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720時間の弾丸  作者: 一条一
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イスラム系の男

二日後、男はトルコのイスタンブールにいた。小高い丘の上にあるホテルの屋上にあるバーで、40代のイスラム系の男と話している。お互い感情を顔に出さないで会話をすすめており、5分程話してから男が手のひら大の小包と一万ドルの入った封筒をテーブルに置いた。それをイスラム系の男は顔の表情こそ変えないが、見ぶりは「よかったら持って行かないか?」といった感じで小包を手に乗せていた。男は丁寧に申し出を断り、二言ほど語りかけ席を立った。

イスラム系の男は武器や特殊な装備品の調達者だった。受け取った小包はバレットに用意した劣化ウラン弾の残り三発だった。五発の弾を造ったこの男は、イラク出身で今もイラクとトルコを行ったり来たりしてる。なんと男は湾岸戦争当時のアメリカ軍の置き土産である、戦車砲の弾頭に使われていた劣化ウラン弾をカットして、バレットの口径に合わせ銃弾を作っていた。

イスラム系の男は、ホテルを出るとボスポラス海峡を渡る船着場で、名物の「サバサンド」を食べると渡し船に乗った。その際に劣化ウラン弾が一発ずつボスポラス海峡に沈んでいった。


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