第66話 舞台劇 裸の城 前半
裸の城
開幕の音楽♪
ゴウケツ : おーいプリント さっさと酒場はいろうぜ
チクジョウ : しっかし あの城 しょっぱいな〜
コウショウ : あの様な城では攻められたらひとたまりもないですね〜
トツゲキ : そやな でも山頂にあるんは悪くない
ボウエイ : そうですね 立地は悪くない
プリント : 裸 の 城 だな
黒子 椅子 机 用意
全員 音をたてて椅子に座る
オバチャン : らっしゃ〜い 麦酒 ワイン
チクジョウ : とりあえず麦大ジョッキ
コウショウ : とりあえず麦中
トツゲキ : 飯 おすすめで あと麦大
オバチャン : あいよ! チャーハン大盛り一つ
ボウエイ : あ 同じの チャーハン大盛りで
プリント : ワインで
効果音 ガラガラガラ 扉の音
コロッコ 入店
オバチャン : あ、若様! らっしゃ〜い
コロッコ : 麦酒大
オバチャン全員の飲み物配り
オバチャン : チャーハン作るから待っとって〜
コロッコ ジョッキをあおる
コロッコ 大きく音をたて机にジョッキを置く
“ガン”
オバチャン : チャーハンおまち! 若様、おかわり用意しますね〜
トツゲキ : ちょっと いい 男じゃね
コウショウ : ナルシストぽいです
ゴウケツ: 軟弱っぽいのにWILDじゃね だが それが いい!
ボウエイ : プリントはどう
プリント : 金持ちのボンボンだろ
オバチャン コロッコにお代わりをだす
トツゲキ : なあなあ 兄ちゃん 一緒に飲もうや
コロッコ : 放っといてくれ
コロッコ ジョッキをあおる
ゴウケツ : お〜荒れてんな〜
コウショウ : お酒は楽しく飲むものですよ
コロッコ : 今はそんな気分じゃないんだ
ボウエイ プリントのワイン容器をひったくりコロッコに近づく
ボウエイ : まあまあ お近づきの印に一杯どうぞ
勧められるままにワインを飲むコロッコ
ゴウケツ : いける口ジャン オバチャン、ワイン追加〜
トツゲキ : 今夜はガンガン飲むぞ〜 色男お前も付き合え
コロッコ ボウエイに勧められるままワインをあおる
コウショウ : 荒れているのはなぜ お酒の席です 何でも話せば よろしいじゃないですか ききますよ
コロッコ : 宣戦布告された ロレ国は 民は 殺されてしまう 民を皆殺しにして 戦利品として僕を囲うんだと
トツゲキ : うわ えげつな そりゃ荒れるわ
ゴウケツ : まあ 飲め 飲め
ボウエイ : あれ あれあれ もしかして 王子様
コロッコ : ロレ国王太子をさせてもらってます
母は老いた為 自分に全て任されているんです
コウショウ : 自分が婿にいくで講話は
コロッコ : あいつ 言うんです 僕の悲しむ顔が好きだと
トツゲキ : ドSすぎる
コウショウ : お前もなあ
ゴウケツ : まあ 飲め 飲め
ボウエイ : あーあの駄目っぽいお城の王子様ですか
チクジョウ : あれだ あれ まずは城の守りを固めてだな トンカン トンカンと
ボウエイ : 次にですね 矢と石を敵に投げます
ビシバシと
トツゲキ : そして 夜明け前の敵の気が緩んだところで 全員トツゲキいいいい ドドドっと
ゴウケツ : ハハハハ 我こそはゴウケツ 勝負しろで 敵の大将サクっと 首をスパっと
コウショウ : そこで私の出番ですね 女王様 今どんなお気持ちですか え 悔しい 悔しい ええそうでしょう おーッ ホッホッホッ 今なら停戦してやらなくも ない と
コロッコ : あんた達 いい人だな 僕なんかの話しきいてくれて
突然 机に突っ伏す 三人
トツゲキ : グ〜 ゴゴゴ〜 スヤスヤ
ゴウケツ : グウグウ スヤスヤ〜
チクジョウ : グウグウグウ スヤスヤスヤ〜
ボウエイ : あー 三人とも飲み過ぎ 寝ちゃったよ
オバチャン : もう 看板 だよー
コウショウ : あら 困りましたわ まだ 飲みたりませんのに
コロッコ : あ よかったら うちの城で飲むかい
そのまま泊まればいい
黒子 椅子 机 回収 荷車用意
コロッコ : オバチャン 荷車借りてくね
オバチャン : あいよー
コウショウ ボウエイ 寝る三人を荷車に載せ 舞台袖へ プリント コロッコのみ残る
プリント : お前 名は
コロッコ : コロッコ ロレ国王太子 コロッコ
プリント : コロッコ 国を救いたいか 民を助けたいか
コロッコ : そりゃ助けたいよ 民を一人も死なせたく無いよ だけど だけど 僕は 無知で 無力で 何もできなくて
膝をつき 声をあげて泣き出す コロッコ
プリント近づきコロッコを抱擁する
プリント : 今は 泣けばよい 今わな コロッコ 無力でもよい 無知でもよい しかし しかしだ
