第14章 森のポータルと戦いへの最初の一歩
ドミトリーとアレクセイが建設現場にいた時、突然ドミトリーの携帯電話が激しく振動した。
マキシムからのメッセージだった。
「準備しろ。ポータルを見つけた。今どこにいる?」
ドミトリーはすぐに返信した。
「建設現場だ」
一秒後、新しいメッセージが届いた。
「迎えに行く。もう集まっている」
ドミトリーはアレクセイを見た。
「一緒に来るか?」
「どこへ?」とアレクセイは尋ねた。
「別のポータルを見つけた」
アレクセイは考え込んだ。
「それに僕が行く理由は?」
ドミトリーは余計な感情を込めずに答えた。
「自分の力を試すためだ」
アレクセイは黙った。
戦うということは、まだ彼にとって奇妙なものだった。
間違っているようなものだった。
しかし、もし誰かが彼を守ってくれるなら……もし後方にいて魔法を使えるなら……
それなら、そこまで危険には聞こえなかった。
「分かった」と彼はついに言った。「行くよ」
ドミトリーはすぐに軽装備を取り出した。
「お前用のまともな防具はない」と彼は言った。「でも、これは使える」
彼は革製の装備を差し出した。
「軽い。魔法を使う邪魔にはならない」
しばらくして、他のメンバーも到着した。
運転席にはマキシム。
隣にはダニル。
後ろにはニキータ。
そしてすぐに、全員を乗せたグループは森へ向かって走り出した。
道中、ドミトリーは落ち着いた声で皆に説明した。
「アレクセイは今、魔法を使える」
「何?」ダニルは少し振り向いた。
「魔法?」マキシムは眉をひそめた。
「本当に?」ニキータは注意深くアレクセイを見た。
アレクセイは気まずそうにうなずいた。
「まあ……うん」
誰もすぐには信じなかった。
しかし、森に到着すると疑問は少なくなった。
そこにはポータルがあった。
木々の間にある緑色の裂け目。
静かすぎる。
整いすぎている。
アレクセイはすでに魔法を見せようとしていたが、ドミトリーが手で彼を止めた。
「ここでは駄目だ」
「どうして?」とアレクセイは聞いた。
「森が乾燥している」とドミトリーは短く答えた。「全部燃やすことになる」
アレクセイはうなずいた。
確かにその通りだった。
彼らは息を整え、準備をした。
そして全員でポータルへ入った。
少年たちはダンジョンの奥へ進んでいった。
「ここにはスケルトンがいる」と、以前このダンジョンに来たことのある一人が警告した。「奴らはかなり危険だ。気をつけろ」
最初のスケルトンが、ほとんど音もなく現れた。
続いて二体目。
冷たい。
正確。
感情がない。
戦闘は突然始まった。
少年たちは敵を囲もうとした。
グループは連携して動いた。
マキシムとダニルが近距離を維持する。
ニキータは正確な攻撃の瞬間を狙った。
「アレクセイ、やってみろ」とドミトリーは言った。「お前の番だ」
アレクセイはびくりとした。
集中しようとする。
しかし恐怖が邪魔をした。
速すぎる。
近すぎる。
彼の手の中で炎が燃え上がった。
考えていなかった。
制御していなかった。
ただ放った。
火球が前方へ飛んだ。
そしてスケルトンの腕を吹き飛ばした。
「くそっ!」ダニルが叫んだ。
「本当に効いてる!」マキシムは驚いた。
ドミトリーはその瞬間を逃さず、剣で敵にとどめを刺した。
「どうやったんだ?」ダニルは視線を逸らさずに尋ねた。
アレクセイは大きく息を吐いた。
「僕にも分からない……」
彼は少し黙った。
「夢で見たんだ。悪夢……そこで偶然これを使った」
「偶然?」ニキータは聞き返した。
ダニルはすでに興奮していた。
「俺にも教えてくれ!」
マキシムもうなずいた。
「俺にも頼む」
アレクセイは両手を上げた。
「説明できない。なんというか……勝手に起こるんだ」
沈黙。
「試してみて。もしかしたら君たちにもできるかもしれない」
ドミトリーは彼らを見た。
そして一歩前へ出た。
剣を振るった。
しかし、それは普通の一撃ではなかった。
刃が一瞬だけ炎に包まれた。
そして空気を熱い弧が切り裂いた。
「こういう感じだ」と彼は静かに言った。
仲間たちは固まった。
「もうこれは……ただの幻想じゃないな……」マキシムは息を漏らした。
そして戦いは続いた。
だが、今ではすべてが変わっていた。
彼らはもう、ただ戦っているだけではなかった。
戦闘の中で直接学んでいた。
スケルトンは一体ずつ倒れていった。
しかし、次の戦いになるたびに……何かが変わっていった。
より意識的に。
より「生きた」ものへ。
アレクセイは後方にいた。
彼は考えていた。
どうすれば呪文を変えられるのか。
どうすれば強化できるのか。




