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第35章 招集

四人の仲間それぞれに通知が届いた。


「あなたは自分の都市の最寄りの傭兵本部へ出頭する義務があります。」


アレクセイには来なかった。


彼は公式には傭兵ではなかった。


「まあ…当然だよな」

彼は小さくつぶやいた。


それでも彼は彼らと一緒に向かった。


念のために。


本部ではすでに彼らを待っていた。


「君たちは招集に向かうことになる」

将校が言った。

「国内でも有数の部隊の一つとしてだ。」


ドミトリーが眉をひそめた。


「…一人、連れていってもいいですか?

俺たちの…補助役なんですが。」


彼はアレクセイの方へうなずいた。


将校は彼を一瞥した。


あまりにも普通。

あまりにも…レベルが違う。


「ダメだ。」


短く。


選択の余地はない。


「彼は必要ない。」


アレクセイは何も言わなかった。


ただ、わずかに歯を食いしばった。


一時間後、彼らはすでに移動していた。


訓練場は彼らの都市から1000km離れた場所にあった。


広大な敷地。

フェンス。

軍人。

装備。


そして人。


大勢の人間。


全国から集まった部隊。


全員を集めるのに二日かかった。


そしてようやくすべてが始まった。


まずは聞き取り調査。


「どうやって強くなった?」

「ポータル出現前は何をしていた?」

「使用している武器は?」

「どんな戦闘技術を使う?」


一人ずつ。


何時間も。


その上階の閉ざされた部屋で、将軍たちが結果を分析していた。


「主に白兵武器だな」

一人が報告書をめくりながら言った。

「剣や槍。」


「銃は?」


「少ない。」


「つまり適応が遅いということか」

別の一人が考え込むように言った。


「あるいは武器の問題ではない」

三人目が付け加えた。

「おそらく…力の成長の仕方が違う。」


彼は机を指で叩いた。


「考えてみろ…

古代の剣のようなものが現代技術より効果的とはな。」


「完全に普通ってわけでもないがな」

誰かが笑った。

「もう“普通”じゃない。」


ページがさらにめくられる。


「例外的なケースもある。」


「例えば?」


「これだ。」


彼は資料を開いた。


「ある部隊のメンバー。」


「武器を使わずに戦っている。」


沈黙。


「素手で?」


「そうだ。」


「モンスターを倒している。」


静寂。


「…信じられん。」


聞き取りが終わり、四人はようやく合流した。


訓練場はざわめいていた。


あちこちに傭兵、部隊、武器、防具、会話の音。


そして誰もが同じ感覚を抱いていた。


彼らはもうただのチームではない。


選び抜かれた者たち。


「見ろよ」

ダニルが小声で周囲を見渡した。

「ほとんど俺たちと同じだ。」


マクシムがうなずく。


「経験豊富で、自信もある。」


ニキータが付け加えた。


「でも一つ違う。」


彼は目を細めた。


「ほとんど誰もコア武器を使っていない。」


ドミトリーが周囲を見た。


「確かに…妙だな。」


その時、人の流れが動いた。


「来たぞ!」

「あいつだ!」

「イーゴリ・ヴォロノフ!」


ざわめきが一気に広がる。


人々が前へと詰め寄る。


中央に立っていたのは一人の男。


落ち着いている。

自信に満ちている。


いや――自信がありすぎる。


緊張している様子はない。


まるでこれがただの日常であるかのようだった。


カメラ。

軍人。

傭兵。


イーゴリ・ヴォロノフ。


スター。


すでにテレビで紹介されていた。


国内最強の傭兵として。


群衆の中から声が上がる。


「どうやってそんなに強くなったんですか?」


イーゴリはわずかに笑った。


「正直に言うと…」

肩をすくめる。

「運が良かっただけだ。」


彼は落ち着いて続けた。


「最初からポータルに入っていた。」


「俺の武器は…他の連中より強かった。」


一瞬の間。


「すぐに慣れた。」


「問題なくモンスターを倒せるようになった。」


彼は群衆を見渡した。


「そして潜るたびに…」


「どんどん強くなった。」


何人かが顔を見合わせた。


「それだけか?」


イーゴリはうなずいた。


「シンプルな話だ。」


彼は手を上げ、まるで聴衆に語りかけるように言った。


「君たちも強くなる。」


「俺たちでこの国を守る。」


「どんなポータルが来ようとな。」


群衆は賛同のざわめきを上げた。


彼は話し方を知っていた。


人を惹きつける術を持っていた。


ドミトリーは少し離れた場所から見ていた。


「見せかけだな」

彼は小さく言った。


マクシムが笑う。


「でも効果はある。」


ニキータが目を細めた。


「ただ強いだけじゃない。」


「人を動かす力がある。」


ダニルが鼻で笑った。


「完全に主人公って感じだな。」

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