↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【第4部】勇者参上!!~勇者マストダイ! 不適格勇者を直ちに排除せよ!!~  作者: Bonzaebon
第2章 勇者マストダイ!!【誕生、勇者2号! ……逃亡中だけど。】
207/239

第207話 酒場とかに登録して魔王とか倒しに行く、アレの事?


「さあ、食べるぞ! 食うぞ~!!」


「食べる事しか考えてねえのか、アイツは。」



 レースが終わったその日の夜、サヨちゃんの主催で祝賀会が開催された。祝賀会とは言っても結局はパーティーなワケで、豪華な食事はセットで出てくるのはお決まりである。


 主催がグルメ四天王の一人なのでここだけは外せないというのはあるので拘り抜いているのである。この会にいくら使ってるんだろう? ジュリアのとこの披露宴よりも金がかかっているような気がする。まあそれはそれで優勝チームの一員が大喜びなので良かったとしよう。



「まあまあ、そこは無礼講ということで気にしないでおきましょうや。ささ、しゃっちょさんも一杯どうぞ!」


「誰が社長だ、コラ!」


「優勝者なんですから、ある意味しゃっちょさんじゃないですか? 株式会社”優勝”の?」


「何が株式会社だ! 何が優勝だ! そんなダサい名前の会社があるか!」


「えぇ~? ノリが悪いっすよ、しゃっちょさん?」


「その呼び方は止めろ! 〇すぞ!!」


「止めてください! TPOをわきまえた発言をして下さい。でないと炎上しますよ?」



 せっかく優勝したんだからおだててやってるのに、ノリが悪いことこの上ない。でも、軒並みライバルが倒れて良かったな? トニヤがとち狂ってなければ、優勝は危うかったと思うし。いやいや、お前の治療に当たっていたプリメーラも参戦してたらエグい手段使って優勝してたかもしれんのよ? キノじゃ多分、トニヤとプリメーラに勝ててたかどうか怪しい。運が良かったんやで?



「やあ! ケモい人! 優勝オメデトウ!!」


「あぁ? その呼び方は止めろって言ってんだろ?」


「まあ、そう言わずに! 君に折り入って話があるからここにやってきたのだよ!」


「お前みたいなのとは話すことなんてないが?」


「まあまあ、話だけでも聞き給えよ!!」



 何かしらのパーティーに必ずいるエラい人みたいな雰囲気を漂わせてプリメーラがやってきた。もちろんツッコミ担当のシャンリンも一緒にいる。イツキに話があると言っているが何を話すというのだろう? 治療したからその報酬を払え、とかだろうか? 良く知らない人間を自ら助けたがる性格ではないのでその線は十分あり得る。何か無理矢理話そうとしているし。



「実はだね、私は思ったのだよ。君が私の仲間であったならば、と!」


「……は?」


「いや、だからね? 私のパーティーの一員だったとしよう!」


「パーティー? 今やってるのが、そのパーティーじゃないのか?」


「そっちのパーティーじゃなくて! 酒場とかに登録して魔王とか倒しに行く、アレの事!!」


「酒場? だったら今の祝賀会もそうだろう? 酒も出てるじゃないか? もちろん未成年はアウトだが?」


「そうじゃなくてぇ!!」


「プリちゃん、要望はハッキリとわかりやすいように伝えた方がいいアルよ。」



 なんか不思議でシュールな空間になってきた様な気がする。プリメーラは何が目的なのか? 何か例え話的な内容で伝えようとしているようだが要領を得ない。パーティーがどうしたというのか? 


 イツキがお前のパーティーにって……まさかそういうこと? 勧誘しようとしているのでは? 基本、女しか誘わない体で進めてたんじゃなかったっけ?(※しかし、ロッヒェンを勧誘していた事があります。)



「ああ……わかんねえ奴だな! 俺の仲間になれっつってんだよ!!!」


「あぁ?」


「ああっ!? そんな頼み方しちゃいけないアルよ!」


「こっちかって思い伝えようと努力しとんねん! 気持ちくらい汲んでくれてもええやんけ! 男と男の仲ちゃうんけ?」


「……。」


「少なくとも、プリちゃんは男ではないアル……。」


「ああもう!! ええわ! モフモフさせろっちゅうねん!!」


「いきなり欲望の中身ぶっちゃけやがったぁ!!」



 仲間にしたかったのかと思いきや……そんな理由だったんかい! モフモフしたいとは要するに奴の毛を触っていたいということか? なんだよそれ? それは愛玩動物に対して抱く欲求ではないのか?


 イツキに対してそんな欲情を抱いてしまうとは罪深い女め。そんなん間違いなく後ろを取られて羽交い締めされた挙げ句、気付いたら脳天をかち割られているのがオチだ。そんなこと言ったら〇〇されるよ!



「毎日毎日、モフモフしたいっちゅうねん!!」


「うるせえよ! キモいんだよ、このアマ!!」


「うるせいよ! ケモいんだよ、このケモがぁ!!」


「ダメアルよ! 喧嘩はいけないアル!」


「気付いたら、ケモナーに目覚めてしもうてたんやぁ!! 責任取れや、このぉ~!!」


「じゃあ、あっしが代わりに入りますが、如何でしゅか?」


「断る! 臭いエロ犬はお断り! エロ犬・クッさ犬!!」


「がぁぁぁぁぁん!!!!???? エロイヌ・クッサイヌ!!」



 ケモナーに目覚めたとは一体? なんか特殊な性癖に目覚めてしまったようだ……。勧誘しに来た理由がそんな理由だったとは聞いて呆れる。またこれはサヨちゃんに説教されるコースになるのは間違いないな。あと、タニシも需要を感じたのか、参戦を試みたものの惨敗という結果に終わった。どっちもモフモフしてると思うんだけどな?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。