お前は民を死なせたく無いと言った コロッコ 顔を上げよ 前をみよ しっかりと見よ 見えるか私が
コロッコ : うん 見えるよ
プリント : 王太子コロッコよ 今 この場で誓おう 私と私の仲間が お前の国を民を 救うと
我は エーアール・プリント 博愛と専守を旨とする エーアールの名を冠する者 我を信じよ 我を頼れ 我が 我の仲間が お前達を救うと約束しよう
幕が降りる 間奏曲
場面転換
幕が上がる
コロッコ 一人 布団で寝る
布団から上半身を起こす
コロッコ : ふぁー 頭いたい 飲みすぎた
舞台袖 大声で 話す
そっちからこっち迄 穴ほってー
柵作るよー
弓は こう こうやって 射つんだ
オラオラオラ オラー 弱兵ども 槍かまえー
突撃いいいいいいいいいいい
偽の降伏の使者をだし 条件交渉で引き延ばして時間を稼いでください
足音をたて プリント 舞台袖から舞台中央へ
プリント : 起きたか コロッコ
コロッコ : おはよう 外でなにしてるの
プリント : 城の防御を固め 兵の訓練 民は手伝いだ
コロッコ : え
大声でとても驚くコロッコ
プリント : コロッコ お前 邪魔だから大人しくしていろ 酒でも飲んでろ いいか皆の邪魔だけはするな
コロッコ : う うん ありがとう プリント
プリント : エーアールは弱き者を守る 私はエーアール・プリントなのだから
コロッコ : プリントは優しいね 素敵だな
プリント : バッ バッカじゃない べ 別にあんたの為にやってる訳じゃないんだからね ろ ロレ国の た 民の為なんだからね
コロッコ : プリント 本当に ありがとう
プリント : えーーーい そんな顔で私をみるな
舞台袖から仲間入場 足音をたてる
トツゲキ : あー今日も終わった 飲もうぜ
ゴウケツ : 飲もう 飲もう
チクジョウ : 酒 酒 宴会だ
ボウエイ : コロッコ 腹減りました 何か食わせてください
コウショウ : ワインがいいです プリントもワインですよね
コロッコ : すぐ持ってくるねー
コロッコ舞台袖へ
プリント : 皆 いけそうか
コウショウ : 時間稼ぎの 偽の使者は成功 このまま ずるずると継続させます
チクジョウ : 時間さえあれば 問題無い
ボウエイ : もうすぐ民の全てが城内に避難が終わるよ
ゴウケツ : いつも通り いつものごとく
プリント : 皆 頼りにしている
コロッコ 荷を抱え舞台へ
コロッコ : おまたせー お酒 つまみ ご飯です
トツゲキ : あれー コロッコ 上機嫌じゃねーか
コウショウ : 人事を尽くして天命を待つ ですね
心の雲が晴れたのでしょう
ボウエイ : お肉ううう 頂きいいいい
チクジョウ : 今日はワインな気分
ゴウケツ : コロッコに酌してもらいたいなー
コロッコ : 喜んで 本当に嬉しいなー 話し聴いてくれただけでも嬉しいのに こんなにしてもらって あ プリントさん お酌します
プリント : あ ああ
コウショウ : プリント 柄にもなく 照れてますね
プリント : そ そんな 訳 ないだろ
トツゲキ :照れてない 照れてないですよ プリントを照れさせたら 大したもんです コロッコ
いつでも 押し倒せるぞ バッチ いけー
ゴウケツ : いつも女ばかりで むさ苦しいからな
コロッコに酌されて はしゃぐのも理解るぞ
なあ プリント
プリント : なぜ私にふる 戦場で生涯を終える私には 男など不要
ボウエイ : えーたまにはいいんじゃないコロッコてさー 民に慕われてるんだよ お城がしょぼくて小さいのも 民が貧しいからって 労役は無ししょっちゅう租税は無しって 言っちゃうんだと
トツゲキ : あーそういや ばっちゃんが来てさー
若様は わしが守る槍をかせい ていいだして
参ったぜ
コロッコ プリント除き 全員 大笑い
チクジョウ : あー私のとこも来たわー 子供だけど 若様のお嫁さんになるていいだして 穴掘り手伝いにきた
コウショウ : だから お城の中も 何も無いんですね
プリント : ふーん だが この敷物だけは上物だぞ
コロッコ : あーそれは 代々 お客様のもてなしには 一点だけは 一点だけでも 見栄を張って良い物でお迎えせよと 家訓なんです その敷物一つ以外はなんも無いんですけどね
プリント : なるほどな
ゴウケツ : いい話しじゃねーか 全部 全部よう
グス グスグス グスン オロロン
コロッコ 民とお前の心意気 惚れたぜ
敵将の首は必ず獲る
トツゲキ : あーゴウケツの泣き上戸がでたよ
ゴウケツ : お前等ー飲んでるかー
五人の仲間 次々 酔って寝る
プリント コロッコのみとなる




