第13章 森の入口
車は未舗装の道を走り、後ろには濃い砂埃の柱が立ち上っていた。
古い車は小さな段差を越えるたびに大きく揺れたが、それでも力強く前へ進んでいた。
「探すには最高の場所だな」マキシムは道路から目を離さずに言った。
ダニルは笑った。
「もっと進もう。ここならたまに人も来る」
彼は座席にもたれかかった。
「これが俺たちの『移動基地』ってわけだ」
マキシムは短く彼を見た。
「何も面白くない。これは悪路でも走れる唯一のまともな車だ。街の外でポータルを探すなら必要になる」
ダニルは肩をすくめた。
「まあいいだろ。古いボロ車だけど、ちゃんと動く」
彼らはさらに進んだ――深い森の奥へ。
そこには道がなかった。
そして、人の姿もほとんどなかった。
「ポータルを見つけるのって難しいと思うか?」マキシムが尋ねた。
「さあな」ダニルは答えた。「テレビでは『あそこを閉じた』『ここを閉じた』って話ばかりだ。でも、どうやって見つけているのかは誰も話さない」
彼は笑った。
「だから俺たちはここにいる」
森はさらに深くなっていった。
静寂はさらに濃くなる。
そして進めば進むほど、文明がはるか遠くに置き去りになったような感覚が強くなった。
彼らは長い間探し続けた。
1時間。
さらにもう少し。
そして、ほとんど諦めかけた。
「止まれ」マキシムが突然言った。
車が止まった。
彼は最初に外へ出た。
ダニルも続いた。
そして、その時、彼らは見た。
ポータル。
空間に開いた長方形の亀裂。
弱い緑色の光。
木々の真ん中に存在していた。
まるで森そのものが、それを「隠していた」かのようだった。
「まあ……運が良かったな」ダニルが言った。
彼はポータルを見た。
「行くか?」
マキシムはうなずいた。
「まず準備だ」
彼らは素早く装備を取り出した。
簡単な鎧。
剣。
ベルトの確認。
握りの確認。
「色が変だな」ダニルはポータルを見ながら言った。
「森の影だろ」マキシムは答えた。「だから違って見えるだけだ」
2人は顔を見合わせた。
そして中へ入った。
ダンジョンは見覚えのあるものだった。
しかし、感覚が違った。
静かだった。
密度が高かった。
まるで空気が重いようだった。
彼らは少し進んだ。
そして足を止めた。
前方に敵がいた。
骸骨。
背が高い。
時間によって削り出されたかのように細い体。
手には錆びた刃。
ダニルは笑った。
「最高の相手だ」
彼は剣を持ち上げた。
「ゴブリンを斬るのには飽きたんだ。あいつら、なんか戦いにくい」
戦闘が始まった。
しかし、今回はすべてが違った。
骸骨は遅くなかった。
弱くもなかった。
攻撃は正確だった。
鋭かった。
余計な動きがなかった。
最初の一撃はマキシムのすぐ横を通り過ぎた。
2撃目はダニルを後退させた。
「ゴブリンより速いな」マキシムは短く言った。
「それに、どうやら頭もいいみたいだ」ダニルが答えた。
戦いはさらに難しくなった。
すべての動きに集中が必要だった。
1つのミスが、攻撃を受ける結果につながる。
しかし、2人は乗り越えた。
息を合わせて。
余計な言葉もなく。
最後の一撃。
そして骸骨は崩れ落ちた。
骨が石の床へ落ちる。
静寂。
「これが力ってやつか……」ダニルは息を吐いた。
「予想していなかったな」マキシムはうなずいた。
彼は前を見た。
「どうやら俺たちはゴブリン相手に少し気を抜きすぎていた」
ダニルは笑った。
「なら、本気で戦う時が来たってことだな」
マキシムは剣をしまった。
「でも、まず戻ってみんなに知らせよう」
彼は後ろを見た。
「新しいポータルを見つけた」




