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うちの猫、めっちゃ強いんですけど~愛猫たちと異世界満喫生活~  作者: 実川えむ
異世界に飛ばされる

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第15話 新しい私の姿と三人(?)の能力

 姿見で自分の姿を見て、少しだけニマニマしている私。

 現在の私は14歳相当のはずで、その頃の身長は160センチくらいだった。まさに、今の私は、そのくらいの背の高さ。おかげで着ていた服が少しダボッとした感じになっている。

 私の身長がすくすくと伸び出したのは高校に入ってから。クラスの女子で一番背が高かった子は180近くあったバレー部の子で、私は二番目に背が高かった。運動神経のない私は帰宅部だったから、背の高さなんて関係なかったけど。


 ――でも、これじゃ服は全部だぼっとした感じになっちゃうかな。


 ズボンは全部、裾をまくりあげるとかしないと、引きずるかもしれない。実際、目の前の私のズボンは裾のほうがたるんでいる。

 そして39歳の身体の時にはあった贅肉が消えた。

 スレンダーだとよく言われてはいたけれど、見えないところに贅肉があっただけ。特に下っ腹。それなのに、今の私はペタンコなのだ。

 これがニマニマしないでいられるだろうか。


「雅~」

「まだ~?」

『いいかげんにしろよー』


 マーコとニーコ、それに座敷童のユーコ(命名、私)三人が、畳にでれーっと座りながら私を見上げている。

 三人の上下関係は結局決まってはいないようだ。しいていえば、ユーコ=マーコ>ニーコのようだ。


「はっ、あ、ごめんごめん!」


 私は慌てて三人の前に正座する。


「じゃあ、色々説明するね」


 話し始めたのはマーコ。

 マーコとニーコは、ノナから色んなチートを授かっているらしい。攻撃魔法しかり、防御魔法しかり。魔法だけではなく、爪の攻撃力も高いらしい。

 それ以外にも転移、鑑定、収納等々、日本の神様からのオーダーにノナだけではなく、他の神様も巻き込んで、とんでもないことになっているようだ。

 しかし、今、すべてが使えるわけではない。


「レベルを上げないと使えない魔法もあるし、条件付いている能力もあるの」

「レ、レベル……(完全にゲーム脳じゃん)」

「まぁ、これはそこの森で魔物を狩ったりすれば、ポポポーンとあがると思うけど」

「そうそう、ポポポーンってね」


 5、6歳の子供の袴姿で魔物を狩るマーコとニーコ。想像すると、カッコいいと思う半面、怖くもある。チートな能力を授かっているんだとは思うけど、心配になるのは仕方がないと思う。


「じゃあ、ユーコも」

『……私には、そんな魔法とか魔物を狩るような能力はない』


 ムスッとした顔で答えるユーコ。


『私は、この家を守ること、それと雅の生活をサポートすることに特化している』

「ん~、具体的にいうと?」

『そうだな。家を結界で守ることは当然だが、あとは食料や日用品を補充すること』

「え?」


 今まで張っていた結界は、あと二、三日もすれば消えてしまうそうだ。

 その代わりがユーコの結界。まさか、消えるものだとは思ってなかっただけに、ユーコの能力を聞いてホッとする。

 そして食料品や日用品の補充というのは、元の世界の物に限り、使用した翌日には元の数に戻すことができるらしい。


「え、じゃあ、冷蔵庫の卵とか」

『今は二個だな。今日使い切っても明日には二個に戻ってる』

「あ、じゃあ、トイレットペーパーは」

『まだ開けてない12ロールが納戸にあるだろ』

「あ、うん」

『まぁ、例えば1ロールを使い切ったら、それが補充されると思えばよい』

「な、なるほど……あ、マーコとニーコのごはんとトイレ砂!」

『……補充できるぞ』


 不満そうなユーコだけれど、これは大事。

 新しい物が手に入らないのは、残念ではあるけれど、最低限の生活はできるようだ。


『あとは、庭を畑にすることもできる』

「え」

『野菜類であれば、育てることができるぞ。まぁ、私が知っている野菜に限るがな』

「マジか!」


 フフンッとユーコが自慢げに胸を張った。さすが家に棲みつく座敷童である。

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