たちを指し示した。


「俺たちといれば安全だ」


そして真剣な目でアレクセイを見た。


「この化け物どもは、俺たちの鎧を貫けるほど賢くない」


短く闇へ視線を向ける。


「だが、お前のいる場所じゃない」


彼らはアレクセイを外へ連れ出した。


そして出口に近づくにつれ、会話の空気は変わり始めていた。

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