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勇者の数字  作者: 竹津りょう
第1章 ザック・ウィンターの憂鬱
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作品用語解説 変身魔法

●変身魔法について


 変身魔法とは、変身魔法一つを生涯学ぶ人もいるほどに、極めようと思えば限界のない魔法とされている。非魔法使いが想像するような、呪文を唱えれば、一瞬でなりたい姿になれるような単純なものではない。

 魔法発動のコツとしては、まず変身後の姿を頭で明瞭にイメージしてから、詠唱。その後変身させたい対象を魔力の袋で覆い、イメージに従って、その袋ごと形を変貌させる。

 変身魔法をかける対象(物体、自分、他人など)や、変身の度合い(体の一部分のみ変えるか、まるきり違う生き物に変えるかなど)によって難易度は変わる。

 また、生き物に変身する場合は、生物の構造や骨格を理解しなければ、正確な変身ができないため、幅広い知識を求められる。ただし、そこまでの精度は要求されないことが多い。

 なお、変身魔法を使っている時は、身に纏う衣服や杖も一体化している。そのため己に対して変身魔法を使っているとき、別の魔法も同時に発動させるのは最高レベルの難易度とされている。杖が自分の身体のどこにあるか、魔力の流れはどうなっているかを完全に理解する必要があるからだ。

 変身しながら、別の魔法を使える魔法使いは、学園内の教師を含めても数人しかいないだろう。


●変身魔法の詠唱によく使われる魔法言語


自分(イェ)

自分以外の何か(ミア)(人も含む)

変身(リグル)



■■■■■


メインキャラクターの変身魔法習熟度(E~SSS)


●ザック・ウィンター

 魔法の発動速度C

 正確さD


 自分にかける変身魔法が苦手。

 物体にかける変身魔法(例:コップを皿にするとか)は時間はかかるが、それなりに成功率は高い。

 実は内部構造についての理解度、再現度は学年でトップレベルに高いが、それが評価されるタイミングはほぼない。



●ゼノ・ウィンター

 魔法の発動速度S

 正確さA


 魔法の速度や見てくれの正確さは学年でもトップクラス。

 内部構造を完全に理解しているわけではないので、内側については甘い部分が多い。たとえば、変身した状態でなにかを食べたり、便をしたり、などはできないだろう。



●シェリル・オルコット

 魔法の発動速度S

 正確さSSS


 名門魔法使いの家紋は専門魔法領域を表している。そして、オルコット家の専門魔法領域は変身魔法であり、変幻自在を象徴する水を家紋としている。それだけに彼女の使う変身魔法は超一流だ。

 シェリルは全ての魔法に対して優秀な成績を収めるが、変身魔法については他の追随すら許さない。彼女以上の使い手は、この学園には存在しないだろう。



●ヴィンセント・マクドゥーガル

 魔法の発動速度B

 正確さB


 変身魔法の出来は、中の上。

 よっぽど難易度の高いものでなければ、そつなくこなせる。




こんな感じのミニ解説を不定期に上げる予定です。

本編に影響がないちょっとした読み物になりますので、お好きなタイミングでどうぞ。

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