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【第4部】勇者参上!!~勇者マストダイ! 不適格勇者を直ちに排除せよ!!~  作者: Bonzaebon
第2章 勇者マストダイ!!【誕生、勇者2号! ……逃亡中だけど。】
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第100話 コロコロ? バラバラ? 可愛がり?


「あー、やっぱダメだね。使い物にならなくなってる。」


「やはり修理は無理そうか。」



 熱烈な歓迎(キックと踏みつけ)を受けたあっしはそのまま気を失ったでヤンス。気が付いたらカルメンさんのアジト的な場所に連れ込まれていたでヤンしゅ! そこで目撃したのがカルメンさん達の悪巧み……ではなく、お面の修理だったみたいでヤンス。


 でも、壊れているみたいでお手上げになっているご様子でヤンスな。だってあっしが念入りに内側をペロペーロしたから……本来の機能が失われてもおかしくないでヤンス。そのせいで、あっしの匂いが付いてるんやんしゅよ。おいしく頂きマシタ☆



「もう良いさ。これが行方不明になった次点で再利用は諦めていた。この前完成した新型を予定通り使うことにする。」


「でも、勿体ないねぇ。これだけでちょっとしたお城が買えちゃうくらいの予算使ってるのに……。頭が痛くなるよ。」


「心配ないさ。”あのお方”は更に資金投入してくれるさ。使い物にならなくなったとはいえ、次なるプロジェクトへの礎になったと考えれば安い物だ。感情的な落とし前は……コイツでなんとかするしかないだろう。」



 ああっ! あっしが目を覚ました事に気が付いたみたいでヤンしゅ! やっぱり、あっしをコロコロしなかったのは、これからもじっくり|可愛がる《拷問かまして良かですか?》からじゃないでヤンスかね? なんか楽しみ……って絶体絶命の危機でヤンス! このまま、あっしは河川敷で変わり果てた姿でアニキ達やクロガネ団のみんなに発見されるんでヤンしゅ……。



「こっからどうするんでヤンスか? もしかしてあっしを改造人間にするプロジェクトを計画して……、」


「お前みたいな野良犬を改造しても別に使い物になりゃしないよ!」


「改造って……私らそんなグロい改造なんかやらないよ。ナマモノは基本的に扱わないから。」


「どちらかというと、ナマモノの扱いは私のような掃除屋が専門的に扱っているのだがな? 主に解体業務の方はお手の物さ。」


「解体ぃぃぃっ!? マグロ解体ショー!?」



 コロコロじゃなくてバラバラ! あっしは解体されてバラバラにされて市場に陳列されてしまうのでヤンス? それか公開処刑的に解体ショーがカルメンさん主導で開催される予定なのでヤンスかな? マジックショーの逆で”実は斬れてませんでした”の逆で”実際に斬れてました”みたいなブラックな演出で失神者多数……みたいな血の海地獄が展開されるのでやんしゅう!(※あくまで本人の被害妄想です。)



「本職は解体とも言えるが、お前は解体しない。」


「じゃあコロコロ、可愛がりコース……?」


「意味不明な事を言うんじゃない! お前を拉致したのは人質として確保したかったからだ。」


「人質……って、それじゃ私達ホントに悪の組織みたいじゃん。」


「ノーラ、お前もわかっているはずだ。名を上げて、世の中を改変するには犠牲も必要だと。手段など選んでいる余裕なんてないのさ、最初からな。」



 やっぱ、カルメンさん、悪の組織の女幹部だったんでヤンスね? 更に魅力的に見えてきたでヤンしゅ! あっしをさらった目的は拷問・腹いせのためじゃなくて人質にするためでヤンした? ということはあっしは囚われの姫君に近しい存在でヤンス!(※あくまで本人の誇大妄想です。)いヤーン! アニキ、早く助けに来てぇ! 早くしないとコロコロ・マグロ・ステーキになっちゃうでヤンしゅう!



「コイツはな、人質としては最適なのさ。勇者の彼女を捕らえて人質にする案もあったが、何しろ魔王の力持つ女だ。厄介なことこの上ない。むしろ戦闘力が低い上に勇者と親密な関係な、この野良犬の方が最適だったと考えるべきなんだ。」


「相変わらず、計算高いねぇ、アンタは。」


「ハッ! これぐらいせんと気が済まないのさ! あの勇者は随分とこの私の顔に泥を塗ってくれたからな。その分、倍返しで思い知らせてやるつもりだ。掃除屋を怒らせたらどうなるのかを徹底的に知らしめてやる。」


「なんだか、掃除屋の本分から離れてる行為に思えるけれど?」


 なんか、エルしゃんを拉致する計画があったのが発覚したでヤンしゅ! やっぱ人質と言え可愛い女の子というのが定番なんでヤンスな。でも、エルしゃんは相当強いでヤンスからねぇ。カルメンさんでも倒して捕まえるのは難しいはずでヤンス。


 それに比べたら、あっしを捕まえるのは簡単、お手軽なんなんでヤンしゅな! あっしはいつの間にかヒロイン的立場になってったんでやんしゅう。いヤーン!(※あくまで本人のキモい妄想です。)



「それに……この野良犬は他にも使い道があると思っている。」


「使い道? 人質なんだから、監禁しとくだけじゃないの?」


「それなりにコイツは機材の開発に役立つと思う。ある程度の物作り精神を持っているのは間違いない。お前もコイツの持ち物は見ただろう?」


「う、うーん? あ、アレの事? ま、まあね? 使えない、こともないか……。」



 いヤーン! あっしの私物をのぞき見られた可能性があるでヤンしゅ! あれとか、あんなのとか、コーンなもの、〇〇〇なモノとか! それが原因でここから激しい拷問・可愛がりルートに移行すると思ってたら、まさかの抜擢? あっしを使ってナニをどうしようとお企みなんでしゅかね?

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