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勇者パーティーから追放された異常な【賢者】のイカれた行動と【勇者】の善行  作者: 金銅才狸


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5/22

あ、1章、5チン○パス



 なんか俺がパーティーからの追放を阻止しようとしたり……

 【勇者】が【魔王】に挑むのを遅らせるよう説得してたのに……


 気がついたら、だんだんと話しがそれてきてた。

 俺は今、勇者に……責められつつある。


「ワタシは知ってるよ。キミが他の女の子に……いくつもの国の王女とか有力者の娘にも手をだしてるって事をさ」

「なぜバレた?」


 慎重に隠してたハズなのに。

 【勇者】にバレてた。

 ヤバヤバヤバイ。


「勇者ポイントマイナス1億点。あと君、ぶっ転がすぞ」

「いや……それは……据え膳食わねばと言うか、言い寄られたからと言うか……」

「へぇ〜。言い寄られれば浮気していいんだ? そうなんだ?」

「それは……」

「勇者ポイントマイナス1億点。ソレと砕け散れ!」


 勇者ポイント大幅マイナスを食らってしまった。

 そして勇者の目が怖い。

 そこまで怒らなくても……


 俺のレベル35。

 俺を睨むコイツレベル250〜

 蛇に睨まれたカエル以上の戦力差がある。

 だが……俺は必死に言い返す。


「男は妊娠しないから浮気してもいいんだよ。女は托卵妊娠するから浮気ダメ絶対」

「君の言い訳はそれでいいの? その言い訳が通ると思う?」


 勇者の言葉が怖い。

 流石にこんな言い訳が通る訳が無いか。

 そうだ……


「いや待て。俺達には成長する為に成功体験が必要な訳で」

「……それで?」

「俺は成長する為に人知れず必死に性行体験を積み重ねてたと言うか……ハハハ」

「あんまなめんな! 君の下半身のせいで人類の団結が乱れた。一体全体どうする気さ? このチ○コパスめ!」

「チ!!!」


 チ、○ンコパス?

 チ○コパスってオマエ………。

 変な異名つけるな。

 俺の新しい二つ名になったらどうする。

 ただでさえ『2流賢者』とか『人類の戦犯』とか変な二つ名たくさん持ってるのに。


「君が手を出した有力者の娘達が、君を取り合って各々喧嘩を始めた。戦争に発展するかも知れない」

「な。マ……マジカ」


 初耳だった。

 だから勇者ブチ切れてるのか。

 まさか、そんな事になってたなんて。


「おかげで人類間の関係が悪化してる。魔王軍との戦争中に人類同士でも小競り合い? それも君のせいで? ふざけんな! あんまなめんな!」


 マジカ……下手に権力持った女に手を出しすぎたのが不味かったか?

 あの女達、無茶苦茶すぎる。


 ヤバイヤバイヤバイ。

 それでも必死に言い返す。


「……俺のこの手は、誰かと戦う為の手じゃ無いんだよ。女の子の手を優しく握るための手なんだ」

「切り落とせ、そんなもの!」


 勇者がキレてる。


「酷い〜」

「君の……その手が、女の子達の手を握った結果。人類は更に劣勢になったよ」


 マジカマジカ

 その事実にちょっと震える。


「マジで俺のせいか? それ?」

「トラブルの坩堝るつぼだね君は。君さぁ。実は魔王の手先じゃないのかい?」


 あ、勇者に酷い事を言われた。

 たしかに俺は……人類の足を引っ張ってしまった感はある。

 だが……


「……俺を『召喚』したオマエは、俺が魔王の手先じゃ無いと知ってるくせに……知ってるくせに」

「確かに余所から『勇者』を『召喚』しようとした僕は、間違って『賢者』の君を召喚した」

「そだな」

「でも本当は、間違って『上級悪魔』を召喚したのかも知れないね。君のせいで人類の被害は甚大だ」

「むちゃくちゃな事を言うなぁオマエ」


 『上級悪魔』ってなんだよ。

 酷くね?

 【魔王】は生物が魔王化したものだ。

 一応人間の可能性もある。


 でも……『上級悪魔』って完全に人間じゃないよね

 俺……人間ですらね〜のか?

 勇者に人間扱いされてね〜ぞ。

 酷くね?


「君の行動がむちゃくちゃなんだ!

 君は前に手を出した『権力者の娘』に拉致監禁された事があったよね?」

「ああ。あんときゃヤバかった。マジヤバかった。刺激的な体験だったけれども」

「あの時も。どうして僕らが、馬鹿やらかした君を救出しなきゃならなかったんだい?」

「そりゃ俺等が大切な仲間だからさ」


 仲間って素晴らしい。

 ロープで縛られ、ロウソクとムチで『エス』の俺が『エス』からしばかれた。

 と言う耐え難い拷問から救出してくれた仲間には感謝しかない。


「君さぁ〜。あ〜僕の馬鹿馬鹿。どうして僕は、あの時、君を見捨てなかったんだ?」

「そりゃ愛だろ愛」

「君なんて、あの時見捨てて。今だに監禁されとけば良かったんだ……」

「あのままほっとかれていたら、多分俺は永遠の時を調教されて、すごしてたと思う」


「そうすれば世界は平和だった」


 とかナントカカントカ酷い事を言われた。


「酷い事言うなよ」

「片っ端からヤバイ娘達に手を出して……

 ヤバイ娘同士が国々巻き込んでケンカして

 私が後始末にどれだけ苦労したか

 挙句、国家間の戦争誘発しそうな色恋?

 ハッ! あんまなめんな!

 ふざけんな!


 はぁ〜〜? ど、う、し、て!

 僕が君の修羅場。

 色恋沙汰の後始末しなきゃならないの???

 やらなきゃ戦争おこるから解決したけど!


 ねぇチ○コパス君

 君はある意味勇者だよ! 

 あんなにヤバイ娘達ばっかり口説いて!

 地雷女を尽く踏みまくって

 凄く勇気が無ければできない。

 チ○コパス行動だよ!


 なのに魔王に挑むのは怖い?

 ハァ?

 あんなにもヤバイ娘達には挑んでおいて?

 魔王に挑むのが怖い?


 君のせいで人類の連携ボロっボロだ。

 今にも人類同士で戦争して滅びそうだよ。

 魔王とも戦わなきゃならないのに。

 一体全体どうする気さ!」


 勇者がキレた。

 てか、まるで【勇者】が【悪魔】になったかのように怖い顔で俺を責める。


 俺はいろんな女の子達に手を出すという生贄を捧げる事で、【勇者】の中の【悪魔】を召喚する事に成功したのだ。


 流石は『召喚』のエキスパートの俺!

 人類多しと言えど、勇者から悪魔の側面を『召喚』出来るのは俺くらいのものだろう。

 てか俺【賢者】なのに『召喚』しか使えないって何だろな?


「………」


 何か凄い事を一気に言われて、いろんな責任をなすりつけられた気がする。

 が……正直知らんて。


 女の子口説いて人類滅ぶとか思わんし……

 俺が無言でいると。


「ゴメン。ちょっと、僕ほとばしりすぎたね。冷静になれ。私」


 おぉ〜

 キレた勇者が落ち着いた。

 しかしほとばしる勇者ひさびさに見た。


 流石は【レベル250勇者】

 ほとばしりかたもハンパじゃないぜ。

 俺じゃなきゃ、びびっちゃう所だぞ。


 実は俺もビビってるけど。




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