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720時間の弾丸  作者: 一条一
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仕事場選定

仕事場へ

男は今、先の通り中東の砂漠にいる。今回の仕事を受けた時、男の頭にはすぐに狙撃ポイントのイメージが湧いていた。そして、一週間後にはその位置に居た。いや、正確にはその位置から200mほど離れた所にいた。最初に狙撃ポイントとして選んだ場所は、「絶好の狙撃ポイント」だった。では何故「絶好の狙撃ポイント」から200mも離れた所に男は居るのか?それは、「絶好」すぎるからであり、例え標的を撃ち抜いても取り巻きに反撃された時、簡単に場所を特定されない為にあえて第二、第三候補の場所を選ぶのだ。当然それ以外にも退路が確保出来なければ、場所は更に変わるだろう。やはり、男も石橋を叩いて渡るのが常であった。

男はそんな狙撃ポイントを「仕事場」と呼び、「仕事場」が決まってもまだまだ準備がたくさん待っていた。地形による風や気候のチェックや、撤収時の退路、交通手段の確保。最低限の飲食の持ち込みets…なかでも、男は単独で仕事をする為、スポッターの仕事も同時にこなさなければならない。これは重要だ。特に念入りに事前準備が行われる。今回の標的は、車両で移動中である。しかも、

車両は防弾仕様のガラスであることがリサーチで分かっている。男が用意した銃はバレットだった。しかも弾頭には劣化ウラン弾を五発用意していた。最初に選んだ場所から、200m後方に下がった為に、最終的に1050mとなっていたが、男にとってバレットを必要とする距離ではなかった。ただやはり貫通力に余裕がほしかったのだろう。

話を戻すが男は「仕事場」に好みがあった。今回の場所は比較的好きな環境なのだ。中東は乾燥して多少 砂ボコリっぽいが、昼間は暖かく夜は静かで、何より標高のおかげで空気が薄く弾が良く飛ぶ…熱帯雨林や極寒地にはウンザリしていた。

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